ノートの中の、優しい言葉
学生時代、就職試験に落ちました。
その当時、雑誌や新聞にペンネームで絵や文章、作品など投稿していました。既に常連組となり、陰では有名に。
当時地元紙河北新報に、ヤング向け投稿コーナーがあった。毎週って程ではありませんが、かなり掲載してもらいました。
学校の図書室に、自由に書けるノートが置いてあって、来た人が好きなことを数行書いていく、よくあるやつがありました。
そこに、そのペンネームで「試験に落ちました」と書いて帰りました。本当につらくて、その時はそのことしか考えていませんでした。
数日後、いっぱい返信が書かれてました。
「大丈夫?」「えーっなんで?」「◯◯なら通ると思ってたのに」「就職だったの?専門学校行くと思ってた」「一緒に泣いていい?」
中の人、バレています。笑
親は「生活が乱れてるからだ」とか言ってましたけど、私は受験勉強をやめて就職試験受けてあげたんです。言う事聞いて文句を言うのは論外でしょう。
時代は不景気で求人少なくて、1人募集に50人は来てた。そりゃ無理だよな。
でも、この言葉たちは、今でも励みになってる。すごく嬉しかったし、頑張って別の場所を探そうと思いました。
ここで終わらせてしまいたかった。泣
さて30年後。
今度は上の子が就活で惨敗します。
そもそも会社が欲しがる「元気で明るく活発で、アイデア豊富、みんなと仲良くやれる人」ってさ、自分で会社作っちゃわないか?
それが出来ない組に、何を求めてるんだろうね。どっちかというと「こんな人はNG組」のうちの子は、そりゃ負けに負けたわよ。。
自己肯定感ゼロ、人から認められたことがほとんどない子です。そこへ次々と来る「残念なお知らせ」。
毎日泣き叫んでたし、家で暴れて、書類に火をつけて火事になりかけるし、もう大変でした。
私のような、失敗はしたけどのちに成功を収めた奴が一番嫌いなわけで、私は全く励ましも、聞いてやる事すら出来ませんでした。
って言っても、過去は変えられないよ。努力してたまたまうまくいっただけだ。ガチャと変わらぬ。
2年も就職浪人。誰に相談しようとしても、やめてって暴れるしで。地獄の日々。私もパニック発作で苦しんでたので、一緒に病院行こうって連れて行った。うつの診断が欲しかったと、本人は言っていた。
でも結果は鬱ではない、と言われました。
救急車で運ばれた私を羨ましい、運ばれるべきは私だ、と言うのだが、パニック障害なってたら就職もそうだが、大学通えない。卒業も就職も出来ない方がいいの?
それに私だって、好きでメンタルやられたわけじゃない。未だに何故パニック障害になったのかも、わからない。メンタルやられやすいタイプでないし。
パニック障害の患者さんとよく話してますが、明るくてなんでこの人が?って人多い。むしろ家族に問題人がいる人が多い印象。気のせいでしょうか?
とにかく何処かに就職してもらうため、近所のスーパーに面接行ってもらったけど落ちた。一体誰が雇ってくれるんだ。
結局、郵便局のバイトをして、そこから現在の職場の人と仲良くなり引き取ってもらえました。ふぅー。結局私が仕事探してるじゃん。よく体もったよ。
今も自立できず文句ばかり。生きづらいのはわかるけど、自分のケアやサポートはそろそろ自分でやってほしいな。。
こういう人、30代くらいの人に多いと思う。そして私のような人を毒親って決めて、攻撃対象にするんだろう。決めて罪にされても何の解決にもならないと思うんだけどな。
幸せに生きたいのなら、自分で動いて、自分に合う場所や人を探すしかない。
それは親が出来ることの範囲を超えている。というか、どうせ聞いてくれないんでしょ?
人を救う言葉を届けられるのは、人しかいない。
だから、自分で活動をして、気の合う人を探す必要がある。リアル人でも本でもゲームでもネットでもいいけど、自分の力で探して、それを支えに生きてほしい。