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日記を1年続けてみて

こんばんは。

2024年、6月30日。この日をもってここnoteでの日記を365日分更新しきりました~✌️


基本的にその日あったことを書いて、自分で振り返りやすくするような日記を書いてきた。人に読んでもらう、と言うよりかは自分のための日記。

楽しかったあの日も、悲しかったあの日も、海外に行ったあの日のことも、恋をしていたあの日も、フラれたあの日のことでさえ、振り返れてしまう!



キリもいいし、始めた経緯とかメリットデメリットとかを残そうかなと思う。普段はその日のことをラフにまとめているけどたまには読んでもらうためのしっかりめの文章も書かないとね……。


始めた経緯


経緯とは言うものの、明確に何かがあった訳ではなくて。元々文章を読むが好きで、その日のことをツイートしたり人に話したりして言語化することも好きだった流れで意外とヌルッと始めた。

強いて言うなら去年の4月に恋人と別れて、話を聞いてもらえる人が居なくなり、思考や感情の捌け口が無くなったってくらい。


あとnoteは日記始める以前に、なにか大きな出来事があった時に書き留めて、公開せずに下書きで保存したりはしていた(今もある)。他人の記事は全く読んでなかったかな。

初日の7/1も、「今日から7月か〜キリいいしなにか始めたいな…。日記……、noteならスマホで書けるし1日1単語でもいいから書いてみるか……。」位のノリで始めて、「毎日その日のことや感じたこと、考えたことを書く」「最悪1文字とかでもいいから更新する」くらいの激ゆるルールでスタートしたらいつのまにか無理なく1年続いていた。

初日の書き出し。ノリが軽くて良いね。


⭕️1.自分の調子を客観視できた


その日のことを日記に書くことで、身体的、精神的な調子を把握出来ていた気がする。それまでは何とも思って無かったことに対しても、日記に書く事で気づけた感情とか意識、思考や不調があった。

具体的には、自分が思ってたよりこの人の事考えて過ごしてたな…とか、今日は帰ってゲームすることしか頭になかったな……とか、日記でめちゃくちゃキレてると思ったら今生理前じゃん!って気付いたりとか。その日を振り返りながら書くから、自然と何を考えて何を感じていたのかを思い出すタイミングになっていた。それと、心身の不調を自覚してから対処するまでのスピードが上がった気がする。体調悪くなりそうなのを察知したり、気分が沈んでるから無理に頑張ろうとしない方向性にチェンジしたり。

あとは書いた文量でその日の余裕があるかないかを割と測ることが出来ていたと思う。気持ちと時間に余裕があって書きたいことがあれば2000~3000字書く日もザラだったし、逆に疲れきってる時とか頭回らない日とかは一言だけとか画像だけの日もあった。


365日書いたけど「今日本当に何も書くこと無かったな」みたいな日は無かった。むしろ日付がリセットされる0時までに更新したいから書きたいこと沢山あるのに泣く泣く削ったりとか、更新してから書きたかったこと思い出すのはかなりあった。これは「本当に何も起きなかった日なんて無い」って事だし、今まで休みの日とかは無駄にしてしまっている感覚が高かったから日記を書くことで無理にでもその日の価値を見いだせていた(し案外価値ある)と思う。





⭕️2.友達ができた


書き始めて数ヶ月は、完全に自分で見返す用として書いていたからnote内での人との交流は積極的にはしてなかったのだけれど、途中から同じように日記を綴っている人をフォローしたり、フォローされたりして、お互いの日記や記事を読み合う関係の人がちらほら出来た。一方的かもしれないけど私はその人たちの事を友達だと思っています。また、スキとかコメントをしてくれる人が居るのも日記続ける動力になっていた。

数ヶ月後、noteと他のSNSを繋げている人が多かったから専用のTwitterアカウントを用意して紐付け、TwitterでもFFをフォローしたりされたりしてからはもっと交流が増えた。2024年に入ってからは「ちゃんと感想や気持ちを伝える年にしよう」と決めたのもあってDMやリプライを割としている気がする。別によく通話したり現実で会ったりしている訳では無いけど、心の拠り所というか、「反応してくれる誰か」「身の内を垂れ流した文章を読んでくれている誰か」が居ることはかなり安心感というか余裕に繋がっている。

「日記を読みあう関係」というのは私にとって近すぎず遠すぎず、かなり居心地のいい距離感だった。心と時間に余裕があるときに他人の日記を読めて、心と時間に余裕がある人がフラっと私の日記を読んでくれる。お互いの顔も名前も仕事も住んでるところも知らないけど、独特の絆というか、信頼関係が構築されるような感覚があった。

