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「いつまでそっち側のつもりなん」

最近よく対バンさせてもらっている大好きなバンドの子で、ぼくからしたらパンチの効いた前世のある子が居ます。

(表現変かもだ、ごめん、たぶん本人がこれを見たりすることはないと思うけど、、、!>⁠.⁠<)

ぼくはライブハウスに通うようになってもう7年が経過しています。

なので、情けない話ですが、、、お客さんとしての意識が根付き過ぎているせいで、人見知り知らずキャラのくせにこの子とはずっと上手く話せずにいましたし、普通に本人にも「怖い〜!喋られへん!」と言っていました。

先日、ぼくがものすご〜〜〜く酔っ払っていた日が、18時間くらいライブハウスに居たのに、半分も記憶のない日が、あります。

その日は、もう数ヶ月間ずっと溜め込んでいたバカデカいストレスから全開放されるお祭りデーだと決まっていたので、行く前からしぬつもりでしたし、実際しにました。

そんな脳みそぐでんぐでん状態の中、唯一めちゃくちゃハッキリ覚えていることがあります。

話が戻りますが、ぼくはライブハウスに通うようになって7年、ライブハウスに救いを求めるようになってから随分経ちました。

ライブハウスじゃないと、あの暗くて狭くて酸素の薄い場所じゃないと、息がしづらくなってから、かなり長い。

大学時代・会社員時代の記憶、もはやライブハウスに居た以外の自分をあまり思い出せない。

ずっと偽物みたいな、何のために生きているのかわからない生活を送っていました。

それくらいわたしの人生の中心はライブハウスのフロアにありました。

そして、自分のバンドを実際に始めて1年と3ヶ月、その間も、全力でお客さんをやっていた過去の自分と比べたら半分以下とはいえ、ライブハウスのフロアに通うことをやめられませんでした。

最近、それが自分の首を絞めていることに薄々気付き始めていました。

悪い意味でライブハウスに通うことが自分の“逃げ”に繋がっているなと。

もともとライブハウスはわたしにとって良い意味での逃げ場であり、救いの場でした。

大好きな音楽と大好きなバンドが居る(+大好きな友だちが居たり居なかったりする)場所がわたしにとっての大好きなライブハウスでした。

でもいつの間にか、気が付けば、そうやってフロアにお金を払い時間をかけて通うことによって、純粋に楽しんでいる自分と、この分自分のバンドにもっと割けたなあこんなことしていて良いのかなあと反省してしまう自分と、ふたりが戦うようになっていました。

このままだと自分が1番やりたいことが中途半端になってしまう。

そう焦っている心を見て見ぬふりしながら、それでもライブハウスのフロアが好きな気持ちを抑えられずに2024年は過ごしてしまいました。

やめなきゃやめなきゃという気持ち、でも前と比べたらありえないくらい減らしているしなあという自分に甘い気持ち。

行ったら楽しいのは当たり前なんです、好きに囲まれるわけだし、みんなに会いたい。

そんな中……その、ぼくが泥酔していたとき。

その子にいつも通り怖い〜!と言っていたら、

「いつまでそっち側のつもりなんや〜(笑)」

と、言われて。

ハッと、しました。

本人はいたって普通の会話の流れで言っただけだし、もちろん冗談で言われただけだけど、わたしは本当にそうだ!と思ったし、この子に、それを言われることにめちゃくちゃ意味があると思って心が爆発しそうになった!!!!!

なにしろあれだけ記憶のない中ここのやりとりだけめちゃくちゃ覚えているくらいだから。

たぶん、もう一回言って!と返して、もう一回言ってもらった気がします。

その時、本当に、わたしは何を勘違いしていたのだろうと思いました。

わたしが自分のバンドに集中できず、人のライブにダラダラと行き続けていた理由、もちろん音楽がバンドがライブが好きだから!というポジティブな理由もあるけれど、いつのまにか一番の理由が「孤独を誤魔化せるから」だったんだ、と、気付きました。

今まで、バンドをやるのが、とても孤独だった。

ひとりで暗闇を走っている気持ちだった。

もちろん、ライブ中は見てくれるあなたが居てくれるのでひとりじゃないと思えるし、あなたたちが見てくれるから、なんとか1年ちょっととはいえ立ち続けられているし、本当に感謝している。

でも、バンドって、ライブ以外の時間が長過ぎる。

ぼくは、遠征エローに関するほぼ全てのことをひとりでやってきた。

作詞作曲編曲(ドラムとかはたいよーくんにめちゃくちゃお世話になっている!ありがとう)、動画の編集だったりSNSの運用、ライブハウスの方々とのやりとりにスタジオ予約とか全体のスケジュール管理、色んなことをひとりでやってきた。

ずっと、めちゃくちゃ孤独だった。

当たり前に、やりたくてやっていることなので、しんどくはなかった。

だけど、正解がわからないし誰にも聞けないし、てまも止まれないから走り続けるしかなくて、、、この気持ちは仕方がないと思っていた。

たぶんそれがダメだった、自分を甘やかさないと潰れそうだったからライブハウスに通うことをやめたいのにやめられなかったんだと思う。

でも、そうやって、いつまでそっち側のつもりなんや〜って言ってもらって、

「あ、違う、ひとりじゃないんだ」

と思った。

“こっち側”にも、こうやって言ってくれる友だちが、一緒に頑張っている友だち(って言うとおこがましいけど!)が、居るんだ、と、思った。

ちゃんと周りを見ないとダメだ。

大好きな人たちを信じないといけない。

何かを得るには、何かを失う覚悟を持たないといけない。

ぼくにはラッキーなことに超頼りになる黄身ちゃんも現れた!

たいよーくんもニキも、お世話になっているライブハウスの方々も、いる。

だから2025年は遠征エローでもっと強くなる。

遠征エローを愛してくれる人を、倍愛せるように。

2024年はありがとうございました、2025年、よろしくお願いします。

※2025年のぼくから追記※

急ぎ過ぎて大事なことを書き忘れましたが、不健全な気持ちでライブハウスに行くのは多方面に失礼にあたるので、そういう意味で通うのをやめるという決意です。もちろん健全な気持ちで行きてぇなって思うときは遊びに行きます^⁠_⁠^ライブハウスに骨を埋めるんだ!

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なね
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