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くろしおの監査日誌🐳-3日目-

こんにちは🐳

ななつぼし新人監査人のくろしおです⛵




1.はじめに

皆さん、noteを読んでくださってありがとうございます!
3度目の登場になります、新人監査人のくろしおです🐳


覚えていらっしゃいますでしょうか、監査法人のnoteなのにヨットのことばかり書いているくろしおです⛵

前回書いたのは8月で、しばらく書いていなかったうちに、季節は夏から秋、そして冬になってしまいました(遅くなってしまいすみません🙇)


今回も早速、ヨットのことを書くぞ!と言いたいところですが、ヨットは冬がオフシーズンなので、大きなイベントはありません⛄

最近、ななつぼしの皆さんに、「冬はヨットでなにかするの?」と聞かれることが多いので、今回はこの場を借りて、冬のヨットの過ごし方をご紹介したいと思います!


お付き合いいただけると嬉しいです🎵

(前回8月のnoteもぜひチェックしてみてください!)



2.冬のヨットの話


結論から申し上げますと、冬にもヨットレースはありますが、距離短めの草レース(フリートレースとか言ったりします)が中心で、大きな公式レースは春以降に開催されることが多いです。


ちゃんとした理由は分からないのですが、寒くて誰も長い時間海上にいたくないからなのではないかと想像しています(空気が澄んでいて景色は素晴らしいのですが…🗻)


大きなレースが少ない時期、各艇は「整備」をしつつ、合間にフリートレースを楽しむ、という過ごし方をしているようです🛠️


それでは船の整備って、具体的に何をするのでしょうか?


私の所属している艇のように、普段海の上に係留しているヨットは、「上架」といって、クレーンで船を吊って、陸上に上げて作業をすることが多いようです。

上架して、フジツボを落とし、船底塗料を塗りなおした船です⛵
なんだか速そうな気がしませんか?

普段、チェックできない船底や、電気系統をまとめて点検したり、来シーズンのレースに向けて、船の軽量化や新しい帆の入手に挑戦してみたりと、シーズンのレース結果を左右する大事な時期なのです。


この間、チームで冬の整備計画について話し合ったのですが、最初に考えるのは、「来期はどのレースに出るのか」ということでした。


目標とするレースを決めることによって、はじめて、船のどの部分に整備が必要なのか、どのような帆を用意すべきなのかが見えてくるのです👀


時間や予算は無限にあるわけではないため、ターゲットレースを決めて、作業に優先順位をつけていくということなんですね😮


毎度のことながら、仕事にも活きそうな考え方だと思います!


余談ですが、ヨットの備品やら消耗品やらは海外製のものが多く、円安の影響がかなり厳しいそうで、どのように国内品で代替するのかについても悩んでいました…


(同期のみかんさんが為替についてnoteを書いているので、こちらもチェックしてみてください!)


3.主張セヨ


まだまだ整備の奥深さについてはお話しできそうですが、そろそろわき道から戻ってきて、仕事について書きたいと思います🛣️


まずは、私の失敗談から聞いてください。


監査の終盤、完成した(と思っている)調書をパートナーにレビューしてもらうと、以下のようなコメントがついた付箋がたくさん張られて戻ってきました📑

これは何をしている調書ですか?

また、自分の作った分析的手続の表をレビューしたマネージャーからはこんな指摘をもらいました👓

くろしおはこの分析的手続で何を伝えたいの?

別々の上司からのレビューコメントですが、ここから自分の課題が見えてきた気がしています。


それは、自分の監査調書には人に読み取ってもらえるメッセージが含まれていないということです。


もっと言ってしまえば「監査人監査調書の中で自分の意見を主張しなければならない」という考え方が欠如しているということです📣


当たり前のように思えることですが、実は指摘を受けるまで、主張することの大切さには気づいていませんでした。


自分のような新米には、自分の意見を持って主張することなんてできないと思っていましたし、もっと言ってしまえば、最後は上司や誰かが判断してくれるだろうと、安心してしまっていたのかもしれません…


だからこそ、自分でも何のために作ったものか分かっていない資料を、調書としてファイリングしてしまったり、なんとなく知っていることを書くだけの分析的手続になってしまっていたのだと思います。


しかし、ななつぼし監査法人ではその甘えが許されません🙅‍♂️


自分の意見を持つこと、それを自分以外の人に主張すること、そしてその主張を支えるような論理的な調書を作る必要があるということを今回の出来事を通じて改めて学びました。


監査調書が、自分の主張の場であると分かった瞬間に、自分の調書に対する責任感が生まれてきた気がします🥚

「監査調書」-実施した監査手続、入手した関連する監査証拠及び監査人が到達した結論の記録をいう。

監査基準委員会報告書230 「監査調書」

このnoteを書くにあたって、改めて監基報を見てみましたが、やはり監査調書にはなんだかよく分からない資料も、なんとなく知っていることを並べた資料も必要ないようです。


「どんな手続きをしたのか」「どんな証拠を得たのか」「どんな判断をして、どんな結論に至ったのか」


ななつぼしは1月から繁忙期に入るので、たくさん調書作成のチャンスがあると思います。


上に挙げた3つの事項を、きちんと網羅した「いい調書」を作れるように頑張りたいと思います🔥


4.終わりに

クリスマスの夜にこの記事を書いているのですが、私たちのオフィスがある丸の内には、イルミネーションを見に多くの人が訪れています🎄

このイルミネーションを見ていたら、ふと一年前の自分を思い出しました。
ちょうどこの時期に、CPASSの就職説明会でななつぼしの皆さんに出会って、オフィスを見学しに来ていたのです。

今の上司達に、その年の瀬の忙しい時期に、たっぷり時間を割いていただいて、ななつぼし監査法人のこと、会計士のことを教えていただきました。

そんな一年前よりも強く感じることですが、監査法人で働きながら勉強する一番大きなメリットは、実際に第一線で監査をしている会計士の皆さんを、間近で見れることだと思います🖊️

どういう視点で会計基準に向き合うのか、数値を捉えるのか
たくさんの仕事を抱える中で、どのようにして重要なポイントを炙り出し、アプローチしていくのか…


会計士として働く資質があるのかを判別するのが会計士試験であると仮定すると、会計士である上司に仕事で指摘してもらったことは、そのまま自身の会計士の勉強に活かせるのではないかと思うのです。


1年前の初心を忘れずに、たくさんのヒントが転がっている今の職場をありがたく感じて、今後も頑張っていこうと思います✨

今回も読んでいただきありがとうございました😊

また次回のNoteでお会いしましょう🐋

                              くろしお


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