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【完全保存版】Mac mini M4ユーザー必見!外付けSSDの選び方・使い方を徹底解説

はじめに

まず、マックを買い換えましてですね、自分が必要に迫られて、情報を探し、GPTちゃんに手伝ってもらいながら半分自分用に書いた記事になります。
貧乏マカーはアップルの純正内蔵ディスクなんて買えません。なので、外付けSSDを探す旅に出たのですが、
あれ? SSDってこんなに複雑な世界だったの? というところから出発しています。
何度も調べましたが、有識者の方、これは間違ってるよという指摘ございましたら、コメントください。
SATAとNVMEの違いは最後に入れてます。
あと、有料記事にしてますが、全文無料です。
記事が役に立った!って人がいたら記事買って缶コーヒーおごってね!

ではスタート。

Appleから登場しているMac mini M4は、優れたCPUパフォーマンス・GPUパフォーマンス・Neural Engineを搭載しつつ、小型フォームファクターで省スペースを実現した魅力的なデスクトップマシンです。しかし、ベースモデルでは内蔵ストレージが256GBとやや心許ないのがネック。Apple純正オプションでSSD容量を増やすと価格が跳ね上がってしまうため、外付けSSDでストレージを拡張しようと検討される方は多いでしょう。

そこで本記事では、Mac mini M4ユーザー向けに外付けSSDの選び方・使い方を、初心者にもわかりやすく徹底的に解説します。SLC/TLC/QLCの各メモリタイプの違いやキャッシュ技術(HMB・DRAMキャッシュなど)、Thunderboltの規格、NVMe/PCIeの世代など、初心者がつまずきやすい専門用語を丁寧にフォロー。
さらに、「どんな作業をする人がどんなSSDを選ぶのがベストなのか」まで用途別にまとめました。ぜひ最後までご覧いただき、あなたにとって最適な外付けSSD選びの参考にしてみてください。


1. SSDの基礎知識:まずはここから押さえよう

1-1. SLC、TLC、QLCって何が違うの?

SSDのメモリには、SLC(Single Level Cell)、TLC(Triple Level Cell)、QLC(Quad Level Cell)などの種類があります。これは「1つのメモリセルに何ビットのデータを格納するか」を表す方式です。

SLC

  • 1セルあたりのビット数: 1ビット

  • 特徴:

    • 高速かつ高耐久だが、価格が非常に高い

    • プロ向け高負荷作業(4K/8K動画編集・3Dレンダリング・RAW現像など)に最適


TLC

  • 1セルあたりのビット数: 3ビット

  • 特徴:

    • 速度・耐久性・価格のバランスが良い

    • 一般的な作業(書類・写真編集・フルHD動画編集など)ならほぼ問題なし

    • 現在主流のメインストリーム


QLC

  • 1セルあたりのビット数: 4ビット

  • 特徴:

    • 大容量化・低価格化に強いが、速度や耐久性はやや劣る

    • バックアップ・アーカイブ用など「速度は問わないが、容量は欲しい」場合におすすめ |

1セルに格納するビット数が増えるほど、1つのセルを物理的にたくさん使うことになるため、基本的には耐久性(書き込み回数の上限)と速度が下がる傾向があります。一方、価格は安く大容量を手に入れやすいです。

1-1-1. 空き容量と転送速度の関係

TLCやQLCのSSDでは、動的SLCキャッシュという技術を採用していることが多いです。これはSSD内部の一部を擬似的にSLCとして動かし、高速書き込みを実現する仕組みですが、空き容量が減るとその恩恵を十分に受けられなくなります。

  • 空き容量が50%以上:SLCキャッシュが広く使え、連続で大容量ファイルを書き込んでも速度低下しにくい

  • 空き容量が25%以下:SLCキャッシュ分が非常に少なくなり、連続書き込み時に速度が一気に落ちる

  • 10%未満:最初からほぼTLC/QLCの実効速度(数百MB/s程度)に落ち込む

したがって、SSDを快適に使いたいなら、なるべく空き容量に余裕を持たせることが大切です。特に連続書き込みが多い作業(動画編集・大容量データ処理など)を頻繁に行う場合は、容量に余裕をもったSSDを選びましょう。