私が一方的に思ってるだけかもしれないけど!でも会うでもなく通話するでもチャットでやり取りするでもなく、「お互いの日記を読み合う」事でしか構築できない不思議な関係だと思う。



⭕️3.新しいことを始めやすい


私は友達が少ないのだけれど、なにか新しいことを始めた時に聞いてくれる友達がいなくても「まあ日記に書けるし。」と思えば割となんでも挑戦できた。その感想とか経験を日記にかけるから、という動機はかなりモチベーションというか行動の動力になる。あとそれが目的になっちゃダメだけど読んでくれる人や反応してくれる人が居るとよりモチベーションに繋がった。


それに他の人の日記や記事、ツイートも最近見た映画とか読んだ本、見たアニメ、出かけた先での経験を書いてくれてる人が多くて、いいコンテンツを沢山知れたのも大きい。体感では日記書く人は文化的な人が多い。




⭕️4.文章を読むことに慣れた


元々国語や現代文が好きなタイプではあるけど、noteや日記を始めてから長い文章を無理なく読めるようになってきている気がする。前よりも小説や本を読むようになったし、読みたいって気持ちも強くなっている。

自身も数千字書くことはザラだし、他の人も平気で1000字は超えてくる。毎日全てを読んでる訳では無いけど、文章を読む習慣、文字に触れる習慣は確実についたと思うし、好きな文体の日記を書いている人や、仲良い人の日記、購読している有料noteの更新や読むのを楽しみにもできた。

日記を書いている数人からも同じようなことを聞いたけど、数千字って案外書ける。その日あったことを書いて、今日感じたことを書いて、考えたことを書いて、話したことを書いて、いつも聞いている音楽を載せて、いつも見ているYouTubeチャンネルを載せて、今見てるドラマを紹介して、買ったものをレビューしてみたり、大好きな漫画をプレゼンしたりする。書いてみると意外と文字数がかさんでたりする。


あと、派生して「文章にする楽しさ」も体感できた。言葉にしたり、写真に撮ったり、人に話したり、音楽にしたり、絵にしたり、表現方法は色々あると思うけど「文章ならでは」の良さや楽しさにもあるのだと知れた。これは自分で自分の過去の日記を読んでも面白く感じたり、全然覚えてないこと書いてたり、人の日記を読んでるとその人の書き方や思考のクセを感じ取れたりしたから。同じ事が小説や記事とかSNSでも起こるんだろうけど、人によれば文量が多く、無料でできる且つ一般の人のを見れるのはここならではじゃないかしら。

それに写真や他のSNS(Instagramや、Twitter)でも記録はつけれるかもしれないけど、見返しやすさだとnoteがダントツだった。



あと反対に「文章にする大変さ」も分かった。伝わり方やニュアンスを考えながら文章を書くのは当たり前だが大変だしめちゃくちゃ時間がかかる。普段何の気なしに読んでいる日記や記事やツイート、YouTubeの概要欄とかも神経を使っている人は使って書かれた文章だということを身をもって理解出来たのもいい経験だった。ただ文章を消費するのではなく、そこに至るまでの大変さや苦労を少しは汲み取れるようになれた気がする。



⭕️5.継続できているという成功体験


1年とキリのいいところまで続いたけれど、私は日記を継続できていることが嬉しすぎて毎月の記念日を祝うカップルの如く「3ヶ月続いた!」とか、「ヤバ!半年も続いてんじゃん!」とか、ことある事に喜んでいたし、続けれている嬉しさがどんどん増して自信にも繋がった。

あと相手を選びながら家族やバイト先の人に「毎日日記書いてるんですよね」というとみんな驚いて褒めてくれる。もちろん自慢げに言いまくると良くないだろうけど、褒めてくれるのは当たり前に嬉しかった。アカウントは誰にも教えてないし今のところバレてもない、と思う。



毎日1000~2000字、多い日は5000字くらい書いたと思うけど、平均が2000字とすると、それを365日続けたら730,000字にもなる。文庫本で1冊約10~12万字、卒論で1万〜3万字らしい。もちろん内容の質は違えど、これだけの文字数を書いた事実は変わらない。書こうとしてすぐに書ける文量では無いのだ……。



