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奈良漬けではなく奈良酒

旅行記はひととおり書き終わりましたので、自宅用に買ってきた、奈良のグルメをご紹介します。とはいえ、しばしばよく聞きますが、奈良のグルメって何でしょう。柿の葉すし以外にパッと挙がる奈良のグルメってありますかね。

確かに、京料理といった具合に奈良料理と呼ばれるものって思い出せません。奈良漬けがあるくらいでしょうか。京都より古い古都なのに、たとえば和菓子で有名というわけでもありません。平城京時代が短すぎたのでしょうか。

とはいえ、柿の葉すしはそれほど日持ちするものではありませんが、買って帰ろうと思いました。木曜日の昼食に食べた柿の葉すしは「柿の葉ずし総本家平宗」でしたが、近鉄奈良駅の近くにある「柿の葉すし本舗たなか」というお店で購入しました。昭和天皇へ献上した柿の葉すしで知られたお店のようです。

今回買ってみたのは、レギュラーメニュー(?)のさば、さけ、たいが二個ずつと、季節の具材を使った寿司が一つ入った七個入りタイプです。他の季節だと何が入るのかわかりませんが、今回春のネタは鰆でした。

函を開けると見慣れた柿の葉すしが現われます。もちろんこのまま食べてればよいのですが、ちょっと炙って食べても美味しいとのことです。でも、そんなことは忘れていて、そのままパクついてしまいました。いつかリベンジしたいものです。

柿の葉すしはお土産で買った「たなか」は柿の葉すしという屋号ですが、「平宗」は柿の葉ずしという屋号です。「すし」なのか「ずし」なのか、拘っているように感じられます。

柿の葉すしはこれくらいにして、JR奈良駅ビル内にあったお土産屋で奈良の地酒を買いました。たくさん並んでいたので迷いに迷いましたが、逡巡の挙げ句選んだのは写真の二本です。

一本目は「長龍 純米酒」です。その名のとおり、長龍酒造のお酒です。吟醸などいくつか種類を出しているようですが、ラベルがきれいなこれを選びました。

そしてもう一本は河合酒造の「出世男 上品寺屋」です。出世男というのがここの主たる日本酒銘柄のようで、こちらもいろいろ種類がありますが、これもラベルの印象でこちらを選びました。

「上品寺屋」は「じょうぼんじや」と読むようです。この酒蔵の屋号が上品寺屋と言うそうです。こちらは純米吟醸です。これもラベルがちょっと面白いなあという直感、一目惚れ的な選択です。

この二本でしばらくは自宅晩酌が楽しめそうです。あたしが日本酒を選ぶときは冷酒専門で、辛口のものを選ぶ傾向があります。今回の二本は醸造元も異なるので、違った味わいを楽しめそうです。それにしても、酒の種類は豊富にありそうなので、もっと料理が有名になれば、奈良への観光客も増えるのではないかと思います。
https://www.rockfield.net/wp/?p=7393

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