もうじき没後80年
写真は、紀伊國屋書店新宿本店の2階、海外文学コーナーの一角です。ヴァージニア・ウルフのミニコーナーが出来ています。
どうしてヴァージニア・ウルフなのかと言えば、今月下旬がウルフの没後80年に当たるからです。たぶん、それを意識してのコーナー作りだと思います。
もったいなくも、センターを占めているのは、あたしの勤務先から出ている『フラッシュ 或る伝記』です。あたしの勤務先から出ているウルフはこれ一点だけなので、読者の方にもウルフを出している出版社という印象は持たれていないと思いますが、ありがたいことです。
実は、先月のことですが、あたしの勤務先で画像のような注文書を作って全国の書店に案内していたのです。
どうしてこんな案内をしたかと言いますと、もちろん没後80年ということもあるのですが、幻戯書房から『フラッシュ ある犬の伝記』が刊行される予定だったので、そのタイミングでうちの『フラッシュ』も並べてもらいたいと考えたからです。ただ、上述のようにあたしの勤務先から出ているウルフは一点だけなので、チラシには幻戯書房の新刊と他社のウルフの翻訳を何点か列挙して、これでちょっとしたフェアをしていただければと目論んでおりました。
まあ、ちょっと考えれば誰にでも思いつく案内ではありますが、何点かでもリストアップしてあれば、書店の方が調べる手間を省けるかなという思いはあります。