街の銭湯に行ってみました。
温泉でもいわゆるスーパー銭湯でもなく、普通の街中にある銭湯 (おふろやさん) に行ってみました。
こんな普通の銭湯に行ったのはいったい何年ぶりのことでしょうか?
おそらく、三鷹の会社寮に住んでいたころ、一度お風呂が壊れて銭湯に行ったとき以来ですから30年以上昔のことかもしれません。
暖簾のかかった玄関を入るとたたきがあり、靴を脱いで下駄箱へ。下駄箱はさすがに木の鍵ではなく、金属の鍵でした。
少し進むと男湯、女湯に分かれた入り口の前に番台があり、お金を払って、ここで家族と別れて男湯の暖簾をくぐります。
ロッカーの並ぶ更衣室の奥からは、温かな空気とにぎやかに響く話し声、そして風呂桶がぶつかりあう音が聞こえてきます。
温泉宿とは違った生活感あふれる空間。
ここでは着飾らない、普段着のままの人たちが通い、ゆったりと湯船につかって一日の疲れを洗い流し、知り合いを見つけては世間話に花を咲かせる平和な時間が流れているんだなあと、なんだか懐かしく、ほっこりとした気持ちになりました。
すっかり温まった私は、夜風に当たりながら、気持ちよく家族と帰路についたのでした。