モヤシ食べ比べと猛烈なスコール
クアラルンプールから車で2時間のイポーに行ってきた。
イポーといえば美食の街。名産品はモヤシ。
着いて昼に、夕食前のビールと一緒に、夜、翌日の昼で4種類のモヤシ食べ比べしてモヤシ三昧だった。
イポーのもやしは短くて、でっぷりしていて、みずみずしい。味付けは各店で差があり、それを楽しんだ。
ひとつめは、さっと湯通ししたくらいのもやしにオイリーな醤油だれがかかっているご飯のお供に最適なタイプ。
ふたつめは、軽く炒めたパンチタイプでこれはビールのお供に最適なタイプ。
3つ目は、地元の人で賑わうホーカーセンターのクレイポットの店で食べた。上にフライエシャロットが乗っていてコクがあるのにさっぱりした味付けでおいしかった。椅子取りゲームのように常に席が埋まっていくような場所でいるだけでアガるところだった。
朝起きたらリセットされてまたモヤシが食べたくなった。ただチキンライス屋で提供してるパターンが多くて、チキンは前日にたくさん食べたから叉焼も選べるお店にした。
4つ目のモヤシは、シンプルに塩で味付けしたニラも入ったタイプ。カリッカリ&ジューシーな叉焼の2点盛りもおいしかったけど。酸っぱ辛いぐずぐすのレタスも食べ合わせると最強。美味しかった。
食べ比べでそれぞれが他の料理やメインディッシュと調和を取って味付けをしてることがわかった。とにかくモヤシがうまい。モヤシはずっと食べられる。
行きは渋滞もなく2時間で着いたけど帰りは事故渋滞(転倒して路上で救命されるバイクの男性がいた。とにかく交通事故率が高い。)や自然渋滞、スコールに当たって倍近くかかった。
そのスコールが凄まじくてワイパー最大で動かしてもガラスがぐずぐずで視界がぼやけちゃって前がほぼ見えない状態が20分ぐらいあって本当に怖かった。
今回は停めるタイミングがなかったからやむを得ず進み続けたけど、本当は停めて雨が落ち着くのを待ちたかった。
『雨がすごいんで今日間に合いません』
日本では聞いたことないけど、それある。
実際橋の下で雨宿りしてるバイクは多い。
この自力ではどうしようもない状況があることがマレーシアのひとのゆるさに影響しているのでは…?と思った。
イポーは野良犬が多かった。
筋肉質で人に無関心な彼らは孤高でなんだかたくましい。
またモヤシ食べに行きたいけど次行くなら電車かなー。