製作中
現在新しい衣装のスーツをオーダーで製作中です。できるのは3月初めくらいの予定。(『そもそも今の衣装見た事ないから興味ないわ。』とか言わずに最後まで読んでいってつかぁさいよ。ただの話の導入でんがな。)
この新衣装選びってのがホントにね、かなり悩むんですよ。(多分ほとんどの芸人がそうだと思います。)
正直もう何着ても誰かと被るしね。(“被るしね”は被るもんねーっ!っていう感じであって決して“被る、死ね”と言ってるわけではないと念のために言っておきます。)
かと言って奇抜な衣装を着るような人間性でもない、ネタの邪魔になるようなのは着たくない。(とにかくもう、学校や家には帰りたくない)
てな考えを何周も何周もして、結局正解なんかないやんってなってどこかで踏ん切りつけて買いに行ったりするわけです。
けど売れてる先輩方見てると
何か結局黒とかネイビーとかグレーの普通のスーツ(さぞお高いんでしょうが)に落ち着いてない??
もう顔が売れて、衣装で覚えてもらう必要ないからって事??
えぇー、ほな今僕が待ってるあの子(スーツの事を擬人化して言ってるんですよ、お爺さん。)とは一生添い遂げれるわけじゃないの?人と少し違うところが魅力的だと思って付き合ってたのに、結局は安定を求めて好きでもない人と結婚するの?(スーツとの関係を恋になぞらえて言ってるんですよ、お婆さん。)
昔なんかの本か映画かドラマで観た気がする。
若い頃付き合っていたけれど結婚せず別れてしまった男女。時が経ち女性は別の男性と結婚していた。そんな女性の前に元彼が現れ、やり直そうと言い出す。
女性は男にこう言う。
「私が生涯で一番愛していたのはあなたです。今の主人の事を当時のあなたほど愛する事はこれからも出来ない。でも、愛する事は無くても、愛着は湧く。だから今の主人を捨ててあなたとやり直す事は出来ません。おちんちん。」
すいません、めちゃくちゃうろ覚えなので細かい部分まで合ってるかは定かではないです、、、
全然言ってない単語とかももしかしたら足してしまってると思います。
でもおちんちんは確実に言うてたかな。(じゃあもう一気に興味なくなる)
今この瞬間の燃え上がるような激しい愛情や執着も良いものですが、長年連れそって初めて湧いてくる愛着というのも、大切にしたいものですな。それでは。(黒いハットを取って軽く会釈し、木漏れ日が降り注ぐ並木道を歩いて遠ざかっていく老人のイメージ)