MDティアラメンツ入門書(全編無料 構築、追記あり)
はじめまして。今回はマスターデュエルにティアラメンツが実装されるということで、基礎的な部分、構築、対策、ミラーでの意識すべき事などをOCGの知識を踏まえて解説させて頂けたらと思います。
大会などでの実績がある訳でもないので、大会の実績などを気にされる方はブラウザバック推奨です。
こんな方にオススメです!
・ティアラメンツがどういう動きをするのか知りたい!
・ティアラメンツの対策が知りたい!
・どんな誘発の打ち方、誘発の種類が良いのか知りたい!
はじめに
まず、ティアラメンツというテーマについてですが、効果で墓地に送られた場合に、指定された素材とティアラメンツでデッキに戻って融合する、というのがティアラメンツのコンセプトとなっています。
融合先に指定がなく、条件を満たせるものであれば何でも出せるのがこのテーマの強みのです。
そしてデッキに戻るため、リソースも尽きない。
この辺が最強と言われる所以ですね。
4月10日 18:33 追記しました!
構築について
採用カードについて(モンスター編)
・ティアラメンツ・シェイレーン
ティアラメンツで最強だと思うカード。
このカードを後攻で握れているかどうかで捲りやすさが段違いになります。
このカードがいるおかげで、ティアラメンツにおけるランク4の使い勝手の高さが高くなっているとまで言えます。
素引きしてしまったケルベクやアギドを手札から切れるのも高評価。
アトラクターをチェーンされると手札コストだけ除外されます。
バトルフェイズにクロノダイバー・リダンの素材として切って融合をし、ライフを詰めるという戦法もすることが出来ます。
ダルクから自爆してサーチしていたことも多々あります。
・ティアラメンツ・メイルゥ
下級の中で唯一のレベル2モンスター。
スプライト・エルフの素材として使ったりもします。
このカードは、主に増殖するGを受けた時に召喚することによって墓地肥やしをするのにも使えます。
初動となりやすいカードです。
スプライト・スプリンドで落とすこともできるので融合効果は温存しておくのが良いです。
特殊召喚する時は横で出すこと。
・ティアラメンツ・レイノハート
キトカロスがいるなら、1枚初動となれるカード。
落とす先は基本的にはハゥフニスにすることが多いです。
蘇生効果は処理時にティアラメンツカードがなければノーコストで蘇生できます。
シェイレーンと合わせてランク4になる機会の多いカードです。
・ティアラメンツ・ハゥフニス
最強の手札誘発。
ただ発動のタイミングが”時”であるため、直接チェーンを組まなければいけない点には注意が必要。
逆に対面する側やミラーマッチではいかにハゥフニスをケアできるかが大切になってくる。
ミラーマッチであれば、基本的にはスクリーム、墓地の融合効果をチェーンの最後にすることよってケアするのがオススメ。
Gを受けた際にサリークでハゥフニスを持ってきて返しのターンに動くなどもできる。
・古尖兵ケルベク
言わずと知れた最強墓地肥やしカード。
ミラーマッチにおいて起動するかどうかは墓地のムドラケルドウの有無で判断したりすること。
相手の落ちが強かった場合に悲惨なことになる。
手札にケルベクがある場合はチェーンの組み方をよく考えること。
相手にあえて誘発を打たせることによって本来は使えない場面で起動させることによって、相手の妨害を乗り越える手段にもなりえる。
逆に自分がバウンスされる可能性もあるので、増殖するG、ハゥフニスなどの打ち方は気を付けること。
バウンスは対象を取る効果なのでエルフでケアすることが出来る。
・古衛兵アギド
最強の墓地肥やしカードその2。
ただしケルベクと違ってバウンスはなく墓地から地属性天使を特殊召喚するという点に注意。
こちらもケルベクや①の効果によって能動的に起動させることが可能。
・剣神官ムドラ
ミラー対面における勝利の鍵。
