【私らしく生きる秘訣】マイノリティを楽しむ
【今回の相談者様】
30代 女性 アメリカ在住
おお!そうね〜、それは
学んでいるときに陥りやすい落とし穴だわね。
大丈夫、お任せください。相談してくれてありがとうね。
余計なことを言ったのかと心配してしまう
あなたは学ぶのが好きだから
趣味の一環として学んでいるんだよね?
それでその
「勉強してるね」
って言われるシチュエーションは
その知識を披露したら言われるってこと?
言葉としては
「勉強していてすごいよね」だったけど
あなたが受け取った感覚は
褒め言葉ではなかったってことかな?
ほぉ~う…
しかもその場は
みんなで世間話をしましょうね
って場ではなくて
勉強会っていう場所だったんだよね?
なるほどなるほど。いいね〜おもしろい相談だね
お任せください!
主催してる人
例えばクリスティーヌ(仮名)がいて
そこの勉強会に
あなたが出たり入ったりしていて
そこで
「あなたはすごい勉強してるのね」
って言ったのが
主催者のクリスティーヌなの?
なるほどなるほど
オッケーオッケー。
ちょっとそこら辺を聞いたのは
いくつか解説するところがあって…
自分が一番認められたい人
いま聞いた状況だと
勉強会を主催する人って
自分が主役でいたい人が多いんだよね。
勉強会を主催する人が主役であり
なおかつ
自分が一番の知識人でいたいっていう人
っていう
パターンもあるんだよね。
例えばそのクリスティーヌさんが
【私(クリスティーヌ)の知識を披露する場】で
私がその分野では一番知識を持ってて
なのに
私よりも知識を持ってるとか
私が知らないことを
あなたが披露してしまうと
クリスティーヌは
自分にばかり向いていた皆の視線が
あなたの方に持っていかれちゃう。
すると
心が拗ねちゃって
ちょっと嫌味を言いたくなっちゃう。
こういう人は
自分で自分を愛したかったり
自分に自信が欲しかった、というタイプ。
このタイプの人が
そういう勉強会を主催したり
自信がほしい、認めてほしい
っていう想いがあるから
自分より優れた人が
目の前に現れてしまうと
「私は一生懸命頑張って
この勉強会を主催したのに!」って
自分よりも愛される人が現れてしまうと
自信が失われてしまって悔しい
っていうふうに
なってしまうこともあるわけさ。
自信が削がれちゃったりする。
ってなると
ちょっと嫌味な気持ちも込めて
「あなたはお勉強してるのね」
って嫌味を無意識で悪気なく
言ってしまう場合もあります。
知識を受け取りたい人よりも
「私が一番でいたいのに」
っていう人がいる場所だと
あなたみたいに勉強してる人
頑張ってる人は
ちょいちょい小馬鹿にされたりとかするのね。
「あなたはお勉強してるのね」って
言葉では褒めているんだけど
「いろいろお勉強されていて、すごいですわね」
みたいな嫌味と言うか
ちょっと小馬鹿にしたニュアンスで言われる。
みたいなことも
あったりするのね。
循環できる人とできない人
そう、そこが
人それぞれの心の立ち位置というか
今のあなたのように
知識とか経験とかを分かち合える
要は循環できる状態にあるのであれば
「あなたはそういう知識を持ってるんだね
知識をくれてありがとう」
「私はこういう知識を持ってるよ
あなたにあげるよ」
って
循環することができる人もいるんだよ。
だけどそれは
すごく心が健康な人だけ
なのね。
すごく心が健康な人は
相手の知識や経験を受け取ることもできるし
自分の知識や経験を与えることもできるし
自分の中で知識や経験を膨らませることも
できるし。
そういう循環のできる人は
いろんなことをジャッジしないで
「新しい知識をありがとう」
「私はこういう知識を持ってるわ」
って渡せるんだけど
その循環が
滞ってしまってる人がいるのよ。
「私に注目して!」
「私の知識を受け取って!」
っていう人とかの場合は
自分よりも優れた知識を持っている人や
自分よりも人気者が現れたりすると
「クソが!」
って思ってしまったりする時も
あるのね。
そして今のあなたは
【循環できる人】だから
「みんなそういうふうに循環すればいいのに」
って思うかもしれないけど
結構世の中の多くの人は偏っているんだよ。
循環していないんだよね。
そんなことないよ
大陸タイプと島国タイプ
それは
状況把握能力にもよるんだけど…
「私がやりたいんだから
やってもいいじゃない!」
