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ミドラーシュ型烙印の展開まとめ

こんにちは.マスターデュエルをプレイしているNancyと申します.
この度ミドラーシュ型烙印で大会優勝とマスター1を達成することができました.


ミドラーシュ型の烙印について簡単に展開や考え方をまとめましたので,興味のある方は読んでいただけると嬉しいです.


ミドラーシュ型を選択した理由

環境考察

個人的なランクマでのTier表(流行度込み)

今環境における明確なTier1は天盃龍であり,その後を先攻番長系(手数,罠)が追随する環境だと思っています.この中で分布が多く烙印が後手から捲られうる対面は天盃龍,60GSです.天盃龍に関しては捲り札連打が重く,60GSは芝刈りからの手数が負け筋です.よってこの2つのデッキに対してのメタを考える必要がありました.

ミドラーシュ型の長所と短所

■長所
・ミドラーシュの破壊耐性のため,捲り札(ライスト,サンボル)に強い.
・G受けがいい.カルテシア,グランギニョルの2ドローで用意できる.
・メイン1枠で済む.
・後手で捲った後の蓋としても使える.
・要求値が低い.真炎竜アルビオンを召喚する必要が無い.
■短所
・EX2枠を使う必要がある.
・墓穴,DDクロウ,深淵の獣,リブートを受けてしまう.
・手札次第ではバスタードの墓地送りを諦めないといけないことがある.

烙印は魔法罠に干渉するカードが少ないので罠系はある程度割り切り,天盃龍と手数系デッキに対してメタを張っています.

烙印が先攻を取った時の負け筋が天盃龍の捲り札連打や墓地利用系の芝刈りなので手数を封殺するミドラーシュ型を選択しました.

天盃龍や60GSに墓穴の指名者が入っていないことが多いことも追い風です.DDクロウ,深淵の獣については烙印の展開で打たれることが多いので気にしなくてよいと思っています.リブートについてはシャドールーク以外の方法で相手ターンにミドラーシュを出すことができるので意外と重くないです.

カード解説

必須枠

上画像のカードが個人的に必須枠です.(クエリティスで良いかは諸説ですが)ここに環境札や好みのカードを足すのが良いと思います.ここではシャドールギミックに関連したカードのみ個別に解説したいと思います.

  • エルシャドール・アプカローネ

墓地に送られた場合,デッキ,墓地から「シャドール」カードを手札に加え,その後手札を1枚選んで捨てることができます.

烙印は序盤で手札が足りなくなることが多いですが,シャドールークを素引きしてしまっていた場合一旦手札コストにしてアプカローネで回収する,といったプレイを取ることが可能です.

シャドールークをサーチする場合手札を捨てる必要がありますが,捨てるカードの択に鉄獣鳥メルクーリエがあります.シャドールークはフィールド,墓地のカードを除外して融合召喚しますが,メルクーリエを除外した場合さらにアドを稼ぐことが可能です.

  • エルシャドール・ミドラーシュ

天盃龍その他数多のデッキを1枚で詰ませることができるロックカードです.このカードがモンスターゾーンに存在する限り,お互いに1度しかモンスターを出せなくなります.具体的にはミドラーシュが召喚される前の特殊召喚はカウントされません.また,お互いになので墓地リンドヴルムからの動きができなくなることに注意しましょう.(1敗)

  • 影依の偽典(シャドールーク)

ミドラーシュを融合召喚するカードです.なぜかミドラーシュと同じ属性の相手モンスターを墓地に送ることができるため,特にユベル対面では後手から間に合ってしまうこともあります.注意点としてシャドールークで融合召喚したカードは直接攻撃できなくなるため,リーサルを取る際には注意しましょう.

自由枠

シャドールギミックと関連したもののみ説明します.ご了承ください.

  • 復烙印

復烙印と失烙印を使ったメルクーリエ回収コンボについて紹介します.
前提:墓地にメルクーリエとアプカローネ,フィールドにシャドールーク,失烙印,復烙印
シャドールークefアプカローネメルクーリエ除外ミドラーシュss,処理後
チェーン1失烙印チェーン2復烙印対象メルクーリエチェーン3メルクーリエ
とすることで,烙印の剣を使うことなくメルクーリエを回収することができます.

  • 天底の使徒

単体でミドラーシュorミラジェイドを成立させることができます.
増殖するGを受けた際に0ドローでシャドールークを構えることができるので先攻で非常に強いです.反面,EXから特殊召喚できない縛りが重くバスタードの手数が無くなるため後攻では弱いです.