①の特殊召喚後の墓守の罠セットは任意の効果なので置かなくても良い
基本的にミラー対面で戻すカードは発動したメイルゥ、ハゥフニス、シェイレーンのどれかしらを戻す場合がほとんど。
カレイドハートだけが負け筋のような状況であればレイノハートを戻しても良い。
自分の増殖するGであったりティアラメンツ系統を除外から生かすための手段として使うのも良い。
・宿神像ケルドウ
ミラー対面における勝利の鍵その2。
ムドラと違って①のサーチは強制効果なのに注意。
ケルベクが手札から切れた場合のみサーチしてきたアギドと併せてレベル4モンスターが3体並ぶので覚えておきたい。
・シャドール・ビースト
手札1枚のパワーが強力な遊戯王においての1ドローは強力。
リバース効果も強力なので覚えておきたい。
おろかな埋葬を採用する場合はリザードから落として1ドローを見てから展開するのも良し。
レベル5なのを覚えておくと助かることもある。
・シャドール・リザード
ビーストを落とす仕事。
レベル4なのでランク4に使えるのも優秀。稀にリバースすることも。
・増殖するG
基本的には回避される前に打つ。
ティアラの融合効果にチェーンして投げるのも良いが、大体のティアラメンツの構築には三戦の才が入ると思うのでスタンバイフェイズに投げるのを推奨しておく。
レベル2なのでエルフの素材にも使える。
メイルゥや増殖するGを墓穴から守ろう。
・灰流うらら
これ1枚で止まるの?とよく聞かれるが6枚目(トップドロー)で引いても使える場面は多く存在する。
誘発として抱えている場合は初動のレイノハート、キトカロスのサーチか5枚落としに当てるのが良い。
イシズギミックに当てるのはミラー対面であればリソースが増える場合があるので傍観するかは手札の質を確認してからにしよう。
トップドローで引いた場合は、カレイドハートの墓地から特殊召喚する効果や、サリークで墓地に送られたキトカロスに当てるのが良い。
カレイドハートは特殊召喚した後に強制効果でデッキからティアラメンツカードを墓地に送らなければならない(そのテキストが蘇生と同じ文章中にある)ため、うららを打つことができれば墓地からの特殊召喚を阻止できる。
ケルベクの場所でも話したが手札誘発であるためGとうららの打ちどころは気を付けること。
採用カードについて(魔法、罠編)
・壱世壊=ペルレイノ
マジでぶっ壊れ最強頭おかしいカード。
発動時の処理としてデッキからティアラメンツカードを手札に加えます。(この時点で最強)
ここで加えるのは初動がなければレイノハート、後攻であればシェイレーン、メイルゥなどでも良い。
そして融合及びティアラメンツの打点を500上げます。後に紹介するスクリームと合わせると相手と1000もの打点差ができます。マジでやばい。
そして1番やばいのが③の破壊効果。後攻では相手のカードを破壊、先攻であれば自分のティアラメンツを叩き割れます。カレイドハートなどを割るのが基本的には1番強いです。
墓地に存在するケルドウやムドラで相手ターンにティアラメンツをデッキ・EXデッキに戻せば、フリーチェーンでのフィールドのカード1枚破壊ができ、この説明でどれほど強いのかが分かると思います。
ちなみにハゥフニスケアにも使えます。
・おろかな副葬
ティアラメンツにおいては初動ともなれるカード。
サリークを落とすことでティアラメンツモンスターをなんでもサーチすることができる。
スクリームを落とせばサリーク、クライムのサーチに繋がります。
相手のイシズギミックで落ちた場合にはハゥフニスをサーチして相手を威嚇するのも良い。
メイルゥやシェイレーンといったカード達で手数を増やすのも良い。
ティアクシャが来るともう一段階上の強さを見せてくれます。
救いの架け橋を採用してペルレイノをサーチしてもいいですね。
・テラ・フォーミング
説明不要。
・簡易融合
制限カードの名に恥じない強さ。
