南部輝久にインタビュー!コロナ禍の1年を振り返る 後編
こんにちは!南部輝久officialスタッフTです。
一昨年の12月に小さなニュースとして登場した新型コロナウィルスは、瞬く間に世界中の人々の生活を変えてしまいました。
最初の緊急事態宣言が出たのは昨年4月でした。
演奏者としてライブ企画者として南部輝久にこの1年を振り返ってもらいました。
前後編にわけての掲載です。
この記事は後編です!
☆前編はこちらをご覧ください。
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■つづきます。
ライブの開催が難しくなったり中止延期が増えたのは、外部的な理由以外にミュージシャン個人の事情が大きいとわかってきました。
ーー家族の健康を心配して、あるいは家族や職場を配慮されて、もちろんこの状況下でライブをやる意義を考えもあり、オファーを断る人が多いです。その事情は理解できるし受け止めています。
社会との兼ね合いのはざまに音楽がありますよね。
■月一回の自主企画ライブを続けている南部さんはかなり大変だと聞いています。
ーー南部企画は昨年4、5、6月を休んで7月から再開しました。
復帰できたのはよかったけれど、出演OKの人が本当にいなくなった。
自分はスタッフに徹して出演しないのが基本方針だったけれど、そんなこと言ってられなくなりました。
自分の参加するバンドメンバーにお願いして出演してもらったことが何度かありました。
他のライブハウスや企画者も苦労されていると聞いています。
■ライブハウス側の事情でライブが中止延期になったこともありました。
ーーそれも理解できるし、大変だろうなと思っています。
ライブが可能な店はライブハウスより規模の小さなライブバーが多かったので、それに合わせた演奏も多くなりました。
■昨年3月にある方からの情報で、芸術・アート関係者への助成金を杉並区が用意していると知ったのですよね。
企画会場のYellowVisionは杉並区にあります。
ーー聞いてすぐにやる気で調べ始めました。YellowVisionの小林店長と相談して、書類を用意し、段取りを実行し、7月から10月まで4回のライブの実績を杉並区に申請しました。
審査が通るか不安と自信と両方ありました。
12月に助成金が出た時はホッとしましたが。(笑)
出演者をはじめ、自分を含めた関係者すべてに還元することができました。
■数字や書類づくりなど南部さんは苦手なのかと勝手なイメージで思っていましたが、きちんと進めているのをみて素晴らしいと思いました。
ーーみんなもそう思ってたでしょうし、自分も思ってたけど、意外とできるんです!(笑)
■先ほど「3月に助成金の情報を聞いた時すぐにやろうと思った」と言っていましたが、最初からそんなふうに積極的な気持ちだったのですか?
ーー積極的というか、ただ自分がやれることはやろう、と思っただけです。
■昨年後半は閉店22時と各種コロナ対策を守っていれば、案外まったりとライブできる日々が続きました。
けれど今年1月に2度目の緊急事態宣言が出て、閉店20時になった2ヶ月間は大変でしたね。
ーーほんとに。
■閉店が早いからスタートを早くする。すると時間の都合で出演キャンセルが出る。お客さんも間に合うように来られない。お店もお酒が出せない。困ったことだらけでした。
ーー先日21時閉店になって少しだけマシになりましたね。
■つい最近は再び感染者が増えてきてますし、これからどうなるか見通すことはできません。
ーー大変なことが多かったけれど、新しい試みや発想が生まれた1年でした。この経験を生かして、どうなるかわからないこれからもやれることをやっていこうと思います!
■新しい試み・発想についてぜひまたお話聞かせてください。今日は長い時間とっていただきありがとうございました。
ーーありがとうございます。よろしくお願いします!
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以上で後編終わりです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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