誰がための自由
わたしは基本、自由ですが、周りの人に振り回されて、実際やりたかったことが出来ていません。
今やってるフェイクファーの子たち、元々はわたしが15年前くらいに作りたくて集めていたのですが、当時の実力ではまともな作品に出来なかったので、放置していたのです。
今年になって突然作れるようになり、それから作っている作品の大半がフェイクファーになってしまいました。
それ自体が予定外。今はカラフル糸ブームですが、全く編む暇がない。最近はもう諦めて、自宅の糸の消化に励んでいました。
ところが、今度は色や素材の指定が来るように。わたしの家にあるものは、あくまでもわたしの好みと、当時の流行り。
子供の服を作っていた時もそうだったのですが、作り手でない人は、「アパレルで流行してないと素材は作られない」ことを知りません。
売ってないから欲しいってことは、流行りでないから素材も存在していないのです。
というわけで、そこへ来るともう「ないもんは自作」になるんですよね。。
そのため、実は染めていない生成りという、メーカーの狙ったデザインに合う色に染めるための布や糸も、用意されてるんです。
今回は探して見つからなかったので、その素材を取り寄せました。届いたら、自宅で染めます。
もはやアパレル工場と化してるな、わたしは。。
で、わたしはやりたかったことがあったけど、そんなことしてるから、出来ていません。。当たり前ですよね。
以前作っていたものも、メーカーさんの依頼だったのですが、いざ作成してもお客様の欲しいとマッチしてなくて、全然売れない。抜けて自由にやる、と宣言していたんです。
そして新月に誓いを立てた。
幻獣を作る、と。
あれ?なんか違う?
確かに、わたしの作ってるものは、言ったらなんだけど、全部幻獣です。。。
うーん、神様に伝わらなかったってことか。天衣無縫という言葉もあるので、神様は限界がないってことでした。
地のものには、限界があるんです。。
また新月が来るので、自分のこと、お客様のことどちらも叶えられるようにしたいです。
出来るかどうか、考えちゃダメなんですよね…。
作業は今日はないので、ゆっくり考えよう。
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