飼い犬が脱走・迷子犬を保護した話集
完全にこちらの不注意ばかりなのであまり大きな声で言えないが、記録として残しておこうと思う。
抜けているのもあると思うが、覚えている範囲で古い順から記載していく。
エピソード1「首輪が抜けた」
トイプードル♀1歳前の子犬の頃。
散歩中に首輪タイプのリードを使っていた。
別に後ろに身を引いたとかでも無く、普通に歩いていて、下を向いた拍子か何かにスポンと抜けた。
血の気が引いて、すぐに地面に倒れ込む勢いで抱きつく形で捕まえた。
本人は気付いていなかったのか「急に何してんの?」くらいの顔してた。
すぐ隣が道路だったので飛び出していたら車に轢かれていたかもしれないが、大人しい性格の子だったので助かった。
それ以降、首輪タイプの時は指2本入る程度に調節、ハーネスタイプの時は必ず金具まで留めて後ろに踏ん張ったらリードは無理に引っ張らないを徹底している。
エピソード2「庭から脱走」
トイプードル♂1歳くらい。
マンションに住んでおり庭で遊ばせていたら、フェンスの下をくぐってお隣さんの庭へ侵入。
戻ってくるようにおやつを用意し名前を呼ぶ等試みるも尻尾をフリフリ、「追いかけてみろよ」と楽しそうな様子。
呼べば呼ぶほど遠くへ行こうとする。
お隣さんの庭で💩した後、そのままお隣さん側のフェンスまでくぐり抜けてしまい、そのまた先にはマンションの裏口の扉。そこを出るともう外に繋がっている。
その扉を見ると下に隙間があり、絶対くぐり抜けてしまうと思い、急いで裏口まで向かうとやはりその扉の下をくぐってはいたが、外の匂いを嗅いで満喫している最中だった為そこで捕獲出来た。
以降、フェンスの下をレンガ等で塞ぎ、又塞がっているか確認してから庭に出すのを徹底した。
エピソード3「車から脱走」
エピソード2と同じ犬。
トイプードル♂2歳か3歳くらい。
車に乗せると座席の下に潜り込む癖があった。
そこで、母が運転し、道路の縁石沿いに車を停めドアを開けた際、そこからピョンッと飛び降りてしまった。幸いそこで母が捕まえられた為、大事には至らなかった。
以降、車に乗っている際もリードは着けたままにする(もし脱走しても捕まえやすくなる為)ことと、犬用のシートベルトを着用するようにした。
エピソード4「多頭散歩中にリードを放す」
トイプードル♂5歳くらい。
3頭リードを持ち歩いている際、それぞれ自由に歩きすぎてリードがこんがらがり、持ち替えている際に♂犬のリードを放してしまった(他の犬でも放してしまったことはあるが、逃走しようとするのは♂犬のみ)。
身軽になったことに気付き、道路の方へ走っていこうとしたところをリードを足で踏んで止めた。
元々脱走癖があるとわかっていた為、対応出来た。
以降、多頭での散歩の際は自由に歩かせず、それぞれ真っ直ぐ歩かせるようにしている。
エピソード5「迷子の柴犬を保護」
あまり車の通らない道路をのんびりと歩いている柴犬を発見。近付いてみても大人しく、老犬のような落ち着いた様子。
首輪をしており、触ってみても大人しくじっとしていた為、恐らく躾もしっかりされた飼い犬だった。
トイプーに付けていたリードを柴犬に付け替えてみても、「……。」と無反応。
そのままリードを引いてみると大人しくついてきたので、一旦周囲で探している様子の人は居ないか歩き回ってみるも収穫無し。そのまま交番へ。
警察に引き渡すと、ひとまず警察署で保護してくれるそうで、ドッグフードの用意もあるとのこと。後日無事飼い主の元へ引き渡されたそう。
エピソード6「リードを放す」
トイプードル♀9歳。
逃走防止用に外玄関に取り付けた門の前に、身内が自転車で塞ぐようにして駐輪していた。
門を開け閉めしている際に、その自転車の下を潜ってしまい、リードを手放してしまった。
自分は自転車に塞がれすぐに追いかけられず、犬のみが道路の方へと向かってしまった。
そこへちょうど通りかかったおじいさんが目の前で手を広げて止めてくれ、犬が戸惑っている間に捕獲出来た。
以降、自転車の停め方を共有、門の前では一度待たせ人間が先に出ることを徹底するようにした。
エピソード7「前歯折れ事件」
ラブラドール♂2歳。
弟・姪・甥が泊まりに来ており散歩に母が同行。リードを母が持っていたところ、引っ張り癖がある犬だった為、母が転倒。リードを放す。
弟がすぐに捕まえ犬に大事は至らなかったが、母の上前歯は折れた。
以降、ドッグトレーニングをお願いすることになった。
エピソード8「大型犬ヒャッホウ事件」
ラブラドール♂3歳。
弟宅で飼われていたが子どもたちが産まれ、ほとんど散歩に行けていなかった為、うちで預かることになった。
とにかく誰でも散歩に行けるようにしたい、とトレーニングを始めたばかりの時期だった。
3回目くらいのトレーニングで、トレーナーさんからリードの持ち方は手にぐるぐる巻きにしないと教わりそのようにしていたところ、大型犬が芝生の公園を見て遊ぶ場所だと興奮し引っ張った際にリードが手から抜け、手放してしまった。
