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子宮筋腫、ゴロゴロ体験記。【その9 : あれっ?ベッドが平らにできない(涙)】

手術を終えて、2日が経過。お腹の調子も良く、傷口の痛みにも少し慣れてきた頃、リクライニングベッドを平らにしようとボタンを押したら、突然、肋骨の下辺りに激痛が走り、呼吸が一瞬止まりました。
えっ?なにこの痛み!息を吸うと強く痛みます。

慌ててベッド横の柵を持って身体を起こそうとするのですが、傷口の痛みと肋骨の激痛で思うように動けません。仕切られたカーテンのなかで、ひとりジタバタしながら何とか起き上がると、痛みはなくなりました。

確かめるために、もう一度、恐る恐るベッドを倒していくと、やっぱり息ができないくらい痛い(涙)。
どうやら仰向けに近づくと、激痛を感じることがわかりました。看護師さんにそのことを伝えると、聴診器をあてて診てくれましたが異常はない模様。「あとで試しに横向きになってみてください」と言われたけれど、横向きに寝てみたら、痛みは倍増。

なんせ肩まで突き抜けるような痛みだったし、手術中は腸を上に移動させるために身体を傾けていたと聞いたものだから、『もしかして、肋骨折れてるかも…』と嫌な予感しかしない。

その日からリクライニングベッドにもたれて、座った状態で寝ることになってしまいました。寝返りもうてないし、腰痛もあったので、これが結構つらくて。

何人かの看護師さんにも聞いてみましたが、理由はわからずじまい。身体を起こしている時は大丈夫だったので、翌々日まで我慢して、診察の時に先生に聞いてみることにしました。すると、腹腔鏡手術の時に炭酸ガスを入れて、お腹を膨らませた状態にするので、そのガスが残っている影響かも、とのこと。自然と体内に吸収されていくので様子をみて、と言われました。

骨折ではなさそうなので安心しましたが、結局、ベッドを平らにすることなく、座ったまま寝ること4日間。そして、5日目にしてようやく痛みは穏やかになり、消えていきました。炭酸ガスか…

ちなみに、術後4日目の診察では傷口に貼ったテープの交換と、縫ったおへその所は軟膏を塗って絆創膏を貼ってもらいました。糸は1ヶ月くらいかけて溶けていくタイプです。

『子宮筋腫、ゴロゴロ体験記。その10 : ようやく退院&帰り道の涙』では、退院当日の最後の診察と帰り道での出来事について書きます。

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