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好きなボカロ曲『NULLmayu』(ぶるーむ/BlueMさん)感想メモ

タイトル: NULLmayu / 重音テトsv

作者: ぶるーむ / BlueM さん

再生数: 402
 

https://www.nicovideo.jp/watch/sm42891536


 重音テトSVのめちゃくちゃいい声で「重ねた夜」と、「重音」を連想させる言葉で歌いはじめられたらもうそれは好きになっちゃうでしょ。しかたないでしょ。とひとりで虚空に向けてしゃべりながら悶絶している。


 まったく知らなかったけど、Aメロ的な部分を「Verse(ヴァース)」っていうのか、というかAメロとかって言い方が日本特有なのか。


 この Verse がめちゃくちゃかっこよくて、Bメロ的な Bridge も染み渡るようなよさがあり、流れをはっきりと転換させながらポンポンと小気味よく展開していく。


 それでその勢いのまま突入するラスサビの「(定めが)凪ぐ!」からテトの声のボルテージが一気にあがるとこ、たまらなく好き。


 1:34 と短めではあるけれど、それぞれのかっこよさにふわーってひたっているうちに一瞬で曲が終わってしまったような感覚になり、もの足りなくなりってまた聴き直すことをくり返している。


 タイトルが『NULLmayu(ぬるま湯)』で、最後の歌詞も

 ――日々はぬるま湯!

 ――続けばいいのになって思う。

 と、否定的な意味合いで使われることの多い「ぬるま湯」を肯定して終わる。


 怠惰の象徴のように喩えられたり、あるいは風邪をひいてしまうような温度であったりするぬるま湯。

 けれど、つかっているあいだは独特の居心地のよさ、「このまま出たくないな」と思える気もちよさもあって、それがこの曲の独特の浮遊感というか、温度にすごく合っているように思う。


 100さんのイラストも、指をぴろぴろ動かしている動画(GIF)もめちゃくちゃいい。
 https://piapro.jp/t/G2H0

 すごく好きな曲。