1-2. HMBとDRAMキャッシュの違い

SSDの性能を左右する要素として、DRAMキャッシュHMB(Host Memory Buffer)があります。

  • DRAMキャッシュ搭載SSD

    • SSDコントローラー横に専用のDRAMが搭載されており、ファイルシステムマッピング情報などをキャッシュすることで高速かつ安定したランダムアクセスを実現

    • 価格は上がるが、パフォーマンスと安定性は優秀

  • HMB(Host Memory Buffer)対応SSD

    • SSD側にDRAMを搭載せず、ホストPCのメインメモリの一部を借りてキャッシュとして利用する技術

    • DRAMなしよりは高速だが、DRAM搭載SSDには及ばない

    • コストが抑えられる反面、ホストのメモリを消費するため、ユニファイドメモリアーキテクチャのMacでは注意が必要

1-2-1. Mac mini M4でのHMBの注意点

Mac mini M4は、CPU/GPU/Neural Engineなどが**同じメモリを共有するユニファイドメモリアーキテクチャ(UMA)**が特徴。そのため外付けSSDがHMBを使うと、Macの大切なユニファイドメモリがSSDのキャッシュとして割り当てられ、ほかの処理が割を食う可能性があります。
外付けSSDであれば、できるだけDRAMキャッシュ付きSSDを選んだほうが、Mac mini M4本体とのバランスが取りやすく、安心です。


2. 覚えておきたい規格と接続インターフェイス

2-1. NVMeやPCIeの世代(Gen)

SSDの内部規格として、NVMe(Non-Volatile Memory Express)が主流です。さらにNVMe SSDが接続できるPCIeには世代があり、Gen3Gen4、一部ではGen5も登場し始めています。

  • PCIe Gen3 x4:理論最大帯域は約32Gbps(4GB/s)

  • PCIe Gen4 x4:理論最大帯域は約64Gbps(8GB/s)

  • PCIe Gen5 x4:理論最大帯域は約128Gbps(16GB/s) (まだ対応SSDは少ない)

より新しい世代のSSDは、最大読み書き速度がより高速になります。ただし、ケース側がThunderboltやUSB4などの接続規格に合わせて最大速度が制限されるため、ケースの接続規格と合わせて考える必要があります。

2-2. ThunderboltとUSB4の違い

  • Thunderbolt 3/4:理論最大40Gbpsの帯域幅。USB-Cポートと形状は同じだが、専用コントローラにより高スループットを実現。映像出力や充電などもサポート

  • USB4:Thunderbolt 3の技術を取り込んだ新世代規格。最大40Gbpsに対応可能なものもあるが、メーカー実装により性能に差が出る場合あり

Mac mini M4にはThunderbolt 4ポートが搭載されているため、Thunderbolt 4対応のSSDケースを使えば40Gbpsでの接続が可能。PCIe Gen4 SSDのパフォーマンスを活かしやすいです。


3. macOSでの最適な設定・フォーマット

3-1. Macで使うならAPFS一択、Windows併用ならexFATが無難

  • APFS(Apple File System)

    • macOS専用ファイルシステム。SSDに最適化されており、高速アクセスや暗号化、スナップショットなどのメリットがある

    • Windowsとの互換性は基本的になし(読み込みも不可か、特殊ドライバで対応する場合も限定的)

    • Mac専用で使うならAPFSが最適

  • exFAT

    • macOS・Windowsともに読み書き可能で、汎用性が高い

    • APFSほど高速でない場合もある

    • 両OSで使うならexFATがおすすめ

3-1-1. フォーマット手順(APFSの場合)

  1. ディスクユーティリティを起動(「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ディスクユーティリティ」)

  2. 左の一覧から外付けSSDを選択

  3. 上部メニューの「消去」をクリック

  4. 「名前」を入力(例:MySSDなど)

  5. 「フォーマット」で「APFS」を選択

  6. 「方式」は「GUIDパーティションマップ

  7. 「消去」をクリックで完了

これで、外付けSSDがmacOSに最適化されます。

3-2. 「デバイスの書き込みキャッシュを有効にする」は不要

Windowsには「デバイスの書き込みキャッシュを有効にする」という設定がありますが、macOSには同等の設定項目はありません
macOSはOSレベルで最適なキャッシュ制御を行っているため、ユーザーがあれこれ設定する必要はありません。安心して使ってください。


4. 用途別:どんなSSDが向いている?