これ1枚持っているだけで浮幽さくらがケアできてしまうので相手が持っていた場合嘲笑うことが出来ます。
基本的にはキトカロスを出して展開に繋げていきましょう。
エンドフェイズに破壊される効果でもキトカロスの5枚落としは機能するので覚えておきましょう。
・三戦の才
初手で持っていれば安心感の強いカード。
ティアラメンツミラーに対してはほぼ100パーセントの可能性で打てるカード。
コントロール奪取をするのかドローするのかはよく手札と盤面と相談すること。
最低限の妨害を構えられているのであればハンデス効果を積極的に使っていっても良い。
基本的にはティアラメンツサリーク、スクリームなどの魔法罠はティアラメンツモンスターがいないと効果を使用することが出来ないため、相手はかなり焦る事となる。
逆に自分が使われても厳しいカードではあるので常に頭の片隅に三戦がある可能性を入れておきたい。
・壱世壊を劈く弦声
劈く←つんざくと読みます。
それはそれとしてこのカードも強いです。
ティアラメンツモンスターがいれば相手の召喚や特殊召喚にも反応します。
先攻であればチェーンの最後に置いてハゥフニスをケアするのが1番良いです。(墓地に落ちた時でも)
打点を500下げる効果はターン中永続。後から出てきたモンスターにも適応されるので対面する際は注意。
墓地に送られた際にティアラメンツ罠をサーチできるのでチェーンの組み方にも注意。
・壱世壊に奏でる哀唄
ティアラメンツの強さの源。
永続罠なので無限に使えます。
キトカロスからサーチしてくることによって、Gのドローを1枚に抑えつつ、相手の効果モンスターの効果を無効にしつつ、キトカロスで5枚落としをすることが出来ます。
墓地に送るモンスターはティアラメンツじゃなくても良いので、シラユキを採用している人は特殊召喚したシラユキを墓地に送ってもう一度使うことも出来ます。
使い方次第ではバトルフェイズでの追撃にも使えたりします。
ちなみに効果が無効になっている効果モンスターに対しては打てないので注意。
墓地に落ちた時の効果については他の場所で説明しているので割愛。(ハゥフニスケアできるよ!)
・壱世壊に響く残響
簡単に言うと手札切る竜星の九支。
サリークが手札にあったらサーチしておこう。
墓地に落ちた時の効果で浮幽さくらで除外されたキトカロスが回収できます。
なんでなんだろう。
・無限泡影
キトカロスがサーチを発動したタイミングで当てましょう。
手札次第では機能不全に陥ります。
初動のレイノハートに当ててもよし。
返しのターンでトップでドローしたら基本的にエルフいるので諦めましょう。
EXデッキについて
・ティアラメンツ・キトカロス
囚人。それだけ強かったってことです。
特殊召喚成功時にティアラメンツカードを手札に加えるか墓地に送ります。
”特殊召喚成功時の効果”なので、ミラーマッチにおいてダルクでパクった時に効果が起動できます。
Gを投げられたらサリークかハゥフニス
先攻展開であればメイルゥサーチかサリークサーチ
(この辺は手札と要相談)
②の効果はメイルゥをサーチしてきてから特殊召喚することによってランダム8枚落としをしつつ盤面にレベル2を供給することが出来るので強い動きです。
レイノハートサーチで確定落としに変えられます。
・ティアラメンツ・ルルカロス
盤面に出るとルルカロス以外の水族モンスターは戦闘では破壊されなくなります。カレイドは悪魔族。
②の無効にして破壊する効果は特殊召喚する効果を含む効果を発動した”時”に発動できます。覚えておきましょう。
②のその後の処理で”手札”か自分フィールドからティアラメンツカードを選んで墓地に送ります。ルルカロス自身を墓地に送ればもう1回盤面に戻ってきます。
ティアラ系融合の中だと唯一の水属性。
・ティアラメンツ・カレイドハート
このカードは融合素材にできません。
墓地にいたらケルドウかムドラで戻しましょう。
