バヌアツ旅#2 孤島でデジ断ち
すぐに使えるWi-Fi、すぐにつかえるコンセント。
それが当たり前になっている現代人ですが、
バヌアツ共和国にはそんな当たり前がないすてきな島があります。
その名も「マスケリン島」
今回は孤島でデジタル断ちした経験をお伝えしていきたいと思います。
デジタル断ちをしたことがありますか?
たまにそういうプランがありますよね。
私もかねてから、それに参加したりデジタル断ちをしたいなあと思ったりしていました。
だが。。。現実は甘くありません。やはり誘惑には負けてしまいます。
そんな25歳の夏。
バヌアツ共和国に行くことにしました。
(それが目的ではありませんでしたが)
すでに#1でバヌアツの魅力について話してきましたが、
自然がたっぷりで電波も電源もありません。
正確に言えば太陽の光があれば、コンセントが使えます。夜の電気もありますよ。一応。
ですが、限られた電源ですので、あれもこれもと電気をつかうことはできません。
現地で借りたWi-Fiは機能しませんでした。
SIMカードを買えば問題なかったのでしょうが、
それでもせっかくの旅行先でSNSや連絡に縛られるのはいやだと思い、
しかも短期間でしたのでSIMカードは購入しませんでした。
さすがにやばいと思った友人はドコモのデータローミングをつなげていましたが、これが微弱ですがかろうじてつながりました。笑
それでも普段、町中や店にフリーワイファイが通っていて
自由にどこでも連絡が取れる日本との格差に最初は驚きました。
滞在期間の最初のうちは、SNSにこの風景を更新したーい!とか
日本は今どうなっているんだろう~?とか考えていました。
かなりのスマホ依存症です・・・。
ちなみにマスケリン島には、遊ぶところはほとんどありません。遊ぶとすれば、海かジャングルの中か学校の子供たちだけです。
やることがないので、時間のつぶし方に困るのかと思いきや、
やはり日中めちゃくちゃ動きますので、夜には疲れ果ててしまいます。
そして電気はほとんど使えないため、日が落ちると眠りたくなる。
午後8時(日本時間午後6時)には床に就き、翌朝午前3時ごろには
鶏がコケコッコーと鳴きますので起床せざるを得ない。
バカンスというよりも、ほんまの規則正しい人間らしい1週間を過ごしたわけです。
思えば、昔の人はケータイやパソコンなんてなかったわけですから、
この人間本来の過ごし方がすごく幸せでした。
短期間だからいいのかもしれないですが、それでもデジタル断ちが一週間できたことはありがたかったです。
やはりその環境に適するように人間の体は慣れていきます。
半強制的ではありましたが、その環境でどうにかするしかありませんでした。
そうすると、変化が起きます。心にも体にも。
広大な自然と、島の人と、いま自分が得られる目の前のことに
集中できました。
スマホには目の前にはないバーチャルの夢がたくさん詰まっています。
目の前に人がいなくてもメッセージをやりとりできます。
この生活になれてしまった現代人はどこか感謝することや相手の気持ち、
自然への愛を忘れている。
バヌアツのマスケリン島にはその便利な機能はほとんどありません。
携帯もプリペイド式です。
ですが、みんな幸せそうなんです。
毎日を感謝していきています。
また、自動車やら電車、娯楽施設がなくとも
毎日家族がいて、友達がいて、学校があって、笑顔で過ごせる環境がそこにはありました。
マスケリン島が物足りないという人もいるかもしれません。
長期間滞在してないからそんなことが言えるんだ!
確かに、長期間滞在すればもう目の前にやることがないんだ~ってなるかもしれないですね。
でも愛する人が目の前にいれば、いつも楽しく遊べる相手がいたら?
これは日本でも先進国でもどこでも同じではないかと思います。
マスケリン島でジュゴンをみただけではなく、
壮大な見たことのない自然の力と、愛する人への感謝にあふれた
この島で、
私はこれまでに忘れていたことを、思い出すことができました。
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