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無印良品の六角ボールペンを買った話


事の発端

先日大規模断捨離をしてボールペンが1本しかない南国あろはです。
ありとあらゆるものを手放した結果、ボールペンを1本にすることに成功しました。

しかしインクをよく見たら残り僅か。
スマホやiPadがあるとはいえ、ゴミ出しの日や買い出しメモはなんだかんだでアナログなメモが便利です。
最近はタロットの勉強もしているので、出たカードを毎日メモして振り返っております。毎日どころか思いついたらその場でカードを混ぜて見ているため、このままではあっという間にインクが無くなりそう。インクが無いのはまずい…。
そんなこんなで新しくボールペンを買うかと百均に向かいました。


百均で現実を知る

手元にある最後の1本はかつで百均で購入した、3本まとめて1パックのボールペンでした。
ペン先がニードルタイプになっており、軸は六角。従来のボールペンと違って書きやすいです。
raytrektabという8インチのタブレットPCがあったのですが、そちらのペンも鉛筆のようなペンが出ており、愛用しておりました。(https://www.dospara.co.jp/5info/cts_raytrektab_02.html)
私にとって六角軸のペンというのは身近にあり、切っても切り離せないものなのです。
これからはこのタイプが一般的になっていくのかな~なんて未来に期待しておりました。何年前に買ったのか定かではありませんが、軽く5年は前であり、下手したら8年くらい前かもしれません。
まあ行けば売ってるだろうと思っていたのですが、どこを探しても見つからない!どうして!なぜ!?ただのボールペンですよ!?
ダイソー(2店舗)、キャンドゥ、ワッツ、ロフト、無印良品など、電車やバスを使いありとあらゆる店へ向かいました。
その中で「ニードルタイプ、インクがはっきりしていること(ゲルインク)、六角軸」の条件を満たすのが無印良品の木軸ボールペンでした。

しかし試し書きの時点では好みのインクではありませんでした。
書き始めがかすれるのです。全体的に細い印象。
ゲルインクボールペンを使用している方ならわかっていただけるかと思いますが、インクが全然違う。
メモが取れれば良いといえば良いのですが、書き味の良さにもこだわりたい。
一般的にはこの木軸六角ボールペンのデフォルト芯で全然問題ないと思いますが、白黒はっきりさせた上で書きたいという欲求があるので今回はこの芯をカスタムしていくことになります。
とりあえずその場でゲルインクの替芯を購入して家に帰りました。


替芯が入らない

替芯が入らないんです。何を言ってるのかわからないと思います。
でも入らないんです。どういうことか?

上が木軸デフォ芯、下がさらさら描けるゲルインクボールペン

見るからに芯の形状が違います。ニードルではないもののインクは良かったので妥協して買ったのが良くなかった。
このさらさら描けるゲルインクボールペンは六角ではないほうの木軸ボールペンが対応しています。

木軸ボールペンは六角の細軸と丸い太軸がある、ということです。
じゃあ六角の細軸に対応しているゲルインク替芯って何を買えば良いのー??

こちらのブログでOME元を割り出しておられました。大変助かりました…!ありがとうございます…!替芯難民を1人救いました!
OHTOでゲルインクの替芯を探したところ、こちらの「G-95NPS」が無印良品の木軸ボールペンの芯と形状が似ています。

G-95NPも字面は似ていますが形状が違います。買うときはSがついているか要チェックです。
どこで注文しようか迷いましたが、ヨドバシカメラさんで発注しました。
丸一日待ちまして、すぐ発送。早くて助かりました!
よっしゃー!早速新しい芯を入れるぞー!…うん…?


上が発注したG-95NPS、下が木軸デフォ芯

長さが…違くないですか…?!?!?!?!?どうして…!?
このままでは入らなかったので切る必要があります。手が震えます。

上が木軸デフォ芯、下が無惨な姿になった替芯(※)

見て下さい。この惨敗っぷりを。
これから毎回綺麗に切らないといけないんですか!?無理じゃないですか?!元の長さがわからないと切れないからデフォ芯手放せないじゃないですか?!