ここからは、実際にMac mini M4をどんな作業に使うかによって、おすすめのSSDやケースのタイプを具体的に紹介していきます。


4-1. ゲーマー向け:ゲーム用ストレージ

Macでゲームをプレイする場合、Windowsほどのタイトル数は多くありませんが、Steamなどを使って大容量ゲームをインストールするケースも増えています。読み込み速度が速いとゲームの起動やロードが快適になるので、PCIe Gen3/Gen4のNVMe SSD + Thunderboltケースの組み合わせがおすすめです。

  • おすすめSSD

    • WD_BLACK SN850X(Gen4、読み込み最大7,300MB/s)

      • ゲーミング向けにチューニングされ、低遅延かつ高い耐久性が魅力

    • Samsung 990 PRO(Gen4、読み込み最大7,450MB/s)

      • 最高水準の速度・耐久性能で、ハイエンドなゲーミングにも安心

  • おすすめケース

    • ACASIS 40Gbps NVMeケース(ファンレス)

      • Thunderbolt 3/4対応で最大40Gbps、アルミ筐体で放熱性◎

      • ゲーム中の騒音を抑えたいならファンレス設計はメリット大

ポイント

  • 大容量ゲームのインストールには空き容量をしっかり確保

  • 高速ロード重視ならDRAMキャッシュ搭載のTLC(または上位SLCキャッシュ大容量)のSSDを選ぶ

  • ケースは発熱対策のために放熱設計が優れたものを


4-2. 映像クリエイター向け:4K/8K動画編集、3Dレンダリング

動画編集や3Dレンダリングなど、大量の連続書き込みが頻繁に起こる作業は、SSDの書き込み速度・耐久性の高さが大切。さらに、高負荷が長時間続くため、冷却性能にもこだわりたいところです。

  • おすすめSSD

    • Samsung 990 PRO / WD_BLACK SN850X

      • PCIe Gen4 x4対応で、読み書きともに7,000MB/s近い超高速モデル

      • 連続書き込みでも速度が落ちにくく、DRAMキャッシュ搭載で安定性◎

    • 予算に余裕があれば、さらに上位容量(2TB以上)を狙い、空き領域に余裕を持たせる

  • おすすめケース

    • ORICO TCM2T4-G40(ファン付き)

      • 冷却ファンやアルミヒートシンクで放熱性に優れ、長時間の高負荷作業にも安心

      • Thunderbolt 4/USB4対応で最大40Gbps転送

    • ACASIS 40Gbps NVMeケース(ファンレス・大型ヒートシンク)

      • ファンレスでもヒートシンクが大きく、放熱性は高い

      • 静音重視のクリエイターに◎

ポイント

  • 大容量&高速モデルを選び、常に50%以上の空き容量を確保

  • ケースの冷却性能は最重視

  • 予算はSSD+ケースで4〜8万円前後を見ておくと安心


4-3. デザイナー・写真編集:PhotoshopやIllustrator、Lightroom

フルHD〜4K程度の画像を扱う場合、ハイエンドほどではないが、ある程度高速なモデルが欲しいところです。連続書き込みは動画編集ほど多くないものの、ランダムアクセスもそれなりに発生します。

  • おすすめSSD

    • Samsung 970 EVO Plus(PCIe Gen3 x4、最大3,500MB/s読み込み)

      • コストパフォーマンスが良く、写真編集・グラフィック作業なら十分高速

    • Crucial P5 Plus(PCIe Gen4 x4、最大6,600MB/s読み込み)

      • Gen4対応でより高速かつ価格も比較的リーズナブル

  • おすすめケース

    • Sabrent EC-T3NS(Thunderbolt 3対応、ファンレス)

      • 高速通信に対応し、放熱性◎

    • ORICO M234C3-U4(USB4対応)

      • Thunderbolt 3/4との互換性あり、最大40Gbps対応

ポイント

  • TLCのDRAMキャッシュ搭載SSDが価格・性能バランス良し

  • 常に25%以上の空き容量をキープすると、Photoshopの作業領域不足も防ぎやすい

  • 予算はSSD+ケースで2〜4万円前後が目安


4-4. データサイエンティスト・研究者:大量データの高速処理

機械学習のモデル学習や、大量CSVの処理などを行う場合、ランダムリード・ライトが多く、高速かつ大容量が必要になるケースがあります。

  • おすすめSSD

    • WD_BLACK SN850X / Samsung 990 PRO(Gen4)