⭕️6.目標設定、振り返りの習慣


書き始めて2ヶ月目くらいから、毎月1日に目標設定、月末に振り返りを日記にプラスしてやった。目標もガチガチに決めすぎると未達だった時の反動がしんどいからわりと何となくで。

達成出来たら嬉しい!自分を褒める!未達なら次に生かす!目標設定が悪いのか、自分のやり方を変えた方がいいのかとか、定期的に自分を見つめ直す習慣を作れた。(自分に甘いから出来てたら褒めるだけであんまり改善できてなかった部分もあるけど)

あと年末には今年の振り返りを書いたり、その年食べて美味しかったものをまとめたり、年始には今年やりたい100の事を書き出したりして。大変だったけど書くのも読み返すのも楽しいしやってよかった。

これ今見返しても「全部美味しかったな……」って思うので読んで読んで〜!



❌1.時間がかかる


これ。デメリットの大部分、体感8割以上はこれ。毎日平均で20分以上はかかっている気がする。疲れている日は急いで5分で書いたりしたけど、書きたいこと書ききれなかったりもする。書きたいことがある日は余裕で2時間とかかかる。日記に!!!!!!???

思考を文章にするのに時間がかかるというより、単純に書きたいことを書き続けてるとそれくらいかかっえしまうって感じだ。

こういう記事書いてるともっと時間取られるし、平均1日30分だとしても1年で180時間以上も日記に時間を吸われた事になる。そんだけありゃ何か極められたんじゃないか?とも思うし、書き終わってから経っている時間を見て自分でもキレそうになることがままある。



❌2.日付の更新時間に囚われる


これはデメリット1に比べたら些細も些細。noteには連続更新し続けるとバッヂが貰えたりするのだけれど、その日付更新時間が0時だから、「0時までに書いて更新しなきゃ!」という思考がかなり頭に占める時がある。特に22時とかまでアルバイトしてると。


そしてその更新を途絶えさせてしまったらしっかり凹む。こないだも90日近く続いたのを途切れさせてしまってかなりショックだった。早く寝る日もあるし、朝方まで起きる日もあるし、生活リズムが不安定な自分にとってはかなり相性が悪いみたい。気にしない人は全然気にならなそう。

そして日記を書き出すのが23:50とかだと、書きたいことを書ききれないままに更新せざるを得なくて、もちろんあとから編集は出来るとはいえ気持ち的になんか嫌だった。


❌3.調子を決めつけてしまう


メリットの1つ目と表裏一体ではあるけれど、日記に書くことで余計な心配したり、別に気持ち沈んでないのに沈んでると思い込んでしまったりが何度かあった。

そこまで回数は多くないにしろ、人によってはこういう部分が強めに出たりするのかな〜とも思う。そしたら日記書く度に嫌な気持ちになったりもするのかもしれない。




まとめ


1年みっちり続けて、メリットはめちゃくちゃあるけど大きなデメリットは時間がかかるくらいしか本当に無かった。時間を多少犠牲にしてでも得たものは大きかったと思う。完全に無料でできるのも素晴らしいことだ。21年生きたうちの1年分が記録されているって思うとヤバい。


メリットにもデメリットにも該当しないかな、と思ったから入れてないけど、文章力は……よく分からない。成長した自覚もないけど、「上手い人は上手いし面白いな〜」とかは思うようになったかも。でも今の文章力とか表現力から格段に上手くなる!とかはなさそうな気がする。多分成人前後で文章の雰囲気とかはあらかた決まるような(意識して文体を変えることは出来そう)。

これは日記書くよりも色んな人の色んな文章を読んだ方が会得出来そうに感じる。でもそれをアウトプット出来るようになるのもまた別の能力か……。自覚は出来てないけど、始めた時より少しくらいは良くなってると嬉しいな。



2年目も余程忙しくなったりしない限り毎日書き続けると思う。もう習慣化されてしまったし、何をしてても日記に書けることが片隅にある。ここの空気感も雰囲気も、いる人たちも大好きだし、何より書くことも読むことも大好きだ。住む場所や仕事が変わってもここにぶつけに来れるのなら乗り越えれるかも、とさえ感じる。

逆に言えば、もう「やめられない」ところまできている。のめり込みすぎるのは良くないから適度な距離感を保ちつつ、このルーティンを守り続けるのもありだと思う。




ここまで読んでくれてありがとう!
スキや感想のコメントくれるとすごくすごく、すっご〜〜く嬉しいです。XのDMでも!




……どうでしょう。この後、簡単にでも今日の日記書いてみませんか!

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