構築


採用枚数解説

  • 悲劇のデスピアン
    おろかな埋葬か黄金櫃で除外するために入れています.複数枚使うこともなく引きたくないカードなので1枚採用です.

  • デスピアの道化アルベル
    召喚権を使いますがコスト無しで烙印魔法罠をサーチできる初動札です.準制限なので2枚採用です.

  • 竜魔導の守護者
    手札コストは必要ですが烙印融合か融合派兵をサーチできる初動札です.ドラゴン族なので烙印の気炎に対応しているため手札で持て余すことも少ないので3枚採用です.

  • アルバスの落胤
    デッキに1枚,墓地に1枚存在している状況が理想なので最低でも2枚必要です.相手の妨害等でイレギュラーが発生した場合に3枚目が必要なので3枚採用です.

  • 黒衣竜アルビオン
    コストで烙印魔法罠とアルバスの落胤に触れる上にドロー効果までついているので実質強欲な壺です.初手に来て欲しいカードであること,フィールドと墓地でアルバスの落胤として扱うためダブっても手札コストとしての価値が高いことから3枚採用です.

  • 鉄獣鳥メルクーリエ
    初手に来てほしくないですが,黄金櫃で除外したり失烙印のサーチ先として必須なので1枚採用です.

  • スプリガンズキット
    初動札ではありますが手札コストが重いこと,召喚権を食い合う関係で1枚採用にとどめています.メルクーリエや気炎,失烙印のサーチ先として採用しています.

  • 赫の聖女カルテシア
    墓地にアルバスの落胤が存在するだけで手札から特殊召喚できるうえに無効系誘発をケアできるバリューの高いカードですが,融合派兵でデッキから特殊召喚できるので引きすぎを嫌って2枚採用にとどめています.
    一部展開で2枚目のカルテシアを使うため最低2枚は必要です.

  • 導きの聖女クエム
    召喚権の食い合いから初手に来てほしくないため1枚採用です.
    ただバスタードの特殊召喚がデッキからなので素引きのリスクを嫌って2枚採用もアリだと考えています.

  • 深淵の獣マグナムート
    サロニールと深淵の獣ルべリオンを同時に素引きした場合ルべリオンのサーチ先が無くなるので1枚採用しています.

  • 深淵の獣サロニール
    烙印の気炎で捨てて最も強いモンスターの一つです.制限カードなので1枚採用です.

  • 深淵の獣ルべリオン
    サロニールとマグナムートをサーチできる上に展開にも絡むパワカです.
    反面誘発貫通にそこまで寄与しないこと,被ってもうれしくないので2枚採用です.

  • おろかな埋葬
    悲劇のデスピアンを落とすことで1枚初動になります.制限カードなので1枚採用です.

  • 封印の黄金櫃
    悲劇のデスピアンかメルクーリエ除外することで初動になる上にターン1が無い最強カードです.準制限なので2枚採用です.

  • 融合派兵
    カルテシアかアルバスの落胤をデッキから特殊召喚できる明確なパワカです.初手でなるべく引きたいため3枚採用です.

  • 烙印の気炎
    展開を伸ばす,烙印融合に対してうららを打たれた際の貫通札になる,リソースになる,クエムを起動できる,といったやりたい放題のカードです.初手に絶対に来て欲しいため3枚採用です.

  • 失烙印
    素引きがそんなにうれしくないですが展開ルートで必要なため1枚採用です.

  • 復烙印
    失烙印を素引きしてしまった場合深淵の獣ルべリオンで貼る永続が無くなるので上振れ用に1枚採用しています.

  • 烙印開幕
    手札コストが必要ですが召喚権無しでデッキからアルベルを特殊召喚できる1枚初動であるうえに,墓地効果も優秀な強いカードです.準制限のため2枚採用しています.

  • 赫の烙印
    素引きがうれしくないですが展開ルートで使うことがあるので1枚採用です.

  • 天底の使徒
    1枚でミドラーシュかミラジェイドを立てることができますが被りが気になる上に準制限のため2枚採用です.

  • 三戦の号
    烙印融合に対してうららを打たれた場合,融合複製をセットして貫通札になります.後手では三戦や拮抗,烙印融合をサーチできます.初手でなるべく来て欲しいカードなため3枚採用です.

  • 三戦の才
    烙印との相性はそこまで良くないですが個人的に烙印の芝刈りが嫌いなため,三戦の号のサーチ先の択として代わりに1枚採用しています.
    正直隣の芝刈りでもよいと思います.

  • 皆既日蝕の書
    無効系誘発をケアできる上に捲り札にもなるハイスペックなカードです.環境札なので禁じられた一滴や拮抗勝負,等に適宜入れ替えてください.
    他の環境札との併用もアリです.自由枠なため枚数は各自好みの枚数にしてください.