※使用済みなのでインクが減っています

とりあえず入れてみるとノックが出来ない。長さが足りない。
そんなわけで残骸から少し切ってペンの中に詰めています。しかしこれではペン自体を壊したりするかもしれない。それは…ちょっと…問題がありすぎる。
木軸六角なのがおしゃれで気に入っていますが、長く使うことを考えてもう一度考え直す必用がありそうです。


他にも六角ボールペンはある

もう一つ大きいサイズとなるとこちらになります。

こちらであれば切らなくても入るのでは?と思いましたが…。
入らないことはないが、ペン先が閉まらないしノックも出来ませんでした。

名前と画像がややこしいのですが、太い替芯が入るタイプも出ています。
それがこちらのノック式ボールペンです。どっちもノック式なのでややこしいのです。

上がノック式、下がアルミ六角ボールペン

一番太いノック式ボールペンには「エナージェル」の替芯が入る、ということでこちらも買いました。他にも色々見ていると、油性ではありますが「フローチューン」も同じ形状なのでこちらも試しに買ったところ、これがめちゃくちゃ書きやすい。
他の2本の軸と比べて替芯が手に入りやすく、切るなどの加工も要らないということで、最終的には「ノック式ボールペン」を使っていくことになりました。

こちらの動画のコメントに替芯の話題が載っています。

エナージェルのリフィルが問題なく使えるボディーは、ゼブラのサラサシリーズ、ユニボールシグノRT1、ユニボールシグノ307、トンボのモノグラフライト等もあります。

動画コメントより引用

このコメントを参考にモノグラフライトも試したのですが、どうもインクが思ってたんとちゃう…となったのでフローチューンとの出会いに感謝ですね。
私がインクにこだわりすぎているだけでどれも書き味は良いので、皆様にも新しい出会いがあれば幸いに思います。


各ペンの替芯まとめ

木軸六角ボールペン→OHTOのG-95NPS
アルミ六角ボールペン→OHTOのG-95NPS
ボールペン ノック式→エナージェル・フローチューン等々
といったところでしょうか。木軸とアルミ六角については他にも使える芯があるかもしれませんが、2024年10月現在において私の力では他に探すことが出来ていません。切らずに使えるゲルインク替芯があれば大歓迎いたします。
ボールペン1本を買うだけのはずだったのに、とんでもない長い旅になってしまいました。これが愚者の旅路(タロット)ってやつでしょうか。
ついに世界(ボールペン)を手に入れた!3本になって増えたけど!
そんなわけで「無印良品で六角ボールペンを買った話」なのでした。


余談

今回ボールペンの替芯で様々な検索をかけるまで知らなかったのですが、OHTOって普通に六角ボールペンを出しているんですね。
おしゃれな文具屋に行くことがなかったので物珍しさから店舗で実物を色々見ましたが、文具の世界も奥深いものですな。
今回は無印良品の本体で十分という結論を出しましたが、いつか何かの機会がありましたらカスタムの世界に足を突っ込んでみたいです。
ブログや動画などで詳しい情報を載せてくださった方々にも感謝申し上げます。本当にありがとうございましたーー!!!!!!
知識は人を救います!情報がなければ片っ端から買って試すしかありませんでしたので、本当に助かりました。
そしてダイソーにニードルタイプのボールペンが売っているらしい情報を得ました。

それがこれなのですが、近くの店舗にあるという確証もなく、またこの商品自体が廃盤になる可能性も否定出来ない、ということで今回は購入を見送りましたが、もし私のように「ニードルタイプのゲルインクボールペンじゃないと呼吸が出来ないんだ!!」という病を抱えている人がいましたら参考になれば幸いです。

蓋がめきょめきょに割れたかつての愛用ボールペン

今までありがとうボールペン君。ありとあらゆる困難を共に乗り越えてきたボールペンだ。面構えが違う。
いや面割れてますけどね。ごめんね…。
元々汚部屋の住人(親がそもそも汚部屋)だったので、これが最後の汚部屋時代の道具だったのです。
これからは部屋も綺麗に清潔にして、道具も大事に扱っていきたい。
そんな誓いの余談でした。


貴方がいなければ私はもう生きていけません