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ティーンエイジャーにガイブンを!
関西ツアーで訪れた書店でこんなチラシが配布されていました。「中高生におすすめする司書のイチオシ本」とあります。フェアも開催されていました。このフェアや、そもそもの選書を主催したのは「京都府私立学校図書館協議会司書部会」とあります。学校の司書の方が協力して選んだのでしょう。
表紙にはさらに「2023年11月~2024年10月に発行された本」が対象とあります。よく見ると「2024年版」と書いてあるので、ここ数年毎年行なわれているのでしょう。そう言えば、埼玉県でも司書の方が選んだフェアってやっていましたね。
司書の方が頑張っている学校は図書館も多くの生徒が集まり賑わっているところが多いようです。本に親しむ生徒が増えるのは、やはり嬉しいものです。あえて言うならば、選ばれている本に海外文学、翻訳書が含まれていないことです。慣れてしまえば、ガイブンも面白く読めるのですがね……
そんな中、十代にガイブンを読んでもらおうというサイトがありました。「10代がえらぶ海外文学大賞」です。これはタイトルこそ「10代がえらぶ」とありますが、最初の推薦は誰でもできるようなので、あたしも何か推薦してみたいと思います。
「2024年に出版された、10代を主人公とする海外(翻訳)文学の中から受賞作品を選考します」という選考基準がありますが、最初は10代で主人公が物語の中で成長して大人になっていくようなものでもOKだそうです。あたしの勤務先の刊行物で言えば、まずは『房思琪の初恋の楽園』ですね。近刊なので選考対象期間には含まれませんが、『ピンポン』も是非読んでいただきたい一冊です。
https://www.rockfield.net/wp/?p=7431