  • 墓穴の指名者
    うららとGを弾ける上に伏せても強い意味不明のカードです.準制限なので2枚採用です.

  • 烙印の剣
    素引きしたくないですが展開ルートで使うため1枚採用です.

  • 融合複製
    三戦の号のサーチ先として採用しています.被りがとにかく気になるため1枚採用です.

  • 烙印断罪
    自分ターンに1枚,返しのターンで1枚使いたいため2枚採用です.

  • 影依の偽典
    ミドラーシュを出すのにほぼ必須ですが素引きしてもうれしくないので1枚採用です.

  • エルシャドール・ミドラーシュ
    2枚目を使うことはないので1枚採用です.

  • エルシャドール・アプカローネ
    ミドラーシュと同様に2枚目を使うことはないので1枚採用です.

  • 捕食植物ドラゴスタぺリア
    ミラジェイドとグランギニョルで融合召喚できる点を評価して採用しています.基本的に2枚目が欲しくなる時は無いので1枚採用です.

  • ヴァレルロード・F・ドラゴン
    墓地のアルバス融合体を使って出てこれる上に相手の魔法罠に触れる点が優秀です.プレイスタイルによっては2枚目も視野です.

  • 深淵竜アルバ・レナトゥス
    アルバスと天盃龍で融合召喚できる点がとにかく現環境で強いです.2枚目が必要になることは少ないので1枚採用です.

  • 灰燼竜バスタード
    墓地効果が優秀ですが2枚目が欲しい展開になることがほぼ無いので1枚採用です.

  • 撃鉄竜リンドブルム
    場の効果も墓地効果も優秀ですがリーサルを取るのに関与しないので2枚目が必要な場面が無く1枚採用です.

  • 烙印竜アルビオン
    先行展開で1枚,相手ターンもしくは返しのターンで1枚使うので2枚採用です.

  • 神炎竜ルべリオン
    先行展開と返しのターンで使いますが自分をEXに戻して使いまわせるため1枚採用です.

  • 氷剣竜ミラジェイド
    2枚目があるとミラジェイドを除外された場合等にデッキを回しやすくなりますが枠が無いのとクエムで使いまわせる為1枚採用です.

  • 赫焉竜グランギニョル
    2枚目が欲しい場面が頻発します.ガーディアンキマイラを抜いて2枚目を採用してもいいかもしれません.自分はガーディアンキマイラの対応力を評価してグランギョニル2枚目よりガーディアンキマイラを優先しました.

  • 真炎竜アルビオン
    G受けや拮抗受けに必須ですが,通常の展開で優先的に出すモンスターではないうえに2枚目が欲しくなる場面が少ないので1枚採用です.

  • ガーディアンキマイラ
    このカードの採用自体に諸説ありますが魔法罠に触れる点を評価して採用しました.2枚目が欲しくなる場面も少ないので1枚採用です.

  • 赫聖の妖騎士
    グランギョニルから出す択として採用しています.グランギョニルを1枚採用している以上2枚目はいらないので1枚です.

先攻盤面解説


上画像が先攻の理想盤面です.墓地にはアルバスの落胤を用意しています.

・ミラジェイドの相手モンスター除外(リンドヴルム落とし)
・ミドラーシュの特殊召喚封じ

ミドラーシュを無効にされた場合には,

カルテシア効果ドラゴスタぺリア融合召喚(ミラジェイド+グランギニョル),失烙印効果メルクーリエサーチ,クエム効果ミラジェイド蘇生
とすることで

・ドラゴスタぺリア
・ミラジェイド(2回目)
・グランギョニル効果デスピアモンスター特殊召喚
・メルクーリエのモンスター効果無効
・リンドヴルム効果墓地のアルバス蘇生

と大量の妨害とリソースを作ることができます.

展開ルート

アルベル+深淵の獣ルべリオン+手札コスト2枚

最大展開です.ドロバをケアするため必ずアルベルの烙印融合サーチから入ってください.

黒衣竜アルビオン+烙印の気炎+手札コスト3枚

手札コストが重いため実戦でやることは少ないですができること自体は覚えておいた方が良いと思います.
黒衣竜アルビオンはフィールド・墓地でアルバスの落胤として扱うため相手ターンにカルテシアからアルバス融合体を融合召喚できます.

サロニール(黒衣竜アルビオン)+烙印の気炎+手札コスト1枚

ミドラーシュを出せる展開ということで紹介していますが,サロニールの場合黒衣竜アルビオンをサーチすることで夢幻泡影やエフェクトヴェーラーをケアすることが可能です.

