好きなボカロ曲『Naming you』(知.さん)感想メモ
タイトル: Naming you【初音ミクV4X English & 巡音ルカV4X English】
作者: 知. / 紅松弥知 / thommofonia さん
再生数: 8,539
https://www.nicovideo.jp/watch/sm35240098
全英語詞。
cillia さん(シリアさん。調声の神)の SOLARIA カバー で知って、そっちもすばらしいんだけど、原曲のこちらがそもそも神がかっている。大好き。
この曲のジャンルなんていうんだろう。
幻想的で、神秘的で、光る雪が色を変えながら降っている映像とあいまって天使が歌っているような荘厳さ、気高さがある。
ふしぎな浮遊感。
タイトルの「Naming you(君を名づけて)」というのは、ある意味では支配するのに似た行為なのかもしれない。
名前というものは、他者がその人を識別する記号、世界においてほかのものと区別して認識する記号なわけで、あえて宣言をして「(自分だけが使える)君の名前をつける」というのは世界からその人を隔離したい、どうにかして独占したいという強い感情にも思えてくる。
「あなたを私のものにする」という、静かで情念のこもった宣言。
まあ歌詞が英語だから意味ぜんぜんわかんなくて、完全に妄想なんだけれど。
ところで、「幼名が紅松 弥知(くれまつ みさと)」とおっしゃってるけど、中国の方なんだろうか。
中国に幼名がまだあるっぽいので、それを訓読みしたのかなという気もしたけど、文化的な面がわからない。日本でもいまも幼名を用いている地域がもしかしたらあるのかもしれない。それにしては紅松って名字かっこよすぎでは? と思って調べてみたら日本の名字で存在するのか…。世界広いな。
勝手に、「またいつかまたボカロ曲を投稿してくれないかな」と願っているけれども、まあいろいろあるのだろうし本当に勝手な望みである。
同時投稿(2019/06/16)の『Chasing me』も大好き。
「you」と「me」で対比になっているような構造ってたまんないっすよね。