2023年6月に読んだ本まとめ
絶賛、麻雀にはまっておりまして読書の時間はあんまり取れていないです。麻雀はランダム要素が強いことがついつい続けてしまう理由な気もします。そればかりになると了見も狭くなってしまうので、節度を持って楽しみたいものですね。
あまり時間がかけられなかった関係から、人文書(事実が書いてあるけど実生活ですぐに役立つことはないと定義)が読めてないです。7月はそういった関係の本も読んでいきたいと思います。
文芸書
平野 啓一郎著『ある男』
これは染みるやつなんやろうなぁと思う。
囲碁で目一杯、自陣にしようと欲張ると結局穴だらけになって自陣にできなかったりするので、取り過ぎないぐらいが良いバランスだったりするわけです。
伊坂 幸太郎著『砂漠』
麻雀を始めたので久々に読み返してみましたが、思った以上に麻雀の話が確り書かれていてニヤリとする箇所が多かったです。
卒業式後の莞爾の台詞がすべてですな。大学生だったら是非とも仲間でいたくなるような奴らが出てくる小説です。
麻布競馬場著『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』
不健全な本だなぁと思いながらも、東京に住んでいると何となくわかる内容が多く、結構言いたいことが出てきたので3回にわたって感想を書いてみました。色々言いたいことが出てくるってのもいい本の一つの形なんじゃないかと思います。
人文書
🍐
実用書
多井 隆晴著『初心者からぐんぐん強くなる麻雀何切る』
回答ページには必ず多井さんの素敵な写真が載っているので、ファンには嬉しい本だと思います。また、それぞれの問題ごとに初心者が注意すべきTipsが書かれているのも良いなと思いました。受け入れ枚数については他の初心者向けの本と大きく変わらない内容ですが、リーチや鳴きの判断は今まで読んだ本には触れられていなかったので目新しく感じました。判断基準に点数が絡んでくるので読むためには麻雀入門後、いくらか実践をプレイして良く出る役は何翻なのか把握している程度の知識は必要そうです。
千羽黒乃著『麻雀1年目の教科書』
入門の後の初心者に向けた本
ただルールが何となくわかったという段階では読み切るのは辛く、5月頭に読んだ時には途中で投げてしまいましたが、そのほかの本やら動画やらで1カ月補強していたので、今回はすんなり読み切ることが出来ました。
この本は基本的に、解説と問題がセットになっているので、理解できているのかの確認がその場で出来るのが良い点だと感じました。
くっつき聴牌、方スジ・中スジ、壁などの初心者向けの本よりも半歩ほど進んだ話が書かれていたのも印象的です。また、おそらく来るであろう長期的な不調に対応する、「心構え編」が付いていたのも個人的には好感触でした。
絵合わせのセンスがあればこの本だけでも初心者から中級者になることが出来るのではないかと思います。
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