売れるものなのでしょうか?
わが家の書架の一部です。あたしがパソコンに向かっている椅子の背後にある書架です。たぶん高校の頃に購入したスライド式の書架です。これが二台並んでいます。
ご覧のように、所蔵しているのは中国史の本です。それも中国で発行されたものです。われわれ中国学専攻の人間は、、日本で発行されている書籍を和書と呼ぶのに対し、「中文書(ちゅうぶんしょ)」と呼んでいる書籍です。
写真の右半分を占める、薄い緑色の本は中華書局から発行されている中国の正史、『二十四史』です。『二十四史』だけでなく『清史稿』まで揃っていますし、いくつかの史書では、人名作品や地名索引も持っています。左上二段を占める黄色い本は『資治通鑑』で、その下の段には『通鑑記事本末』とか『読通鑑論』、さらに下の段には『史通』『国語』『戦国策』といった歴史関係の中文書が並んでいます。
それとは別の書架が左の写真です。こちらは『新編諸子集成』を並べています。下の方には、ちょっと違う色の本が並んでいますが、この書架には主に思想分野の中文書を収蔵しています。
とまあ、そんな書架の紹介はおくとして、わが家にはこのように中文書を並べている書架が全部で6本ほどあります。ですから、所蔵している中文書の量もそれなりのボリュームになります。
で気になるのは、これらの中文書って、もしあたしが死んだりしたら、古本屋は買ってくれるのでしょうか? ブックオフのサイトを見たところ洋書も買ってくれると書いてありましたが、中文書はどうなのでしょうか? 洋書と同じように買ってくれるのでしょうか?
ただ、いまのところ突発的な事故にでも遭わない限り死ぬ兆候もありませんし、そもそも所蔵している中文書を処分しようという気持ちもないので、取り越し苦労ではありますが、そう遠くない未来には、これらの本をどうにかしなければならない現実が訪れるわけです。あたしが死んでしまったら、残された人が勝手に処分してくれて構わないのですが、量が量だけに残された方も大変だろうなあと考えてしまうわけです。