英語第④の骨格(説明型)
Hello! How's everything going?
こんにちは(時差)!Nanaviです。
前回は、英語の設計図として4つのうち①②③を紹介しました。復習として、もうサラッと一度おさらいしておきましょうね。
①. 主⇒動⇒目 (他動型)
I got a ticket / of the concert for you.
骨格は『/』の前までで完成していますね。残りは、どんなチケットなのかを言葉をならべてくわしく説明しています。
骨格:チケットを手に入れたんだよ!⇒(えっ、何の?(心の声))前言ってたコンサートの!もちろん君のためだよ。
こんな感じに読めたら、完璧です。
②. 主⇒動 (自動型)
Ken got / to Sesame Street.
①と違って、gotの力はどの対象にも及んでいません。
なので②の形は必ず、主語が(は)〇〇(動詞)する、という意味になります。
骨格:ケンは動いた。⇒(えっどこにどこに?(心の声))セサミストリートだよ!
まずは骨格をとらえて、そこに湧いてきた疑問を付け足しのように並べて説明する。それが英語独特のリズムになります。
③. 主⇒動⇒目 目 (授与型『与える』)
Ken got Nanami [a bunch of flowers].
③の形は、たとえ動詞がどのような意味であっても、基本的には最初に出てきた対象(この場合はナナミ)に、後のモノ(花束)を与える、という根底がありました。
骨格:ケンはナナミに、花束をあげた。
でしたね!大丈夫、ついてこれてますか?
では、今回は後回しにしていた、
④. 主⇒動 説明 (説明型)
の話をしようと思います。楽しみにしていてくださいね!
英語第④の骨格(説明型)
④. 主⇒動 説明 (説明型)
まずはコチラの例から。
①Ken is a clever student. 訳:ケンは頭の切れる生徒だ。
②Nanami is very beautiful. 訳:ナナミはとびっきり美しい。
③David is under the oak tree. 訳:Davidは樫の木の下だよ。
説明型はいつも、主語が『どうなっているのか(どういう状態なのか)』を説明する形です。
基本的にはみなさんお馴染みの『be動詞』を使って、主語の状態を説明することになります。説明型は『be動詞』が再頻出なので。
骨格はだいぶシンプル。①から順に、
①Ken = a clever student ⇐ (Kenは何やってる人なの?)
②Nanami = very beautiful ⇐ (Nanamiはどういう人?)
③David = under the oak tree ⇐ (Davidはどこにいるの?)
と説明しています。簡単ですね!
さて、余談ではありますが、皆さんこういう文章を読むと、学校で習った小難しい分解をして『be動詞』に出会うたびに、この意味は一体なんだろう?存在かな?変化かな?と考えがちなんですが、もっともっとシンプルに捉えてみてください。
なぜかと言うと『be動詞』にそれほど意味は無いからなんですよ。
どうしてだと思いますか?少し、考えてみてください。
例えばですよ、皆さんが日本語を習いたての外国人だとしましょう。
その時、誰かに自分の年齢を伝えたくって、こう言ったとします。
「私……17歳。」
ぶっきらぼうですが、それでも充分伝わるでしょう?
並べれば説明になる、それが第四の骨格なのですから。
さらに、英語において『be動詞』にそれほど意味は無いという証拠には、大きく分けて3つあります。
①『be動詞』は良く短縮されること。
例: She's very beautiful.
②『be動詞』は基本的に強く発音されないこと。(だから短縮されたりします)
*稀に文全体を強調したいときは、ワザと強く読むこともありますよ。
例: You ARE clever! (キミって本当に抜け目ないな!)
③『be動詞』は感情が高ぶったり、長ったらしいフレーズにならないように、省略されることがあること。
例: You alive!? (お前っ……生きてたのか!?)
この用法、日本語でも同じではありませんか?
例: 惣流・ア○カ・ラングレー「あんたバカァ!?」
ゴッ……ゴホン!!!
