似て非なる、否、そもそも似てないか?
松田青子『おばちゃんたちのいるところ』を読んでみました。本作の内容紹介には
とあります。幽霊がやって来ると聞いて思い出したのが、『海峡を渡る幽霊』です。
こちらはの内容紹介には
とあります。女性を助けに幽霊が現われるというモチーフでは似ていると言えなくもないですが、読んでみるとテイストは全く異なります。
むしろ、読んだ感じとしては『冬将軍が来た夏』の方が相通じるものが感じられました。こちらの内容紹介には
とありまして、決して幽霊ではないのですが、主人公の女性を助けに現われる女性たちというモチーフが『おばちゃんたちのいるところ』と似ていなくもないと感じられたのです。
それにしてもあたしが挙げたのはいずれも台湾の作品ですが、こういう心温まる怪異譚というのは日台共通のものがあるのでしょうか?
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