鈴木一郎(架空日記シリーズ)

4/28 晴れ　今日もあいつがいたので、屁を我慢した。このままガスで腹が爆発したりしないだろうか。
俺はこの間しかが言っていた通りに多分、恋をしている。何度目の初恋だろうか。数えてみたが、1回目だ。こんな気持ちは初めてだから。
あいつと話がしたい。
あいつの声が好きなのはわかる。今まで通りのことだ。なのに今回ばかりはどうも様子がおかしい。
いつもなら難なく声をかけてうまくすれば彼女になったりできたのに。まな、元気かなあ。さゆ、いまだに連絡くるよなあ。みく、太ってしまったな......。
俺はどうなっちゃったんだ？
あいつがいると唾が出る。涎垂らすわけにはいかないから話せない。
でも近くでしかとあいつが話してたりする。
しかに惚れてんのかな。
どうしよう。このまましかとあいつが結婚したら。どうしよう。
いつもと違うんだ。
マリ子。マリ子。マリ子。歌を歌ってくれ。できれば俺に。