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まだまだ廃れないで欲しいと思います
本日の朝日新聞「声」欄です。こんな投書が目に留まりました。
漢和辞典に関する投書です。年代としては、漢文など受験科目からもなくなっていたでしょうし、ひととおり学校で習うとはいえ、さほど漢字や漢和辞典に興味、関心を抱く世代だとは思えません。
にもかかわらず、こんなに熱く漢和辞典について語ってくれています。嬉しいですね。小学校や中学校だと漢和辞典ではなく漢字辞典を使うのですかね? 高校生になって漢文の授業がありようやく初めて漢和辞典に接するというのが多くの学生のパターンだと思います。自分の漢和辞典を購入する学生は少数で、たいていは学校にあるものを使って済ませていたのではないでしょうか。
ところで、漢和辞典に限らず、こんな風に辞書を読み物として楽しめるのは電子よりも紙版だと思います。こういった楽しみに目覚めてしまえば、重くてかさばる紙の辞典でなくとも楽しめるでしょうが、最初のきっかけを与えてくれるのは、やはり紙の辞書ではないでしょうか?
まだまだ紙の辞書、そして漢和辞典が必要とされる社会であればよいと思います。