でもいいんだよ。
「私はやりたいからやるわ」
「そんな私が嫌いなら
それでもいいわよ」
って
強く生きていける人たちもいるんだけど
多くの人は
そうでもないと思うの。
例えばそれが
アメリカだったりとかすると
ああいう他とも地続きの
大陸だったりすると
「私の考え方はこうよ」
「それが受け入れられないなら
私が隣の州や他の国に行こう」
「隣の州や他の国なら
受け入れてくれるかもしれないわ」
って
地続きだから行けたりもするのね。
だけど日本っていうのは島国だからさ。
日本人にはこの島国マインドがあるから
受け入れられないなら
相手に合わせて生きていくしかないのが
日本人の島国マインドなのよね。
島国と大陸って
そこが大きく違うところで
大陸タイプの人って
「自分と合わないなら
違う所へ行けばいいじゃない」
「私を受け入れられないならそれでいいわ」
「私を受け入れてくれるところに行くわ」
って行けるんだけど
島国タイプの人は
それができなくて
「受け入れてもらえないなら
受け入れてもらえるような
ボールの投げ方をするわ」
って
このタイプが島国の人達には多くて。
だからそれは
生き方とか価値観だから
意地悪とかではないんだよ。
だからアメリカ人が
ズバズバ物を言うのが意地悪で
日本人がいい人か?
っていうと
全然そんなことはないし。
日本人はそのぶん
影で悪口言う人が多いからね。
本音と建前で生きるのが島国だから。
だけどアメリカは土地が広いから
本音で生きても許されるところがあるのよ 。
それが結構大きい違いかな?
だからあなたが
性格悪いとか、意地悪とかじゃないんだよ。
使い分けたいなら
使い分けてもいいし。
使い分けたくないなら
使い分けなくても
アメリカとかの大陸なら
生きていけるのよ。
大切なのは
どこで誰と自分が生きていきたいか?
なのよ。
どこで
誰と
どんなふうに生きていきたいのか?
それは
あなたの中にしかないのよ。
例えば島国で
村社会で
めちゃめちゃご近所付き合いが重要な
ご近所付き合いをしなければ
生きていけないような環境だったら
みんなに合わせていかないと
生きていけないわけじゃん?
だからその状況で聞かれれば
「それは変えた方がいいよね」
って言うかもしれない。
だけど
そうじゃなくても生きていける環境だったら
それこそアメリカとかに行くと
「あなたはどんな考え方なの?」
「あなたって何?」
みたいなのを問われるのが
アメリカじゃない?
日本人って
「あなたって何?」
「あなたとは何者なの?」とは
そうそう問われないのよ。
そうそうそう!
「お前とはなんぞや?」
ってのを
あまり問われないのよ。
それこそ世間体で生きるから。
だけど
アメリカとかでは問われるから
どこで生きていきたいのか?
っていうのが大事なのね。
だからあなたが
どこで生きていきたいか?
それによって
行動は変えていいんだよ。
マイノリティ・マジョリティ問題と自分は誰と居たいのか?
それも
国とか環境によって違うよ。
それこそ幸せの国の
ブータンに住むんだったら
多くの人が幸せだと思っているから
日本と価値観が違うと思うし。
それこそこういうのって遺伝子レベルで
違ったりもするの
アメリカ人と日本人を比べると
幸せを感じられるホルモンが
1/3しか日本人にはないのよ。
日本人って
不安を感じる遺伝子が
ものすごく強くて
遺伝子レベルで
アメリカ人みたいな気楽さを
持てない遺伝子を
持ってしまっているのね。
アメリカ人が
どこか楽観的に生きられるのって
楽観的で幸せを感じるホルモンと
不安を感じやすいホルモンのバランスが違うんだよね
日本人はアメリカ人の3倍も不安を感じやすくて、
楽観的に考えるのが苦手な遺伝子構造なんですって。
※ココを詳しく知りたい人は
【セロトニントランスポーター遺伝子、SS型、SL型、LL型、
不安を感じやすい】とかで調べると面白いよ
そして日本って
地震とか火山、津波、台風、洪水とか
そういう世界中で起こる災害の1/3が
日本で起こるんだって!ビックリよね。
だから、
不幸に備える国が日本で
なんとかなっても生きていけるよねー
ってのが
アメリカだったりとかの
他の国だったりするわけじゃん。
だから
日本人と関わっていくのであれば
日本人の価値観は知っておいた方がいいし
そういう日本人のコミュニティと
関わっていきたいのか?
