【4年・6期生】2021年5月19日 春学期第5回ゼミ

 今日渋谷を歩いていたら、『全裸監督』トラックに遭遇しました。
最初は、選挙も近いし普通の選挙カーかな?と思ったのですが、しばらくすると

 「お待たせいたしました。お待たせしすぎたかもしれません。村西とおるでございます」というお馴染みの挨拶が聞こえてきて..

 かなり攻めめなスタイルのPRに、山田孝之のプロ意識を感じました(笑)

画像4


 今回は、5月19日に行った、春学期第5回ゼミ「卒論研究計画書発表」の模様をレポートします!

小杉湯となりに見る現代コミュニティの在り方」

 1人目の発表者Iくんの研究タイトルは、「小杉湯となりに見る現代コミュニティの在り方」。小杉湯は、高円寺にある昭和8年創業の老舗銭湯です♨️ 国登録有形文化財にも選ばれています。

 そんな小杉湯のまさに隣にあるのが、「小杉湯となり」。この施設では、家賃のように月額20,000円の料金を払うと、『いつでも帰れる、「銭湯つきセカンドハウス」』として使うことができ、自宅だけでは手に入らない豊かなくらしができるようになるそう!

画像1

(引用元:銭湯ぐらし| NOTE)

 研究目的は、「小杉湯となり」を通して人々が求めるコミュニティの在り方、または場所そのものがコミュニティ形成にどう寄与しているのか、空間と人が互いにどのように影響しあっているのかを明らかにすること。

 Iくんはアルバイトのスタッフとして「小杉湯となり」で働いているそう!そんな彼の「内側からの視点」だからこそ見える「小杉湯となり」流のコミュニティデザインの秘密に注目です。

「東京における小劇場空間の創造性−理想の劇場とは何か−」

 次に発表をしたのは、Hさん。「東京における小劇場空間の創造性−理想の劇場とは何か−」をテーマに卒業研究を進めていきます。自らも役者として演劇や劇場と関わっているHさんは、東京の劇場の実態について述べられている文献が、地方の劇場や海外劇場のそれと比べて少ないことに疑問を抱いたそう。

 卒業研究の目的は、現在の東京の劇場空間の現地調査を行い、東京における劇場空間の現在と課題を検証すること。そのために、まずは地方の公立劇場に向かった⻑年の議論を整理し、日本における「理想の劇場」とは何かを再検討していくとのこと。

 私は劇団四季でやっている有名どころの演目しか見たことなかったのですが、Hさんの発表を聞いて、小劇場で0から作られたオリジナルの舞台芸術を見に行ってみたくなりました!

画像2

 写真は、Hさんおすすめのこまばアゴラ劇場。劇作家・演出家の平田オリザさんが劇場芸術総監督を務めています。

「宿暮らしから考えるコロナ禍のコミュニティの形―リアルとオンラインの融合型コミュニティ「シェア街」を事例として」

画像3

(引用元:PR TIMES)

 最後の発表者はYさん。研究テーマは、「宿暮らしから考えるコロナ禍のコミュニティの形―リアルとオンラインの融合型コミュニティ「シェア街」を事例として」Y さんの研究は三つの問いを軸に進んでいきます。

1つ目は、「ゲストハウスやシェアハウスで起こるニーズの変化とコミュニティの実態について」。
2つ目は、「コロナ禍に求められる人との関わり方について」。
3つ目は、「コロナによって活発化されたオンラインコミュニティとリアルの融合型コミュニティの傾向について」。

 研究方法はYさんの行動力を生かしたフィールドワーク。短期的に住民となったり、フリーアコモデーションとして住み込みをしたりしながら調査を進めていく予定で、2週間~1ヶ月ごとに、シェアシェアハウスやゲストハウスを転々とし、論文に落とし込んでいくそう!

 人とのつながりや、1次情報、感性を最大限に活かした、Yさんの研究に目が離せません。

 次回のnoteも引き続き「卒論研究計画書発表」の模様をお届けします。最後まで、お読みいただきありがとうございました! 

(担当: H.I)

いいなと思ったら応援しよう!