人外魔境新宿決戦復習ノート

「五条の勝ちだ」で本当に勝ったのかどうか分からないけど、読んでいる方も「え＿五条死んだ？」「今度こそ死んだ？」の展開に疲れてきたのでそろそろ風呂敷を畳んでくれたらいいなぁという希望を込めて、もう一度この話を再読してみたら、疑問に思っていたことに対する回答っぽいものがちらほらと見つかったので覚え書きを作ってみました。
※2023/9/11現在単行本未収録部分なので単行本派の方はここで閉じてください。

■伏黒の生死について
一応まだ235話ラストではボロボロではあるけど宿儺さん生きてるけどまたどんでん返しあるのかなと思いつつ、伏黒生存ルートの可能性について、本誌を読み返すといくつか気になる台詞があったので抜粋します。

220話……いくつか伏黒を助ける案がある（虎杖）どのみち宿儺を戦闘不能に追い込んでから（真希）→今がその戦闘不能の状態？
224話……悠仁で一回死んだのはまずかったな。恵のことはオマエを殺してから考えればいい（五条）→死んでも生き返らせる術（といっても虎杖の時は宿儺の意思だったけど）がないわけではない。
229話……最低でも心臓！肺・肝臓も潰す！少年院の悠仁より確実に死に近づける！（五条）→瀕死にできたら伏黒復活の術がやっぱりあるみたいな五条の台詞。真希の言う戦闘不能と瀕死は同じ意味？高専サイド全員に伏黒復活のなんらかの手段が共有されているらしいので、生存の可能性は高い気がする。
けど、今の宿儺さんが瀕死かと言われたら、まだ結構元気な気がするけどね。

■宿儺さんに愛を教えるのは誰？
221話……海溝から復活してきた五条と対峙する羂索の間に立つ宿儺。今にも殺し合いを始めそうな二人を前に羂索が宿儺に「彼と戦う前に私との約束を……」と諫めたときに宿儺が一瞬何かを考えて12/24の対決に同意する。そのときのモノローグが「最強故の孤独。愛を教えるのは……」
230話……五条との熾烈な戦いの最中にも不敵に笑いながら「あなたに愛を教えるのは……」という万の台詞が被さってくる。
最強故の孤独を癒やすのは同じ最強の存在。それを万が【愛】と表現しているので、宿儺さんが言う「俺は既に知っている」→「俺は既に（もう一人の最強・五条悟を）知っている」ってことになるのか？？

■小さな疑問と気になる伏線
宿儺が出て行った虎杖に呪力あるんか？と思っていたけど、虎杖自身が221話で「今の俺は宿儺の呪力に浸された呪物みたいなもん」と甘井に話しているので222話で入れ替わりをやってのけたのは、呪物として他の呪術師に取り込まれる術式みたいなのを確立したのかも？？宿儺の呪力が浸透しちゃってるから、なにしろ主人公だし結構お強い呪力をお持ちなのかもしれん。

221話前後は小さい伏線が沢山あって、棘の何かを受け継いだ乙骨とか、七海から伝えられた何かを告げに来た猪野とか、まだ今から動き出しそうな謎が残ってた！！（人外魔境で精神揺さぶられすぎて完全に忘れていましたが）

とにかく伏黒生存ルートの可能性は結構高いっつーことと（式神ぶっ壊されて津美紀も手にかけて精神状態まともかどうかは定かでないけど）宿儺さんが知った愛は五条悟だったんじゃね？というところに私は今着地しています。