      • ランダムアクセス性能が高く、DRAMキャッシュもしっかり搭載

      • 耐久性(TBW)も高く、書き込み回数に強い

    • 2TB以上を選び、ある程度の空き容量を確保しておく

  • おすすめケース

    • ORICO TCM2T4-G40(ファン付き)

      • 膨大な読み書きを連続で行う場合、ファン付きのほうが温度管理しやすく安定

    • ACASIS 40Gbps NVMeケース(ファンレス)

      • ファンレスでも大型ヒートシンクで熱を逃しやすい

ポイント

  • 空き領域の確保や冷却対策を特に念入りに

  • ユニファイドメモリのMacでHMBを使うとメモリ圧迫になるため、DRAMキャッシュ搭載SSDがベター

  • 予算は4〜8万円程度を想定


4-5. 日常的な書類作業メインの人

WordやExcel、Webブラウジング程度であれば、読み書き速度がそこまでシビアではないので、安価なTLC/QLC SSDでも快適に使えます。

  • おすすめSSD

    • Crucial P3(QLC、PCIe Gen3、コスパ重視)

      • 価格が安く、一般的な用途では速度面も十分

    • キオクシア EXCERIA G2(TLC、PCIe Gen3)

      • QLCよりやや価格が上がるが、耐久性・速度が安定

  • おすすめケース

    • ロジテック LHR-PBNU3(USB 3.2 Gen1)

      • 安価で必要十分

      • 本格的な高速転送は不要ならこれでOK

    • ORICO 2588US3(2.5インチSATA用)

      • SATA SSDならさらに安く済む

ポイント

  • とにかく容量あたりの価格重視でOK

  • macOS専用ならAPFSフォーマットで使おう

  • 1〜2万円以内でSSD+ケースが揃うことも珍しくない


4-6. バックアップ・アーカイブ用

写真・動画の長期保存や、頻繁にアクセスしないデータのバックアップが目的なら、QLCタイプで大容量を安く確保するのも手です。ただし書き換え頻度が低いという前提が重要。

  • おすすめSSD

    • Samsung 870 QVO(2.5インチSATA、QLC)

      • 容量1TB~8TBのラインナップあり、大容量でも比較的手頃な価格

      • SATA接続なのでNVMeほど速くはないが、保存メインなら十分

    • Crucial P3 Plus(NVMe、QLC、PCIe Gen4)

      • QLCでもNVMeならSATAよりは高速

  • おすすめケース

    • ORICO 2588US3(2.5インチSATA SSD用)

      • 安価でシンプル

    • NVMeケース(Thunderbolt 3/4やUSB4対応)

      • バックアップ時にサクッと大容量をコピーしたいなら高速モデルが◎

ポイント

  • 容量重視 & 低価格重視でOK

  • 空き容量はあまり逼迫しないように運用(速度低下を抑えるため)