大興奮で走り回るも「追いかけてみろよ〜!」と挑発して遊ぶのを楽しみ、一応人間の側には居てくれている状態ではあったが素早くて捕まえられず、おやつ作戦も虚しく、追い込めるような場所もなく途方に暮れていた。
とにかく散歩に来た他の犬が怪我をしないよう、私が大型犬の監視、母が他の飼い主への説明・遠ざける対応に徹した(噛みついたりはしないが力が強いので戯れると怪我をする可能性があった為)。
トレーナーさんを呼ぶか、弟を呼ぶか検討するがそれでも1時間以上かかる為、もしこちらで捕まえられないようなら二人を呼ぶ、もしくは最終的に警察を頼るかと考えあぐねている間に、大型犬が疲れてきた様子で伏せていた。
「捕まえる気は無いよ」という感じで座ってみると犬もすぐ側に座り込み、その隙に母が一度捕獲したが力負けし、また逃走。
一度失敗してしまった上、周りは道路の為、今度こそ駄目かもしれないと諦めかけるも、また側に来た時に捕獲成功。
以降、リードは手に巻きつけるようにしトレーナーさんにこの時のことを相談、トレーニング内容に「指示を聞いてから動く」ことも組み込むようにした。
最近では、ダブルリード(リードを2本使用すること)にし、手に巻きつけなくても良いように指示用と、安全の為の保険用とで使い分けるようにしている。
エピソード9「門が開いていた」
ラブラドール♂3歳。
朝は庭で排泄を済ませており、弟・姪・甥も同居し始め、家族の誰かしらが庭に出すようにしていた。
リードの着用は特にしないが、その分、必ず門が閉まっているか確認してから外に出すように共有していた(風で鍵が勝手に開いてしまうことや、門の閉め忘れがある為)。
その日、母が排泄の為庭に出すも、まず門の確認を怠ってしまった。そしてその直前に、弟が車に物を置きに行く為一瞬だからと門を閉めずに外へ出たことが重なり、そのまま外へ飛び出してしまった。
幸い、母の叫び声を聞きつけ戻ってきた弟が捕獲した為、大事には至らなかった。
以降、門の確認を充分に行うことを再度徹底、少し外へ出るのにも門はしっかり閉めることとを改めて共有した。
それから、強風で開いてしまうことによる飛び出し防止で一度止まってもらえるようにネットで二重にした(こちらはまだ試験段階)。
以上。
もうこれ以上更新されることは無いと祈るばかりではあるが、何かしらは起きそうなので、その際には追記していこうと思う。
(2024年5月15日追記)
…と、書いた翌日。
エピソード10「リードを放した」
ラブラドール♂3歳。
広い芝生の公園でロングリードの状態で走って遊んだ後、帰る為に座って待たせ、リードを付けか変えようとしていたところ、突然立ち上がった拍子にリードが手から放れてしまった。
本人(犬)もそれに気付き、リードを口でたぐって持とうと咥えた(逃げる際に自分の足に絡まるとわかっている為)瞬間に急いでリードを掴んだ為、大事には至らなかった。
逃げるまでの動作の流れや癖を把握していたことと、ロングリードで長さがあり掴みやすかったこと、とにかく自分が怪我をしてでも絶対捕まえると思い動く覚悟が出来ていたことで、捕獲出来た。
対して、ロングリードは元々ダブルリード用の太いものをそのまま流用していた為に、女性の手のサイズでは掴みにくかったことも挙げられるので、遊び用のロングリードの再検討とリードの扱い方が苦手なのでトレーニングにて教えてもらうようにしていく。
(2024年07月07日追記)
エピソード11「他の犬に向かって走っていった」
ラブラドール♂3歳。
ロングリードで水遊びをしている最中に知り合いのわんちゃんが向かってくるのが見え、リードを持っていた母の指示出しが遅れ、又そばに居た私も指示出しをしなかったこともあり10mのリードが伸びきった状態で走り出し、母が引きづられ顔面強打した。そしてその時にリードを離してしまった。
ロングリードの扱いに慣れていなかったことと、母が大型犬の様子を見ながら指示出しをすることが苦手な特性なのだろうと思うので、今後母はリードを持たないように対応していく。
尚、「可哀想だから」と少しでも思い対応するとその隙をついてくる性格の犬である為、徹底的にトレーニングと指示に注力していく必要があると考えている。
ちなみにロングリードが上手く木に巻き付いてくれた為に保護出来た。逃走時の指示出しは現在のところ通らず、逃げることを楽しんでいる様子だった。
エピソード12「道路に飛び出した」
エピソード11の知り合いのわんちゃんがノーリードであったことと、バイクの音に反応して走り出してしまう習性があったこと、それからうちの犬のテンションに触発されてしまったことが重なり道路に飛び出してしまった。
青信号に変わった瞬間ではあったが、幸い周囲の車は止まっていてくれ、バイクの運転手の方も手招きし気を引いてくださったこと、青信号で進まなくてもクラクションを鳴らす車が居なかったことで無事保護出来た。
ノーリード含め飼い主の責任ではあるが、うちの犬のテンションが高く影響されてしまったことも事実であるので、とにかくトレーニングをこれまで以上に厳しく進めていく必要があると考える。