別のコミュニティと
関わっていきたいのか?
で
変わるよね。
そう!だからね
日本人なんだけど
大陸タイプみたいな
あなたみたいに
物事を考えられる人もいるんだよ!
そこら辺は
マイノリティとマジョリティの考え方かな?
あなたの場合は
マイノリティの日本人。
私の場合は
マイノリティのセクシュアリティ。
だから私が
男に生まれて男が好きっていうのは
世の中から見たらマイノリティなんだよ。
だけど
私は私であってもいいんだよ。
でもそこで
「私はこう考えるのに
なんでみんなはこう考えないの?」
っていうのは
エゴになってしまう場合もあるんだよ。
一般社会みたいな
異性愛者がマジョリティの環境で
LGBTを主張すると
反発を食らってしまうけど
新宿二丁目という
異性愛者がマイノリティになる
立場逆転の場所に行ったら
私は私で生きていいじゃない!
みたいな感じで
どこの環境で誰と暮らすか?
誰を対象にするか?
で
自分の考え方も
マジョリティになったり
マイノリティになったりするのよ。
だから
そこによってのコミュニケーション
マイノリティ側になるんだったら
マジョリティに合わせたコミュニケーション
を
選んでもいいし。
っていうふうな
感じかな?
それが多分
溶け込むっていうこと!
そうそうそう!
溶け込めない人はね
自分がその場でのマイノリティがマジョリティかを
察知するのが苦手で
「あぁ、いまこの場では、私はマイノリティなんだな」
「じゃあ、あまり自分の意見を主張すると
マジョリティの人たちからすると
不思議な言葉になってしまうんだろうな」
っていうのを
察知できない時があるんだよね。
だからそこが
状況把握能力なんだよね。
私たちオネエが
新宿二丁目にいるときは豪華女装の方が居ても
別にバカにされないし、むしろ人気者だったり
けれど
昼の会社に行く時に
豪華女装の状態でいると、
自分自身は変わらなくても
マイノリティになるから
異質な目で見られてしまうわけじゃない。
で、
大前提の話としては
誰しも好きに生きてていいんだよ。
だけど
マジョリティに対して
「あ、ここでは私がマイノリティなんだな」
って思ったら
着るものとか行動を変える
必要もある。
だからそこの状況を把握。
「あー私、今のこの状況だと
マイノリティだなー」
って思ったら
あまり自分の主張とかをせず
そこのマジョリティ側の人たちの意見を
自分の中に
「あぁ、この人たちの意見、価値観はこうなんだな」
って
多数派の考え方を知った上で
自分の考え方は小出し小出しで
マジョリティの人たちが受け取りやすい言葉を
選んで伝えようとするのが
コミュニケーションだから。
そうそうそう
「私は私の言葉で
いつでもどこでも伝えていい」
ってなると
それはエゴイストに
なってしまったりだとか
っていうところかな。
オッケー??
そうそうそうそう!
やってみて!
そこが整ってきて
「誰といたいか?」が
わからないと
常にこの
マイノリティとマジョリティに振り回されて
「私は私でいるはずなのに
なんでこんなに息苦しいんだろう?」
っていうのは
マイノリティとマジョリティ問題が
すごくあるんですよ。
私が私でいるために
っていうのと
どう溶け込んでいくか?
っていうのは
すごく難しいんだけれども
それが知れると
すごく楽になりますよ。
おわりに
◆◆◆
最後まで読んでくれて
ありがとうございます。
今回の読むセラピーはいかがでしたか?
公開コメントが苦手な方も、私しか読まないLINEになら送りやすいのでは?
と思って、コメントはLINEのみで受け付けるようにしました。
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吉井奈々