  • 長期保存が目的なら、耐久性より価格を優先してもよい


5. 値段や読み書き速度「だけ」で決めてはいけない理由

SSD選びでは、つい**「安いか?」「最高速度何MB/s?」に注目しがちです。しかし、実際には以下のようにそれ以外のポイント**が非常に重要です。

  1. 連続書き込み時の速度低下

    • 多くのSSDは公称スペックは高くても、SLCキャッシュが枯渇すると速度が大幅に落ちる

    • そのため、**「平均的にどれだけ速いか」**を見極めることが大切

  2. 耐久性(TBW)や保証期間

    • 動画編集など書き込みが多い用途では、総書き込み容量(TBW)も大事

    • 保証期間が5年など長いSSDは、メーカーの自信の証でもある

  3. DRAMキャッシュの有無

    • 実際の作業で違いが出やすいのは、ランダムアクセス性能

    • DRAM非搭載のSSDは、ベンチマークではそこそこでも実作業で速度低下が起きやすい

  4. 冷却性能

    • SSDは熱に弱く、サーマルスロットリングで性能が落ちる

    • ケースの放熱設計が甘いと公称速度を発揮しきれない

  5. 用途とバランス

    • たとえばバックアップ用途なのに高性能高額SSDを買うのは無駄が多い

    • 逆にハイエンド動画編集なのに格安QLCを買うとすぐ性能低下や寿命問題が発生

結論:単に値段とカタログスペック(最高読み書き速度)だけで判断せず、あくまで「自分の用途」に合ったSSDを選ぶべきというわけです。


6. Mac mini M4と外付けSSDのパフォーマンスを最大化するコツ

  1. 常に空き容量を確保する

    • 動的SLCキャッシュを最大限に活かすために、25%〜50%の空きを保つ

  2. 冷却に気を使う

    • ケースはアルミ製ヒートシンク構造ファン搭載のものを選び、熱暴走を防ぐ

  3. ユニファイドメモリへの負荷を考える

    • HMB (Host Memory Buffer) を使うSSDの場合、システムのメインメモリ(Mac mini M4のユニファイドメモリ)の一部をSSDのキャッシュ領域として利用します。とはいえ、その使用量は数十MB~数百MBほどであることが多く、16GBや24GBといった容量のあるユニファイドメモリを積んだMacであれば、日常的な用途や比較的軽めのクリエイティブ作業ならほとんど気にしなくても大丈夫です。

ただし、連続書き込みが多い映像制作や大規模データを扱うような超高負荷環境では、少しのメモリ消費でも積み重なればパフォーマンスに響く可能性があります。そうした場面でより安定した速度や余裕あるメモリ管理を求めるなら、DRAMキャッシュ搭載SSDを選んでおけば、SSDが独自にキャッシュを管理する分、システムメモリを圧迫せずに済むので**“安心感”が高い**と言えるでしょう。

結局のところ、多くのユーザーはHMB SSDでも十分です。しかし、ヘビーなプロ向け用途や「少しのメモリ消費も避けたい」という場合には、DRAMキャッシュを搭載した上位モデルを選択肢に入れるとより万全です。
4. APFS(またはexFAT)でフォーマット

  • macOS専用ならAPFSで、より高速かつ安全に運用

  1. こまめなメンテナンス

    • 不要ファイルの削除や、バックアップの整理、ソフトウェアのアップデートなどを怠らない


まとめ:あなたの用途に合った外付けSSDで、Mac mini M4の真価を引き出そう!

  • SLC/TLC/QLCの違いを理解し、自分の作業スタイルに適したメモリタイプを選ぶ

  • HMBとDRAMキャッシュの仕組みを知り、外付けSSDならなるべくDRAM搭載モデルを選ぶ

  • Thunderbolt 4/USB4対応ケースを使えば、Mac mini M4の**最大転送速度(40Gbps)**を活かせる

  • フォーマットはAPFS推奨、Windowsと併用するならexFAT

  • 値段とカタログスペック(最高速度)だけに惑わされず、耐久性や冷却、実際の作業負荷を総合的に判断

最後にもう一度、ご自身の用途を振り返ってみてください。

  • 高負荷な4K/8K動画編集や3D作業をするなら、ハイエンドなPCIe Gen4 x4 + 放熱重視のThunderboltケースで予算はかかるがガッツリ性能を確保

  • 日常作業や写真編集がメインなら、コストパフォーマンス重視のTLC SSD(PCIe Gen3またはGen4) + ファンレスのシンプルケース

  • バックアップ・長期保存には、低価格で大容量のQLC SSDも視野に

  • データサイエンスなら耐久性と安定性重視、DRAM搭載の高速SSDが◎

Mac mini M4は、優れた処理性能とユニファイドメモリが大きな強み。その真価を引き出すためには、外付けSSD選びが重要です。この記事を参考に、あなたにとって「ベスト・オブ・ネスト」な外付けSSDを見つけ出し、快適なMacライフを送ってくださいね。

以上、少しでも皆さんの外付けSSD選びの助けになれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

最後に。以下、SATANVMeの違いをかんたんに押さえつつ、外付けSSDにNVMeを使うメリットをまとめました。


SATAとNVMeの違い

1. 接続インターフェイス・プロトコルの違い

  • SATA (Serial ATA)

