私にとって文章は、人と繋がるためのツールだった
2015年10月にWebライターを始めて、もうすぐ4年になる。
私は別に、学生時代に読書感想文が得意だったとか、国語がとりわけ好きだったとかではない。
でも思い返せば、人と繋がるために文章を書くのは好きだった。
文通相手が100人できた小学生時代
小学校高学年のとき、読んでいた雑誌のペンパル(文通相手)募集コーナーに応募して採用され、100通以上のハガキが来た。
(募集文に何を書いたのか正直うろ覚えだが、当時好きだった芸能人のファン友達も何人かできたので、好きな芸能人のことは書いていたのだろう)
「全国に友達ができたらいいな」と思っていたので、47都道府県少なくとも各一人は選ばせてもらったように記憶している。
文通を始めた子から「文通したいっていう友達がいるんだけど」と新たに友達を紹介されることもあり、多いときで100人近い子と文通していた。
1通1通手紙を書くのは大変だったが(自分自身長めの手紙のほうがもらって嬉しかったので、適当には書けなかった)、ポストに入っている手紙を見つけるのは何よりもワクワクした。
恋愛系?メルマガを発行していた中学生時代
たしか中2のときだったと思うが、我が家に初めてのパソコンがやってきて、インターネットを始めるようになった。
そこで始めたのがなぜかメルマガ。
なぜメルマガにたどり着いたのか、それこそもう思い出せない……。
しかも発行していたのがただの中学生の日常、というか片想い日記みたいなものだったのだから、今考えると「よくそんなこと発信できたな」と笑えてくる。
読者は100人程度(盛っているかもしれない)だったと思うが、なんと数人の人とは年賀状交換までしていた。(同年代の人ではなかった)
……個人情報を悪用しないような変な人たちでなくて良かった。
mixiの日記とブログにハマった大学生時代
(高校時代はひたすら部活と勉強だったので、飛んで大学へ)
ちょうど大学生の頃、mixiが流行っていた。
私も流行りにのって、結構頻繁にmixiで日記を書いていた。
トップページに表示される「新着コメントが○件あります!」が楽しみで書いていたような気がする。
初めての海外で1ヶ月半の短期留学、その後1年の長期留学を経験したのだが、自分で決めたことながらやはり心細さを感じることはあったので、友達からのコメントに励まされることも多かった。
ブログ(日記のようなもの)を始めたのも長期留学中だった。
それから今まで、休みつつも(今は休んでいる期間のほうが長くなりがちだが)ブログは10年ほど続けている。
mixiとブログでは、嫌な思いをすることもあったのだが……ブログを通じて知り合えた友達も多いので、総合的には「ブログやってて良かった」という気持ちだ。
誰かと繋がりたいから、文章を書く
こうして振り返ってみると、誰かとコミュニケーションをとるために文章を書くのは好きだったんだなと思う。
Webライターの仕事では、なかなかそういう反応をもらえることはないが……
誰かと繋がるために、私は今日もキーボードを叩く。
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