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ライフストーリーワーク
ライフストーリーワークとは、施設や里親宅など社会的養護の子ども達が生い立ちを自分のものとするための取り組みを言います。
生まれた家族の元で暮らす子どもたちにとっては、親やきょうだい、親せきの存在、自分が生まれたときのこと、小さかった時のことなどは、あたり前の日々の生活のなかで、理解していくことです。
ところが、社会的養護の元で生活する子どもたちは何度もの転居や施設・里親家庭への措置によって生活が分断していることが多く、子どもの中には、親はいるが名前がはっきりわからない。きょうだいはいるがその存在を知らない。今、親がどうしているかわからない。自分がどんな生い立ちであったのか、自分がなぜ社会的養護で生活しているのかを知らないという子どももいます。
人生は過去から現在、そして未来へと続いていきます。過去を理解することで現在の状況が理解でき、今を生きる力が生まれ、そしてそこから未来をイメージする力となっていきます。
日本におけるライフストーリーワークの取り組み、子どもの知る権利の大切さについて知っていただきたいと思います。
花園大学公開講座の人教育研究会第118回研究会より、久保樹里(社会福祉学部准教授=子ども家庭福祉・ソーシャルワーク)さんの解説を紹介。
一般の中に居る普通の暮らしからは想像の絶する状況にある子どもが居るのです。ぜひ、ご関心を持っていただければ幸いです。南湖ハウスはこうした事実を伝えていきたいと思います。☆-( ^-゚)v
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