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古物商を取りに行く 後日談(業界の闇)

2025年2月現在、いくつか通達が出ていますので、情報更新しておきます。

1.犯罪収益移転防止法の改正
貴金属取り扱いが200万を超える取引は身分証確認のほか、取引目的、職業確認、公共料金の領収書なども追加で必要
なりすまし、マネーロンダリングの有無の確認

まあ、なりすまし以外は一般の方にはご縁がないように思いますが、、

2.消費者庁「インターネット・オークションにおける「販売業者」に係るガイドライン」(あくまでも基準で、義務ではありません)の通達

1か月に200点以上または一度に100点以上の商品を新規出品している場合。
落札額の合計が1か月に100万円以上、あるいは1点が百万円以上
落札額の合計が1年で1千万円以上
家電・自動車・バイク・CD・DVD・パソコンソフト・ブランド品・インクカートリッジ・チケット類を、同一商品で複数点出品
上記に該当する場合、「自分が使用したものを転売する場合」でも、営利目的とみなし、古物商の許可が必要

3.公安から「古物商許可証番号と氏名、名称は、1商品の説明内に、わかりやすい場所に、すべての商品ページに書くこと」が最近追加されました。

1はともかくとして、2はせどらーや転売やーかなり該当するのでは。
3はとにかく面倒。わたしも、商品が全然売れなくて、詰んでるので現在50点超えてます。書き換えは一度撃ち落とす(取り消す)必要があるため、水道管が壊れてから、ここ1か月ずっと書き換え作業に追われておりました。。

個人的な意見ですが、たとえば自宅にある布を出品するなら、縦横の寸法を測り、重さを測り、配送できる大きさを測り、写真を映し、汚れやしわがあればもう一度洗い、アイロンを当てて、商品を買った情報を探しだし(20年前の情報でも、出るものは出る)、価格があれば記入、生地の種類、素材の情報、注意点をそれぞれ記入、で1つ出品するのに2時間以上かかります。先日4枚出すのに6時間かかりました。
1つの商品の元値2千円~5千円です。元を取れた商品は指で数えられる程で、結局大半が5分の1くらいの大赤字なのですが。
でも、継続して出品している場合は古物商は基本必要(公安曰く)、なんだそうです。
大赤字の出品と、製品情報コピペして出してるだけのせどりと同じにしないで。。。

あとは、経験上ですが、1週間に200件とか1か月に4千件落札している個人は、かなりいますよ。とにかく連絡が遅いため、すぐわかります。そりゃ、こんなに落札していたら対応悪くなるでしょ。
こういう人は古物商許可証を見せてくれませんし、やたら匿名で来るので、最近はキャンセルしています。イヤな思い何度もしてるので、関わりたくないです。。
つまり、こういう人が、世にいう転売やーとかせどらー(蔑む意味で)なんですね。アマゾン出店してたら確実に古物商許可証持ってるでしょ。

百円とかでダメージ品を出すと飛んできますよ。なので、最近は安くしないといけないような商品は捨ててます。

以前どなたかの動画で「いらないものをオークションやフリマに出すより捨てた方が波動は上がる」って聞きましたが、本当にそうです。
わたしはハンドメイドに情熱があるからやってるのですが、こんな人の所にも、ハイエナのごとくやってくる。アカウントからも、低い波動だしてるのがわかりますよ。。

最近損益分岐点がわかってきたので値段を上げていたのですが、上げようと作業してたら、残ってた低い値段のものが売れていきました。案の定、挨拶もろくにない、ハンドメイド関係あるの?転売?って人。対応に問題はなかったため、相手しましたけど、こういう経験はみなさまにはしてほしくありません。

ハンドメイドしている人の中にも、材料費にお金を出さない人って、けっこういるのですが、作品を売っていると、百均で買った材料を使ったらディスられるのを知ってるので、わたしはやってないぞ。
品質から見て問題ないものもあるし、ハンドメイド材料はたまに百均の方が高いものもあるし、お金ばかりに目がいってる低い波動の方なんだろうなぁ。。で、クラフターなんで相手すると、送料安くしろとか言ってくるので、ブラックリスト行き。。なんて何度かございました。

いまも、時々値下げをすると、狙ってたかのように食いついてくる方多いです。メーカーさんのことを考えると、中古だとしてもあまりにもお安く出してしまえば、業界が崩壊します。
そうなると、質を悪くしたり製造過程がブラック化したり、どんどん良くない方へ行ってしまいます。環境に悪い薬品で染めたり、数回着ただけで破れる服などなど、日本でも起きています。日本の製造環境もかなり良くない感じになってるようですので、素材には相応のお金を出してほしいし、作品に人件費を載せて売れる世界にしてほしいのです。

お金を稼ぐノウハウとしてではなく、みんなが幸せになる輪が出来るように、バトン渡しのように、わたしは古物商を考えていたのです。
仕事って、そもそもお金は人からいただくもので、仕組みで得るものは所詮長くは続きません。
この記事を書きはじめて、ギャンブル関係の方が来て困惑しております。
古物商は盗品を転売することを監視する宣誓書のようなものです。中古品を売ることが金儲けのゲームととらえられたら、モノを使う人に届かないまま転売し続けるだけになってしまいます。これでは、地球に優しい環境は出来ません。

今回の記事を書くにあたって調べた実態もあえて書きますが、実際に空売りは常態化しているのだそうです。わたしは、使う人が買わないのなら、捨ててます。なので、古物商を取得する意味すらなかったことになってしまいます。そのため、値上げをし、転売をしそうな人はキャンセル、書い手がつかないなら、きれいなものでも捨てようと決めました。
わたしの扱っているものは、環境が良くない場所だとカビが生えたり、虫食いにあうものが多いので、倉庫とか物置に置かれるのは耐えられません。。

なんのために、近所のたばこの臭いをつけないようにしたり、カビが生えないようにしたり虫食いをチェックしてるのかわからなくなってしまいました。

わたしの前に届く情報は、経験上、知っといた方がいいものが多いので、こうして書いております。
今回はいつも売っているもの以外で、どうしようか迷ったものがあったため、調べてて出てきた情報と、公安から言われたことを書いております。

先日の記事で、古物商はモノの知識がある方、転売やせどり向けと書きましたが、そもそもせどりや転売は、古物商を取得してからはじめることだそうです。先ほども書きましたが、古物商なしでは出店出来ない市場もあります。
古物商取得にはデメリットもあります。半年休むなら返却しないといけません。改めて取得は、5年後。また1万9千円がいりますので、続ける覚悟も必要です。
そして、情報も最近はすぐ変わりますので、その対応が出来る方。地味にパソコンに向かいキーを打てる能力。検索して上位に出てくるような、お手伝い系の方はいなくても出来はしますが、情報判断能力は必須です。

儲かるから取得するものではないです。営利目的なら、他にも方法はいくらでもあります。中古ものを売りたいなら必須ですが、売りたいものがわからないような方、モノを家に置くのが苦手な方にはおすすめいたしません。

わたしのような、一部屋くらいモノであふれても生活出来る方なら構いませんが。。。汗 家族には怒られますよ?

夢もなんもないことばかりで申し訳ありません。むしろ、目の前のことに振り回されない能力が試されている、踊らされない能力、なのかもしれません。

次こそ楽しい記事が書きたいです。汗

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nancyallen 楠子亜恋
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