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【遺跡探訪33】橋の向こうの違う世界へ、ネアク・ポアンNeak Pean(12世紀後半)

今回はネアク・ポアンか、前回道順を確認したタ・ネイに行こうと思っていました。
ネアク・ポアンはガイドブックやウェブサイトによって「歩いて行ける」「船で行く」「コロナ後行けない」と色々な情報があり、躊躇していたのですが、昨日偶然クメールタイムズで特集を組んでいました。

記事によると、今はバライに水が入っていて(それがプリヤ・カーンから見えた水面だったのか!)中央の島に行ける橋が出来て、簡単に美しい景色が見られるようになったとのこと。

と言う訳で今回はネアク・ポアンにしました。

本日のマップ

往路:赤、復路:青です。スラスラン経由で帰ろうと思いましたが、東バライ以南が通行止めだったのでかなり迂回しました…

今日もSEA Games

アンコールワット西側の通行止めはなかったものの(通ったのが6時台と早かったからかもしれません)関係者がたくさんいました。

SEA Gamesののぼりがサルの遊び場になっていました

アンコールワットの外濠は、昨夜が豪雨だったため濁っています。今日は雲も多いです。

アンコールトム 南大門

雨の後のため、しっとりしています。こちら阿修羅側です。友人が南大門の20年前の写真を見せてくれて、その写真では阿修羅の顔がかなり風化していたので、「今は修復されたのだな」
と思っていましたが、よくよく見ると今でも風化したままの像がかなりあることに気づきました。

北クリアン

バイヨンを北上すると、ライ王のテラスの向かいあたりに、非常に古そうなナーガとテラスの跡がありました。

ユネスコの石碑を見ると、これが北クリアンでした。建造が10世紀後半ということで1000年以上前の遺跡です!
周囲の遺跡(ライ王のテラス、バプーオン、ピミアナカス、プレア・ピトゥ)より古いです。またゆっくり見にこようと思いました。

アンコールトム 北門

アンコールトムを突っ切り北上して、北門から出ました。

北門はプリヤ・カーン以来、久々に来ましたが、改めて見ると阿修羅も神々もほとんど顔が残っていなくて胴体もないものが多かったです。

やっとネアク・ポアンへの標識が出てきました。នាគព័ន្ធと書くのですね。

かなり市街地から離れたので、流石に誰もいないです。(と、思ったのですが後にSEA Gamesの影響で交通制限をしていたことに気づきます)

橋で島まで渡れた

Near Pean
Date: Late 12 the c., at around the same time as Preah Khan.
King: Jayavarman Ⅶ
Cult: Buddhist, Lokeshvara is omnipresent
Best seen: All day.

Focusing of the Angkor Temples

着いたのがちょうど朝7:30頃でした。

橋の入り口で警察官が撮影をしていて、私に「早く行け行け」と言うのでそそくさと行くと、橋の真ん中あたりで「こっちに来て。チケットチェックしてない」と引き戻されてチケットを見せて…という流れにちょっとイライラしました。

気を取り直して、もう一度橋から水面を見ると、違う世界に来たよう。
雨上がりの森のひやっとした空気と、乾季終わりの暑い空気が混ざって生暖かい不思議な感覚でした。

曇っているので写真はそんなに綺麗ではないですが、暑くなくて体力的にはちょうどいいです。

一応7:30からのようです

島の入り口に立ち入り禁止看板があって驚きましたが、後ろを見ると係の人がこちらに歩いてくるのが見えました。

マオン・プランピー・コンラッ・タウバンテー?(7:30に入れるんですか?)と聞くとチャーチャー(Yes, yes)と言っていたのでやはり7:30以降でないと入れないようです。

来た道を振り返ります。

やっと見えました。

これです!写真でよく見るネアク・ポアン。想像していた周辺の状況は全然違うものでした。まさか、中央祠堂を二重に池が囲んでいるとは思いませんでした。

中央祠堂は残念ながら入れません。昔は入れたのだろうなあ。

立派な鶏がいました。

初めてみた孔雀みたいなハトもいました。調べてみると、その名もクジャクバトだそう。

東の水門から中央祠堂を見ます。今は東西南北のうち、東だけが中央の池につながっているようです。

東西南北の水門がかっこいい

東の水門。水量を調節するときには、この中の人(神か王?わかっていないようです)の像があり、その口から水を吐き出すようになっているそう。罪を洗い流す意味があるとか。今は近寄れず、見ることができません。

中央祠堂の東には、バラーハと言う馬の像があります。ガイドブックの写真は完全に馬の足まで見えていましたが、昨日の豪雨の影響か半分くらいしか見えません。

別の角度から

ガイドブックにも一応記されていた、祠?
ちょっと怖いけど、気になります。

お祈りして、覗いてみました。仏像だったのでしょうか?何かが現代風に祀られています。

祠の前から中央祠堂を眺めます。ここからの風景はとてもいいです。

北と東の水門しか近くで見えません

以前洪水があり、遺跡自体の強度に問題が出てきたので北側と東側からしか見ることができなくなったようです。

来た道を戻ります。

蓮の花が美しい。こんなに深い色だったっけ。

北海道で似た景色を見た気がします。釧路の近くだったかな。

さて、タ・ソム、東メボン、プレ・ループを通って帰ります。

通行止め

東メボンより南がなんと通行止めでした。

こっちの道に行けと言われます。えええ…

スラスランのカフェに行こうと思っていたのですが、スラスランのあたりは今通れないとのこと。

通行止めで、新しい通りを発見した

迂回した道でカフェラテ頼みました。1ドル(=4000リエル)。
細かいお金が3900リエル、あとは5万リエルしか持っていなくて、3900でいい?と一応聞いてみましたがダメと言うので、ABA銀行のQRコードで決済。

来た道を振り返ります。

この通りがなかなか面白く、観光客向けのレストラン、カフェ、手編みの籠屋さん、など見てて飽きないです。

帰ってから地図を見て思い出したのですが、この集落は「ノンバンチョック(カンボジアの素麺のような麺)が有名なので行ったら是非食べてくださいね、とクメール語の先生が言っていたのでした。ああ、忘れてた…

今日は競輪で通行止めだったそうです

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