    • 従来のHDDを含むストレージ向けのインターフェイス規格

    • 通信プロトコルも従来からのHDDベースの仕組みを踏襲している

    • 一般的にSATA 3.0で最大6Gbps (約600MB/s) 程度が理論上の上限となり、実効速度もSSDの場合は500~550MB/s程度が頭打ち

  • NVMe (Non-Volatile Memory Express)

    • SSD専用に設計された新世代のプロトコル・インターフェイス

    • 主に**PCI Express (PCIe)**を通じて直接通信するため、レイテンシ(遅延)が低く、大量のデータを同時に処理しやすい

    • PCIeの世代が上がるほど理論帯域が大幅にアップし、PCIe Gen3 x4で約3,500MB/s、Gen4 x4で約7,000MB/sを超える製品も登場している

2. 速度の違い

  • SATA SSDの最大速度:

    • 理論上は600MB/s前後が上限

    • HDDに比べれば圧倒的に高速だが、NVMe SSDには及ばない

  • NVMe SSDの最大速度:

    • PCIe Gen3: 2,000~3,500MB/s 前後が主流

    • PCIe Gen4: 5,000~7,000MB/s以上のモデルも存在

    • ハイエンド品では連続読み込み・書き込みどちらも数GB/sのオーダーで動作

3. レイテンシ(遅延)の違い

  • SATAは従来のHDDを含むストレージ規格をベースにしているため、NVMeに比べて**レイテンシ(応答速度)**がやや高い

  • NVMeはSSD専用プロトコルのため、レイテンシが低く、特にランダムアクセスなどで性能を発揮しやすい

4. コストと汎用性

  • SATA SSD

    • 2.5インチ規格などで長らく普及しているため、安価で入手しやすい

    • 旧来のPCやノートブックにも互換性が高く、2.5インチベイがあれば手軽に換装できる

  • NVMe SSD

    • 相対的にSATAより高価格帯のものが多いが、近年は価格が下がり手が届きやすくなっている

    • 新しめのPCやMac mini M4など、多くのデバイスで標準的にサポートされるようになってきた


なぜ外付けSSDにNVMeを使うのか? そのメリット

  1. 圧倒的に高い転送速度

    • NVMe SSDは、数GB/sクラスの連続読み書き速度に対応する製品も多い

    • Thunderbolt 3/4やUSB4など、最大40Gbps(約5,000MB/s)の転送帯域に近い実効速度でやり取りできる可能性がある

    • 大容量の動画ファイルやプロジェクトデータのやり取りをストレスなく行いたい場合、大きなメリット

  2. 低レイテンシで高速アクセス

    • 外付け運用でも、NVMeプロトコルの低レイテンシが活きる場合がある

    • 例えば大量の小さなファイルを素早く読み書きする作業や、ゲームのロード時間短縮などに期待ができる

  3. 持ち運びやすいフォームファクター

    • M.2 NVMe SSDと専用のケースを組み合わせることで、非常にコンパクトかつ軽量な外付けストレージが作れる

    • ポータブル性と高速度を両立できる

  4. 将来的なアップグレードや流用が容易

    • PCIe Gen4に対応したNVMe SSDを購入しておけば、将来的に外付けケースの性能が進化しても流用できる可能性が高い

    • 機種を乗り換える際も柔軟に使いまわしが効く


まとめ

  • SATAは安定・汎用性・低コストというメリットがある一方、最大速度は数百MB/s程度に留まる

  • NVMeはSSD専用プロトコル・PCIe接続による高い帯域幅を活かし、数GB/sレベルの読み書き性能を目指せる

  • 外付けSSDにNVMeを選ぶ最大の理由は、高速転送による作業効率の向上や低レイテンシでの快適さ。特にThunderbolt 4やUSB4対応ケースなら、その性能を存分に活かせる

  • 価格や実運用でのメリットを踏まえながら、自分の用途に合わせて選択するのがおすすめです

以上。Mac mini M4買って、ディスク容量を増やしたい自分メモのような話でしたが、買い換えるにあたって、今まで使ってきた2018年のインテルマック64GBメモリモデルの有効活用法を次回は書いてみようと思います。

ここは小説アカでやるつもりだったんだけど、他にメモる場所なくて……。

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