構ってくれた無機物たち

 今晩は。ゆっくりしてますか。深呼吸してますか。私はちょっと考え事してます。聴いてくださませ。
趣味が増えすぎてしまいました。

 日記を書くのに誕生日プレゼントでもらったインク。自分で買ったつけペンタイプの万年筆。それに合わせてノートも……。そこに関連して絵を描く事も……。
 コラージュに使うマスキングテープ、デザインペーパー、シール……。テープのりとか、両面テープとか道具も必要になります。
 スマホゲームなら、FGO、まほやく、アイナナ、とうらぶ……。

 なぜこんなに増えてしまったのか、自分でわかってます。外に出れないくらいしんどいとき、他にも深夜なのに眠れないとき、時間を埋めたくて埋めたくて……。何かをしてなくちゃ自分が黒い渦みたいなのにのまれる気がしてしょうがなくて、だから家でやれそうで自分がやってみたいな、と思うことは全部やってきました。
 全部楽しいです、全部面白いし、私には死ぬまでの時間がまだあるし、虚無で過ごすよりなにかに集中してる方が大分心の負担が少なくなるかなぁってそう思っていました。

 ですが、今、そんな趣味が多くなりすぎて逆に焦るようになってしまいました。うーーん、みんな楽しいのに……。
 なんとなくタスクのようになってしまっているのが否めない。趣味って自分が好きだから時間をかけて出来るもので……業務のようにやるものじゃないよなぁって……。

 いやでも鬱のときはひたすら手を動かしたくてコラージュや詩や絵を描いていたなぁ。でも、あのときは集中力が散漫になる中で、ゆういつ出来たことだし、それしかなかったから……。

 今、一個の趣味をゆっくり楽しみたいんですよね。そうそう、なにか締め切りに追われてるわけでもないんだがら、今日一日に詰めっ詰めにしなくたって太陽は昇るし、私は目覚めるんですよね。
 あ、そういえば、ひたすらシュシュを作ってるときもありました。友達にあげたり従兄にあげたりしました。迷惑だったろーなー!捨ててくれていいからねーーー!!(念じる)

 無機物って感情とかないですけど、人間でもないですけど、一番私を構ってくれた存在だと思います。コラージュをするときもシールやら色紙やらマステは「あらお喋りする?」と寝ていたのを起こしたのに全く怒らず私のコラージュに付き合ってくれました。
インクもノートもペンもずっと深夜なのに構ってくれて……。
 私はずっと一人きりの夜だと思ってましたけど、無機物たちはいつも待っていてくれたし、私の嘆きや苦しみを表現するのを手伝ってくれました。ありがとう……無機物たち……。

 何かを使っている限り、何かを表現する限り、孤独になることはないのかもしれません。私には私がいるし。そこに紙とペン、そしてスマホなら読んでくださる人がいる限り、一人にはならない。この孤独な気持ちさえ誰かに共有することができる。

 今の文明に感謝です。ありがとう……。
 今この瞬間、あなたの苦しみがほわっと柔らかいものになりますように。明日も会いましょう。それでは〜。

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