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くろしおの監査日誌-2日目🐳-

こんにちは🐳

ななつぼし新人監査人のくろしおです⛵




1. ヨットレースに出ました⛵

皆さん、noteを読んでくださってありがとうございます。

今回も、日々の監査業務の中で、学んだことを書いていきたいと思います!

が、その前に、私の趣味であるヨットのお話をさせてください。

前回のnoteで、学生時代からの趣味として外洋ヨットを紹介させていただきましたが、今回7月末に大きなレースに出場したので、少しだけその時のことをご紹介します!

(参考)くろしおの監査日誌-1日目🐳-|ななつぼし監査法人 (note.com)

パールレース(伊勢志摩→江の島)のスタート時の一コマです。
7/26の朝スタートし、27日の夜フィニッシュでした!

今回はお休みを2日間もらい、新幹線と特急で伊勢志摩まで移動し、レースに参加しました⛩️

とても楽しいレースで充実感たっぷりで帰宅しましたが、同時に、江の島に舫いを取った時には力が抜けてしまうくらい緊張感のあるレースでした。

オーナーを中心にとても丁寧に整備をしている船ではありますが、夜間に波風が強くなり、ハードな海況となったことで、帆が破れたり、船の一部が破損したりして、その対応をしながら前に進んでいく必要があったのです🛠️

他にも経験豊富なクルーがたくさんいたので、危険な状況こそ訪れませんでしたが、自身がスムーズに動けたかというと、少し後悔も残っています。

レース終了後、一緒に出場していたクルーの皆さんに以下のようなフィードバックをもらいました。

よく周りを見て、全体の船の構造、手順から対応を考える。
・自分の作業から離れるときは、きちんと周りに声をかける。
・100点の作業を目指そうとすると、別の部分に穴ができるから注意。まず  は全体像をつかむことが大事。

なんだか、社会人生活にも役立ちそうなお話だと思いました。

前回のnoteにも書いたように、私の仕事での課題は『俯瞰』だと思っていましたが、海でもそれは一緒なのかもしれません💦

レースが終わってからのお仕事では、海でのことを時折思い出しつつ、全体を眺める意識を持とうと訓練をしています🦅



2. 分析セヨ🖊️

ヨットの話が長くなってしまいましたが、ここからはこのnoteの本来の目的である、監査業務の中で学んだこと、感じたことを書いていきたいと思います!

今回のテーマは『分析的手続』です🐟

監査論の授業では、分析的手続には、①監査の計画段階、②分析的実証手続、③監査意見の形成段階の3つがある、と習うと思いますが、今回自分が実施したのは③の監査意見の形成段階における分析的手続でした。

ただ、テキストベースの学習だと、あまり具体的なイメージを持つことができていなかった論点であるため、この段階で携われるのはラッキーだなと思っていました🔅

実際に自分が実施した手続きは以下の通りです。

くろしおによる分析的手続(らしきもの)
①前期末と当期末のT/Bを並べる
②変動額、変動率の列を追加する
③大きな変動があった勘定について、その内訳を添える
④そこそこ増減表が埋まったので、満足してパートナーに見せにいく


ななつぼし監査法人は就職説明会でも紹介があった通り、自分の様な入所して当時2ヶ月ちょっとの新米監査人でも、様々な仕事に携わるチャンスがあります👓

また、上司は自分たちの状況をしっかりと把握しており、そのうえでレビューをいただけるような環境です👀

今回も意気揚々と作成した増減表のレビューをお願いしたのですが、パートナーから、思いもよらない指摘を受けました。

「くろしおさんの分析的手続きは"足し算"のことしか書いてないよね」

パートナーからの衝撃の一言

最初は、???となりました。

自分は増減表に、結構網羅的に情報を詰め込んだつもりになっていて、情報の不足を指摘されるとは思っていなかったからです。

しかし、続きのお話を聞いていくうちになるほど!!!となりました🔥

自分の作った増減表には各勘定の内訳しか記載がなく、他勘定との関連や、手続きの中で得た知識との関連が反映されていなかったのです。

100万円の固定資産と50万円の固定資産があるので、固定資産は150万円です、という説明だけでは、単なる足し算の域を出ないということなのです⛈️

特に、今回の会社は清算に向かうTMK(特定目的会社)だったのですが、清算に向かう過程でイレギュラーな数値変動が起きていること、TMK特有の勘定同士が強く連動していることなど、監査手続きに携わったことで理解したことがたくさんありました。

その知識が各勘定残高、変動額を理解する前提条件であったため、それらを
増減表の中で表現する必要があり、その点が不足しているという指摘だったのだろうと今は思います🔍


今回のレビューでは、上記のような指摘を受けた後、どのような知識を分析的手続の調書内に含めるべきなのかを、とても丁寧に詳しく教えていただきました。

同時に、パートナーがどのような視点で数字を見ているのか、その思考を垣間見ることができたのも、良い経験でした。

徐々に中間監査や、ファンド監査といった業務が始まっていきます。

専門知識に臆する場面もありますが、同じ轍を踏まないように、レビューで学んだ「数字の見方」を実践していきたいと思います🔥



3. おわりに

今回はヨットのこと半分、監査のこと半分のnoteとなってしまいました。

よくCPAの先生が、会計知識ともう一つ何かの専門知識を掛け合わせると、ビジネス的に、大きく差別化が図れると仰っていました。

会計×ヨット・・・今のところ何のビジネスも思いつきません。笑

ただ、今は目の前のお仕事、会計士試験をひたすらに頑張る、たまにヨットで気分転換する、という形で、それぞれを前に進めていくことに集中したいと思います。

これを読んでくださっている皆様も、お体に気を付けて、暑い夏を乗り越えていきましょう!

今回も読んでいただきありがとうございました🤲

それでは、また次回のnoteでお会いしましょう

                              くろしお


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