アルベル(クエム,悲劇)+烙印開幕+手札コスト2枚

動画ではアルベル召喚から入っていますが,増殖するGをケアするため烙印開幕から入った方が無難かもしれません.メルクーリエは相手ターンにサーチできるためカルテシアを場に出すことを優先しています.

アルベル+融合派兵+手札コスト2枚

無効系誘発をケアするため必ず融合派兵から入って下さい.増殖するGを受けても3ドローでシャドールーク+真炎竜アルビオンが立つため見た目以上に耐えます.

アルベル+黒衣竜アルビオン+手札コスト2枚

烙印開幕を墓地に送れていないためサンボルやブラホが重いです.

深淵の獣ルべリオン+烙印の気炎+手札コスト1枚

サロニールサーチ後にドロバを打たれる可能性があるためドロバが無いことを確認して(相手に優先権を渡した後)気炎を打ってください.

天底の使徒+烙印の気炎+手札コスト2枚

他の気炎のサーチ先としてメルクーリエがあります.気炎でサーチしたメルクーリエをアプカローネの効果で捨てることで相手ターンにアルバスの落胤関連をサーチできます.

誘発受けについて

灰流うらら

烙印融合に対してうららを受けた場合,ミラジェイドorシャドールークを成立させることを最優先に考えます.シャドールークに関しては話すまでもないので割愛します.ミラジェイドについて,

ミラジェイド=墓地アルバス+闇属性モンスター+赫の烙印

という等式が成り立つのでこの3種を揃えに行きます.墓地にアルバスを送る方法はクエムと黒衣竜(と手札のアルバスを気炎か開幕で墓地に送る)があります.

赫の烙印をサーチする方法は墓地に断罪と赫を揃えるか烙印竜アルビオンでエンドフェイズにサーチするかの2択です.この際,アルビオンのサーチを烙印開幕にすると手札コストが必要な代わりに闇属性(アルベル)を供給できるのでお得です.

うららを貫通するにあたって最も強いのが気炎で,手札のアルバスか黒衣竜を見せるだけで上の3種が揃います.烙印を使う上での必須知識なのでぜひ覚えてください.

無効系誘発

召喚権を割いたモンスター,神炎竜ルべリオンがマストカウンターです.

カルテシアを置くと簡単にケアできるため,できるならカルテシア(派兵)から入るのが安定です.増殖するGが怖いという方もいらっしゃると思いますが,烙印融合にアクセスできない方が辛いです.もし直撃してしまった場合は断罪+烙印融合を墓地に揃えるか烙印融合にうららを受けた時と同じ要領で貫通します.

たまに融合素材をケチってアルバス融合体の融合効果にチェーンしてカルテシアを使う方がいらっしゃいますが,神炎竜を止められると手札を切ったのに何も起こらない事件が起きるので絶対にやめてください.

幽鬼うさぎ

カルテシアの融合効果に投げられると痛いです.

融合できる場合融合しなければならないルールがあるので,例えばミラジェイド+カルテシア+クエムのような場合に打たれると,ミラジェイドとクエムでクエリティスを融合召喚しなければなりません.

構築段階でケアできることとしてクエリティスをルルワリリスに変更するといったことがあります.この場合クエムとミラジェイドで融合できないのでカルテシアが破壊されるだけで処理が終了します.

他にできる対策としてうさぎが流行っている場合はエンドフェイズに赫の烙印からミラジェイドを出すようにする,というものがあります.ミラジェイドと闇属性モンスターでスタぺリアを出すことを強制された場合があまりにも損なので,ラグで判別できた時はミラジェイドを展開の最後に出した方が良いです.

原始生命体ニビル

エンド赫展開をする場合,グランギニョル成立が5回目の特殊召喚になります.(アルベル,烙印竜アルビオン,深淵の獣ルべリオン,カルテシア,グランギニョルで5回)その段階で投げられても特に展開に支障はないのでケアしなくてOKです.

ミラジェイドをメインフェイズに出した場合にカルテシアの融合効果にチェーンして投げられる場合があります.
この場合まずミラジェイドでバスタードを落として深淵の獣ルべリオンを除外します.エンドフェイズにクエムを特殊召喚しカルテシアを回収した後烙印の気炎でグランギニョルを落としカルテシアを墓地に送るとクエムの効果でミラジェイドが蘇生します.

結果的にミラジェイド+クエムの盤面が維持できるので大きく脅威となる誘発ではないです.

