ナナウミナナミが多用する、「アール・ヌーヴォー」ってなに???
ナナウミナナミの作品の中で、
細いワイヤーで小さなモチーフを
繋いでいく作品群に、
「アール・ヌーヴォーseries」という
名前を付けています。
この記事では、
"アール・ヌーヴォー"という言葉、
そして名付けの由来や作品の成り立ちを綴ります𓂃✍︎
「アール・ヌーヴォー」
これは、約100年前にヨーロッパから世界中に広まり
一世を風靡した美術様式の事を指します。
植物や女性のモチーフ、
柔らかな曲線を用いた表現が特徴です。
ウィリアム・モリスや、ミュシャの作品等が代表的。
起源は、日本の東洋美術との関わりも有るんです!繋がりを感じられて嬉しいです!
綴りや表記は、art nouveau
=発音:アール・ヌーヴォー
=直訳:新しい芸術(フランス語)
となります。
100年も経ってしまうと、
今の私たちからしたら古いものだなぁ
と感じるけれど、当時は新しかったのか!
と、不思議な気持ちになりますね💭
美術の有名な歴史だと思うけど、
いつかちゃんと自分の発信で
説明したいと思っていました。
作品を手に取って下さる皆さまにも
この事を知って頂けたら嬉しいです。
・・・
このアール・ヌーヴォーseriesを作る時は、
その時の気分で、紡ぐカタチやモチーフが決まり、
心の赴くままに手を動かす事も多いので、
ジャズの要素がある制作なんです!
だから、気張らずに作り始めると、
時折めちゃくちゃ良い文様が生まれたりします𓍯
・・・
そして次は、このアール・ヌーヴォーseries
という作品群が生まれた背景について。
まるっと4年前(2019年)、
ネイルパーツとして作った
小さなお花や葉っぱをきっかけに、
細いワイヤーを用いて、
"金属のレースを作ってみよう!"
と手を動かしたら、、、
植物の表現と複雑に絡み合う曲線で成り立つ
ワイヤーアートが出来上がりました。
その時ちょうど、ミュシャの展示で
アール・ヌーヴォー時代の美術を知ったばかりで、
当時の私は、自分が作ったものが、まさに
「アール・ヌーヴォー」そのものだー!と感じ、
安直に作品名をアール・ヌーヴォーとしました。
それからは、細かい文様を繋げた作品たちを
アール・ヌーヴォーseriesと括っており、
今もそう呼び続けています。
これが、アール・ヌーヴォーseries
という名前の由来です。
4年も経つと、作品が放つ雰囲気や
仕上がりに変化が出てくるけど、
流れゆく曲線と、植物文様は
ずっと変わらずこの形のまま。
変わらない良さを感じると同時に、
変わっていく儚さも実感しました。
これからも、
一本のワイヤーで「金属のレース」を
描くように紡いでいきます𓂃◌𓈒𓏲𓆸
約100年前の美術様式、”アールヌーヴォー”
に、想いを馳せながら…
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