漢検勉強記録(準1級) #1


のんびりと漢検の勉強をしている。

勉強記録というタイトルにしてみたが、勉強の記録を書くというよりは、なんとなく響いた熟語や故事、諺などをまとめてみようと思う。

日常生活では、あまり耳馴染みのない語彙や言い回しだと伝わりにくい可能性があるし、矢鱈と四字熟語などを言いまくってもなんだか鼻につくような気がしてしまう。
けれど、学んだことはどこかでアウトプットしないと覚えられないし定着しない。
それに、どこかで使ってみたい。


以下、記録


・地獄の沙汰も金次第
この世はすべて金の力で左右されるという例え。
金でなんとでもなるという考え方は昔から変わらないんだなと、失笑した。
すぐ後に、弥陀の光も金次第という諺も出てきたので、やっぱり金かよ!と思った。

・巧詐は拙誠に如かず
巧みにいつわりごまかすのは、拙くても誠意があることには及ばないという意。
いけしゃあしゃあと嘘をついて難を乗り越えたり、自分の感情など後回しにして営業をしたりする人を見ると生きていくの上手いなあと思うけれど、何かに嘘をつくよりも正直に生きていきたいなと感じた。
この諺のように、巧みな〇〇より拙い△△の方が良いという表現を好みがち。巧遅拙速とか。


・腹の皮が張れば目の皮が弛む
腹がいっぱいになれば、自然に眠くなる。また、人は飽食すると怠惰になること。
私は昼食を摂ると必ずと言っていいほど耐えられない睡魔に襲われる。(昼食後に限った話ではないが)
高校生や大学生の時は、いつも寝ている、と咎められたものだ。
食後に眠くなるのは、血糖値スパイクとか、血液が消化器官に集中して脳に行かなくなるからなどの医学的な理由が明確にある。
そういった理由はさておき、食後に眠くなるのは自然なことだと端的に表現していてお気に入り。


・虎の能く狗を服する所以のものは爪牙なり
虎が犬を服従させることができるのは、爪や牙があるから。それと同じく、人を治める上でも優しいだけではいけない。刑罰がなければ人を治めることはできない。という意。
社会人になる前の学校生活では、後輩が怠けていても厳しい指導をしてこなかった。
それで特に困ったことはなかったのだが、社会人になって上司達を見ていると、詰問しないとわからない人もたくさんいるんだなと感じることが多い。
私が人の上に立つ時が来たら、この言葉を心に留めておこうと思う。(まだ上司になったことはない。)


・晩学と雖も碩学に昇る
歳を取ってから学問を始めても、充分な知識を持つことは可能だということ。
座右の銘にしたい。
何歳になっても何かしら学び続けたいと思う。
いつまでに、と決めているわけではないが、子どもの頃から漢検1級に合格することを漠然と人生の目標にしている。



今回はこれくらいで。


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