ドロール&ロックバード


アルベル+ルべリオンのような手札の場合,アルベル召喚烙印融合サーチから入ることである程度ケアできます.悲劇の墓地or除外効果から入る場合直撃しますが,墓地に断罪+烙印融合を揃えることで貫通できる場合もあります.

ディメンションアトラクター

烙印融合にチェーンして投げられることが多いです.
この場合アルバスの落胤とメルクーリエを除外して神炎竜ルべリオン融合召喚,ルべリオン効果ドラゴスタぺリア融合召喚,メルクーリエ効果スプリガンズキットサーチとして最低限の妨害と後続を確保します.

深淵の獣,DDクロウ

烙印竜アルビオンの融合効果にチェーンしてアルバスの落胤を除外されるとスタぺリアを融合召喚せざるを得なくなり展開に支障が出ます.
このためできる限り墓地or手札に2枚目のアルバスを用意してから展開します.

捲り札受けについて

サンダーボルト

意識するべきことは以下の3つです.

・墓地に烙印開幕を用意する
・墓地にアルバスの落胤を用意する
・魔法罠による妨害を構える

まず墓地に烙印開幕を用意する方法について説明します.黒衣竜等の効果で落としてもよいですが,展開に烙印開幕を絡めることで自然に用意できます.
エンドフェイズに烙印竜アルビオンの効果で烙印開幕をサーチし,アルベルを特殊召喚,アルベルの効果で赫の烙印サーチ…というお決まりの流れで展開することで無駄なく墓地に用意できます.

次に墓地にアルバスの落胤を用意することについて話します.ミラジェイドの効果でリンドヴルムを落とし,リンドヴルムの効果でアルバスを蘇生することで相手のモンスターを除去しながら後続を構えられます.
墓地にアルバスを落とす方法は数多くあります.以下に例を列挙します.

・クエムの召喚時効果
・黒衣竜
・手札のアルバスをアプカローネ,気炎,カルテシア等で墓地に送る

3番目の方法は意外に頻出です.烙印はアルバスの落胤をサーチする手段が非常に多いからです.失烙印,烙印の気炎,バスタードの墓地効果が該当します.なのでこれらのサーチ先の択としてアルバスの落胤があることを意識してみて下さい.

拮抗勝負

真炎竜アルビオンが最も手っ取り早い回答です.相手ターンにカルテシアの効果で手札orフィールドのアルバスと自身を融合して真炎竜を出せることは頭の片隅に入れておいて下さい.
拮抗が流行しているのであれば赫ける王の烙印を採用してもよいです.

禁じられた一滴

基本的にはサンダーボルトの項と同じで妨害を散らす,墓地にアルバスの落胤を置くことを意識します.ミラジェイドの融合体を落とす処理はコストなので一滴で無効にされた状態でも適用されます.

レッドリブート

シャドールークを止めるカードですが,烙印はそれ以外でもミドラーシュを成立させる方法があります.


相手ターンにカルテシアから烙印竜アルビオンor神炎竜ルべリオンを経由することでミドラーシュを融合召喚できます.

ただ相手のデッキ,手札によってはミドラーシュではなく別のモンスターを出した方が良いことも多いためミドラーシュを出す必要があるのかについてはケースバイケースです.

2024/11/04追記
失烙印を貼っている状態でシャドールークを発動し融合召喚効果を使用した場合,レッドリブートを打たれても融合召喚効果は適用されます.

田中ターナー様(@tarner_tt)ありがとうございます.

天盃龍対面について

燦幻荘で天盃龍に耐性を付与しながらトランセンドドラギオンでバトルフェイズ中の効果の発動を縛るのが天盃龍の黄金ムーブです.

この動きに対しての妨害の打ち方を解説します.

相手がバイデントorトランセンドをシンクロ召喚した場合,クエムの効果で墓地のアルバスを蘇生します.

(動画ではトランセンド召喚に合わせてクエムの効果を使っていますがバイデント着地時にクエムの効果を使って下さい)

カルテシア効果で烙印竜アルビオンor神炎竜ルべリオンを融合召喚し,効果でヴァレルロードFドラゴンを融合召喚します.

相手がメインフェイズ終了宣言をした場合,ヴァレルFの効果を使い燦幻荘を破壊し,ミラジェイドでリンドヴルムを落としシンクロ体を除外します.

相手がバトルフェイズで展開しようとした場合,リンドヴルムで墓地のアルバスの落胤を蘇生しアルバス効果で相手の天盃龍とアルバレナトゥスを融合召喚します.

終わりに

noteを読んで頂きありがとうございました.
ご指摘,改善点,質問等ございましたらNancy(X,旧Twitter:@Nancy84916809)まで気軽にお願いします.