【遺跡探訪25】山からアンコールワットを眺める(プノンバケンPhnom Bakheng、907年)
週末、早めに起きたのでプノンバケンの朝日を見に行こうと思いました。
プノンバケンは夕日で有名なのですが、「夕日で有名な場所は朝日も綺麗」とスラ・スランやプレ・ループで確信していました。
(写真はFujifilm X10にて撮影)
5:50am 市街地出発
久々に朝5時台に出発。意外と空が明るくて驚きます。
アンコールワットの外濠に映った朝日が綺麗でした。
プノンバケンの山に登る道が3本あった
プノンバケンは名前の通り(プノンが山/丘)少し高い場所にあって、シェムリアップ周辺では、プノンバケン、先日行ったプノンクロム、水中の遺跡で有名なプノンクーレンが3つの有名な山と言われているようです。
(関係ないですが、この前行ったカフェでは、子猫が「クーレン」と名付けられていました笑)
上記の2014年のガイドブックの情報は、もう参考にならないかもしれません。2020年6月(コロナ禍)で訪れたときには、美しい夕日を頂上から見ることができましたし、2023年4月でも夕方の混雑はまだそれほどでもないのではと思います。
今朝に至っては、頂上の観光客はゼロでした(地元の人と、既に見終わって帰る人はいました)
プノンバケン遺跡が建立された当時の参道は、下の写真の東から寺院へ一直線の急階段だったようです。今は通行禁止になっています。昔は一気に登ったのでしょう。
旧参道の右に、整備された道があります。旧参道の左の小道からはカンボジア人が降りてくるのが見えたので、そちらに心惹かれながらも、以前通ったことのある整備された道へ。
バクセイチャムクロンが見えた!
坂を少し登ると、ちらりと、バクセイチャムクロンが見えました!
昨年12月、バクセイチャムクロンを裏側から登っているときは、「森の中だし、誰もいないし、落ちても気づいてくれる人はいないだろうな…」と思っていましたが、階段をへばりついて登っている様子がこんな角度から見られていたとは。
こんな風に見晴台があり、バクセイチャムクロンが見えるようになっています。
西バライも見える
人工池の西バライも、見えました。昔はこの池で生活用水や農業用水を調節していたようです。
西バライはシェムリアップ空港の近くにあるので、運が良ければ飛行機でも上空から見えて感動します!
さらに上へ向かいます。スロープは緩く、それほど大変ではありません。
山の頂上の遺跡、ロケーション勝ち
山を登り切ったところに、ピラミッド状の遺跡があります。
幻想的なアンコールワット
プノンバケン遺跡の頂上からは、もやがかかったアンコールワットが見えます。
あと30分早く来ても良かったかもしれません。1月下旬のスラ・スランの日の出を基準にしていましたが、いつの間にか日の出の時間が早くなっていました。
中央祠堂のデヴァター
かなり彫刻は風化していましたが、北部左手の像が一番残っていました。
後期のアンコールワット ・バイヨンなどの魅惑的なデヴァターと比べると、デザインがだいぶ違う感じがします。
アンコールバルーン(気球)が見えます。気球の乗客も、あと30分早く来れば良かったと思っているかもしれません。意外と早い4月の日の出。
そのまま山道を戻ると修復で寺院がよく見えないのですが、東に回ると全体像が見えることに気付きました。
ピラミッドと祠堂、美しいです。
カンボジア人について行って細い道へ入る
早朝散歩のカンボジア人グループについて行くと、急な坂を降りて行くことになりました。
もしや、最初に見えた参道の左の道…?と思ったらその通り。