馄饨(ワンタン)
♫ 食べ始めてから15年。。♫
最近真面目な書き物をされているNoterさんの記事を回っているからか、こんなの投稿してもいいのかな、と思ったのですが、息抜きにどうぞ。
エースコックのワンタンメン、ご存知でしょうか。子どもの頃、スープの味付けが好きで、よく好んで食べていました。1963(昭和38)年8月27日に発売開始とのこと。
知らなかったのですが、スープは松茸味だったんですね😅 絵柄がブタさんだったので、てっきりポーク味だと思っておりました。
麺と一緒に乾燥させたワンタンがくっついていて、その柔らかい食感が好きでした。
その後、縁あって中国・上海を訪れた時のこと。
これが上海の人がよく食べるワンタンだよ、と初めてご馳走になった時に、衝撃を受けました。
馄饨(ワンタン)、特に大馄饨は上海の軽食で有名なものの一つです。サッと食べられるので、朝食や昼食時等に食べることが多いです。
それまで私の中で、ワンタンはエースコックのワンタン麺に入っているあの『ワンタン』だったので、
本来は中にお肉や野菜がたっぷり入っているものだったなんて思ってもいなかったのです。。
写真は、アプリ『大衆点評』より『耳光馄饨』というお店のもの。デリバリーで食べた記憶があり、引っ張ってきました。今年の1月で19元で10個とあります。日本円308円くらい。
麺ありのワンタンメンは、広州・香港系のお店のメニューだとおいてあります。漢字も雲呑麺(簡体字表記では云吞面)。
アメリカでワンタン
さて。上海では気軽に食べていたワンタン。
スープと一緒に頂くので、ちょっと肌寒い日など温まります。アメリカでもアジアンスーパーに行けば冷凍ものが売っていますが、食べたくなったら買いに行ける距離にはないのと、一度買ってみたものの、メーカーも違うからか、そこまで美味しくありませんでした。
豆腐売り場を見ていると、地元のスーパーにもワンタンの皮は売られています。お豆腐系の食品を扱っているメーカーのもの。試しにと買ってみました。
調理例の写真は、包んで揚げたサモサのようなものですが、ラビオリもOKとありました。試しに皮だけ茹でてみたところ、本場のものと比べて喉越しはつるつるんとまではしていないものの、食べられなくはなさそうです。
包む餡となる材料自体は、アメリカでも手に入ります。
材料: 豚ひき肉・塩・醤油・砂糖・酒・卵・ごま油
他にも何か入れていたような気がするんですが、大体こんな感じです。
現在大きなミキサーがないのと青菜が手に入らない時があるので省略しておりますが、本来は野菜も刻んで塩もみした後、水気を切って加えます。上海では荠菜(じーつぁい)という青菜や青梗菜。私の中では餃子の具というイメージですが、白菜もOK。きのこ類も好きなので、ここでは手に入れやすいポータベラという茶色いマッシュルームがあれば入れています。
皮の大きさが本場のものより小さいので、包み方は変えています。茹でた時に中身が出ないように、合わせ目はしっかり閉じます。
茹で方は、大鍋に水を沸かし、沸いたところに投入。いつもだと中によく火が通るように2回くらい差し水をするのですが、皮が弱そうだったのと、包む餡の量が少ないので1回のみにして、茹で時間短めで。
スープはこれもあるものを使いました。こうしないといけない、という決まりはないのですが、私の場合。
中華系の鶏ガラスープがないのでこちらのチキンブロスに調理酒。これも中国なら紹興酒を使うんですが、今手元にないのでアメリカでも売ってる料理酒。それからザーサイ(榨菜)と乾燥小エビ。
ザーサイと乾燥小エビは、以前アジアンスーパーに行った時に買い求めたもの。乾燥小エビはなくてもいいですが、ザーサイがないとそれらしい味が出ないかも。苦手な人もいるかもしれないので、なければないで。焼き海苔(味海苔でも可)があれば、そちらを散らします。
最初の写真のスープは、ちょっと趣向を変えて牛ベースで。上海で四川西安の軽食を扱うお店で食べた水餃子が美味しかったことを思い出しながら。クミンと香菜(パクチー)が効いておりました。レモングラスも入ってたかな。 実際に作る時は香菜とレモングラスは手元になかったのでほんとに簡易版です。野菜はサラダ用に買っていたルッコラを、サッと茹でて加えました。
これもワンタン
こちらでお世話になっている大先輩に、ワンタン食べて、とテイクアウトのお裾分けを頂戴しました。日本でお好み焼きや焼きそばなどを入れる保温性のある発泡スチロール製のものに入っていました。
スープは別なのかな?と思いながら開けてみると、中には焼かれたワンタンが入っておりました。
食べる前に再度焦がしたもの
餃子も茹でたもの(水餃子)もあれば焼いたもの(鍋貼)もあるので、同じように考えればいいのですが、スープで食べるもの、という頭の中の概念が邪魔して、食べる前は少しだけ違和感。
フライパンで再度カリカリに焼けば、それなりに美味しかったです。皮は厚めだったので、餃子用の皮を使ったのかもしれません。
焼いた餃子は日本だと醤油や白酢にラー油の組み合わせが多いかと思いますが、上海では焼き餃子・春巻きなどを食べる時には、油っぽさを減らすのに黒酢(+時々刻み生姜)で頂きます。
お時間のある人向けに(動画)
① ワンタンメンの初期CMソング。冒頭に入っています。後ろの方にある黄桜のCMソングも懐かしいです。
② ワンタンには関係ないですが、エースコックの昔のCMを探していたらこんなものも。関西限定でしょうか? 確か父が好きで見ていた記憶がありますが、この曲がおどろおどろしていて怖く、イントロが聞こえたら、テレビのある部屋から無意識に遠ざかっていたので、話の内容は全く記憶に残っていません。
この動画ではちょうど切れてしまっていますが、終わりの部分が特に怖かったんですよね。耳を押さえてました。Youtubeにはもう一つ終わりの部分まで含まれた動画もおかれていたので、怖いものOKの方は、探してみてください。//