そういう訳で、『be動詞』に取り立てて何の意味があるのか、皆さんはいちいち考えなくても大丈夫です。私は分かりやすいように、数学の記号『=』を使いましたけど、数学ほど厳密な『=』ではなく、もう少し寛大な心で捉えてもらえると丁度いいかと思います。
例えば、Ken is...ときたら、あーケンがどうなってるのかを説明しようとしているんだなー、と思ってもらえれば、それで充分。『言語はルールに沿いつつも、ゆる~く捉える』それがななび流、言語習得の近道です!
では早速ですが、ここで練習問題を。
高校英語をきちんと習ってきた皆さんだったら、色々と細かく分類してしまいがちになるでしょうが、そこはグッとこらえて、ゆる~く捉えてみてください。(分類しすぎても、実際の会話ではそんなもの必要ないからです。)
どうやら全て、ナナミ先生がどういう状態なのかを説明しているようですよ?
①Nanami was a wonderful teacher. (素敵な先生だった)
②Nanami was very kind / to me. (優しかった)
③Nanami was surprised / to hear my snoring in class. (驚いた)
④Nanami was by the blackboard. (黒板のそばにいた)
⑤Nanami was slowing a chalk / at me. (チョークを投げていた)
⑥Nanami was to be the principle / in the future. (校長先生になるのだった)
それぞれ各自の文に対応する文法名称はありますが、こんな風にゆる~く捉えていいんです。そうすると何の事はない、結局は全てナナミ先生のことを説明している、というだけ。シンプルですね!
説明型(be動詞以外):少し発展
ご覧のとおり、英語の骨格④(説明型)のほとんどは『be動詞』ですが、それ以外のものもあります。(数はそれほど無いですが)
先ほど『be動詞』にそれほど意味は無い、と言いましたとおり、説明型で『be動詞以外』を使うと、話し手の伝えたいニュアンスを含めることが出来ます。言い換えると、少しだけ色を加える、スパイスの様なもの、だと思ってください。
例えば代表的なものに、
①The meat went bad! Don't you think we should throw it away?
(この肉 = 腐っちまった!) 肉が腐ってしまったという変化。
『go』には『通常の状態、良い状態から離れる』というイメージがあります。
②"Stay hungry, stay foolish." (Steve jobs)
(君たち = 貪欲であれ、バカであれ。) 君たちはそのままでいろという意味合い。
『stay』の停止の意味合い(スパイス)が入り込んできます。「Be hungry, be foolish.」よりも、より、「そのままで変わんないでくださいよ!」という話し手の気持ちが伝わってきませんか?
③You look pathetic in a cheap dress.
(キミ = 痛々しい。) 五感で感じられるもの。この場合はそんな風に『見える』。
④Ken appears very frustrated to me.
(ケン = とてもイライラしている。) 色々な様子や条件を元に、そう思ったもの、判断したものです。この場合は『〜のようだ』。
と、これでも詳しく見てきた方なんですが、も少しゆるっと捉えてみてください。主語がどういう状態なのか、にただ『be動詞の以外の動詞』の意味合いが塩コショウのように、少し加えられただけですね。
いかがでしたか?今まで4つの英語の骨格を見てきましたが、なんだか、使えそうな気がしてきたでしょう?
まとめ
さて、今回は英語第④の骨格(説明型)を特集してお話してまいりました。
④. 主⇒動 説明 (説明型)
意味合いは、**主語 = **説明でしたね。 (注*=は厳密なものではなく、もっと連想したりイメージを膨らませていい意味で大雑把に捉える。)
主語がどういう状態なのかを説明する、ただそんな感じに広くゆる~く捉えてみてください。
How was the lecture? I hope you will go easy on yourself using English!
もしも分からないところや、もっと詳しく訊きたいところがありましたら、遠慮無く質問してくださいね :)
では、Have a sweet dream.
ななびでした!
今回も最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございました。
読んでいて少しでもお役に立てたら幸いです。
この『きつねEnglish Cafe'』は心ばかりのお気持ちで運営しています。この後、おまけとして『get』という動詞についての短い話を書いています。では、どうぞ。
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私はいま全国でヒーリングの旅をしようと、画策しています。もしも、サポートいただけたら、それは旅の資金にしようとしていますので、私の作品に少しでも感銘を受けてくださいましたら、ぜひ、サポートよろしくお願いします。旅のレポートが書けるのを楽しみにしています。今からワクワクです☆☆☆