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自分だったら自分の履歴書を見て自分を採用するか

大学を卒業して石油開発会社に就職して、これまでほとんどの期間南国のプロジェクトに携わってきて、私の履歴書に書かれた経歴はまるで南国の石油開発プロジェクトのためにカスタマイズされたようなものになってしまいました。

これまで南国の石油開発操業会社で技術者の採用のために数多くの履歴書を見てきましたが、自分の履歴書ほど南国の石油開発プロジェクト向きにカスタマイズされたような履歴書を今まで見たことがありません。こんな履歴書が南国石油会社に送られてきたら、私なら私を迷いなく採用したいと思うでしょう。

しかしながら、このことが意味するところは、もしかすると南国の石油開発プロジェクト以外では私の経歴なんて全く通用しない、あるいは評価されないということなのかもしれません。

私は定年を迎えるにあたり、同じ地質学の道ではありますが、石油とは違う道に進みたいと考えています。

石油会社で海外に出て働いてみたいと思うのと同時に、「いつかは日本で地元のために働きたい」と思ってきました。これは石油会社に就職する前からずっと考えていたことでもあります。

自分ではそんなことはないはずだと思いたいですが、もしかしたら「今まで私が積んできたキャリアは、私がこれから歩もうとする道ではほとんど評価されないかもしれない。」そんな不安があります。

だから私は私の経歴を基に、今後私が歩む道に対して付加価値を付けていく努力をしようと思います。今までの経歴があるからこそ新しい仕事に自分なりに人とは違う付加価値が付けられるように努力したいと思います。

まるで新入社員のようにこれからいろいろと学ばなければならないと思います。そしていつか新たに経歴が付け足されアップデートされた履歴書を見たときに、これから歩む新しい分野でも、自分で自分を採用したくなるようなそんな履歴書が書けるような経験を積んでいく覚悟を決めようと思います。

先輩がことあるごとに言っていた「何事も勉強だ」という言葉を思い出しています。


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