2万人の「デジタル推進委員」に思う
「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けた基本方針が公開されましたね。「分配無くして、成長なし」と言ってた割には分配が大分トーンダウンしたように思えますがそれは置いておいて、2万人以上のデジタル推進委員を任命して無償でデジタルに不慣れな方のフォローをしてもらおうという話が一部で話題になっているようです。
実情を想像
2万人!無償!に結構反応されている方が多いようなのですが、上記デジタル庁のホームページに、
という話が載っており、さらに、ツイッターでは
と書かれており、、地方の若者が所属する青年経済団体(日本青年会議所など)や、すでにスマホ教室なんかをやっている携帯キャリアにデジタルに不慣れな方のフォローをお願いするのに任命という形をとった。なので一般の応募にはそもそも期待していないというのが実情のようです。
依頼された側のメリット
携帯キャリア
携帯キャリアとしては、いわゆる「社会への取り組み」がデジタル大臣のお墨付きになるってことなんでしょうね。うまくいけば自社の回線を契約してくれるかもしれないですし、動画コンテンツでも見る習慣がついてくれれば、通信量(料)も爆上げなわけで、すでにやっているスマホ教室の対象を、キャリアの契約がない人に広げても大きなマイナスにはならなそうです。
青年経済団体
私は基本的に成人してからは都市部にしか住んでいないので、地方の青年経済団体がどういう課題を持っているのかわからないですが、不慣れな方のためにアナログな処理を残しておかなくてはならなくて、それがDXの障害になっているということがあれば、大臣のお墨付きでスマホ布教がしやすくなることは歓迎されるというのはありそうです。ちょっと調べた限りでは会員の活動はもともとボランティアなので是非は置いておいて、任命するから「あとヨロ」ってのがやりやすそうではあります。
なんかそう考えるとそこまで悪い案でもなさそうな気がしてきたな、「デジタル推進委員」
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