好きなボカロ曲『S.A.S』(harioさん)感想メモ
タイトル: 【重音テトSV】S.A.S / hario【Vocal style: Mellow Sample】
作者: hario さん
再生数: 25,951
https://www.nicovideo.jp/watch/sm42029732
この曲のせいで重音テト SV(Synthesizer V)にどハマりしてしまった。いまのところ引き返せる気配がない。
いや、もう、声がよすぎる。
SV 発表時の公式デモ曲どれもすばらしいけど、この『S.A.S』が異様なほど自分のツボにハマってしまった。
「掃除の時間に何処からか遠く」
「雨で湿った体育館の中」
「いつもの給食室から立ち込めた」
といった歌詞からはじまるのだけど、自分はこういう日々のささやかな生活が思わず浮かんできてしまう歌詞に弱い。
多分この歌の主人公は学生さんなのであろう。
つづく「其処から近く商店街 突き抜ける」あたりの歌詞で、学校から急ぎ足で帰っているようなイメージが浮かんでくる。
「Sound And Smell」、つまり「音と匂い(聴覚と嗅覚)」がタイトルなわけだけど、
一番のBメロは「それはとある縁の錆びたスピーカーから」
二番のBメロは「それはとある木々の揺れた隙間から ふと」
流れ込んできて、それぞれ聴覚と嗅覚で対応しているのがすごくよくて、オタクあるあるなのかわからないがこういうのにも「好き!」って絶叫してしまう。
サビがまた信じられないぐらいいい。
原曲の UTAU 版もすごく好きだけど、こちらは SV のよさがこれ以上ないほど出ている、マッチしている気がする。
「五感が重なった気がした」と歌い上げるとき、テトのほとばしるエネルギーを感じる。
好きすぎるためにどうあがいても気もちわるい感じになってしまう。
hario さんの曲は好きなものだらけだけど、『ピーチミートパイ』も大好き。
気づけば「フランスペァン」と口走っている。