覚えておきましょう。超融合やアルバスも効かないです。このカードが特殊召喚に成功した場合に相手フィールドのカード1枚を対象としてデッキバウンスできます。
キトカロスと同じでダルクでパクられると効果を使われるので注意。
③の効果については灰流うららの場所で解説しているので割愛します。
・沼地のドロゴン
使い方としては誘発のケア、融合モンスターである点(ドラゴスタペリアに繋げる)、レベル4である点など様々です。
基本的には先出ししてからキトカロスを出しましょう。無限泡影のケアができます。
・エルシャドール・ミドラーシュ
詰みゲー製造機。出す順番は1番最後にする事。
相手の効果では破壊されないのでペルレイノをケアしています。偉い。エルフの下に出すことを意識しましょう。
ミラーでの対処としてはペルレイノを貼って殴りに行くか、エルフを戦闘破壊してからキトカロスからサリークを持ってきて無効にしつつ相手ターンに展開。といった感じです。
・捕食植物ドラゴスタペリア
発動を無効にする効果などではなく、カウンターを置いて、自身の効果で無効にしているのでダメステなどでは使えません。
レベルが1になるのも強力でエクシーズテーマなどではこれ1枚で継戦がかなり厳しくなってしまいます。
・ギガンティック・スプライト
効果を使うかはよく考えること。融合体が出せなくなる為。
エルフからアーゼウスになったり、カレイドハートを殴り倒せたりするので採用。
・深淵に潜む者
水属性を素材にしてると打点が2200になります。
覚えておいて損はありません。対ティアラメンツであればこれを出す事は相手にターンエンドする事を強要しているようなものなので優先的に出したいです。
・クロノダイバー・リダン
立てる時はティアラメンツモンスターを素材にしましょう。相手ターンに効果で素材を墓地に送ることによって相手ターンに融合をすることが出来ます。
ミラーマッチであれば基本的にはスタンバイの効果は使わなくていいです。
墓地が肥えるのはよろしくないため。
バトルフェイズでの追撃にも使えます。覚えておきましょう。
・No.41.泥酔魔獣バグースカ
遅延。
発動した効果だけ無効になるため、ミドラーシュの隣に立てると特殊召喚1回のみで発動した効果は無効というなんとも厳しい盤面を作ることが出来ます。
・天霆號アーゼウス
最強のエクシーズ。
一掃効果だけ注目しがちだがティアラメンツにおいては②の効果も覚えておくと墓地に送っておきたいカードを素材に入れることも出来るので優秀。
相手によって破壊と指定されていないため、ペルレイノで能動的に起動できます。
・スプライト・エルフ
囚人その2。
ティアラメンツにない対象耐性を付与しつつ、相手ターンにメイルゥを蘇生して3枚墓地肥やしをしましょう。増殖するGを墓穴から守るのもよし。
ギガンティックを採用しているとエルフからアーゼウスになれるので覚えておきたい。
相手がメインフェイズを終了するタイミングでエルフを使うかは要検討。三戦の才食らった時が本当にやばいです。
せっかくの対象耐性を貫通+コントロール奪取+ライフ取られるとか洒落になりません。
本当にそこだけ気を付けましょう。
モンスターの置く位置には注意。マジで1つズレてたら負けてた試合とかもありました。
・スプライト・スプリンド
実装されませんでした。
確定でメイルゥを落とせます。
安定感の向上にも繋がります。②のバウンス効果は絶対に忘れないようにすること。バグースカの回答になります。
基本的に手数で攻めていって最後にダルクからスプリンド〜などの戦い方をすると上手く捲れると思います。
・暗影の闇霊使いダルク
相手の墓地の闇属性を奪うことでエルフorスプリンドに行けます。EXデッキで何度も解説してるようにキトカロスやカレイドを奪われないように注意。
破壊された時のサーチを絶対に頭の片隅に入れておくこと。
シェイレーン、ハゥフニスをサーチできるのは本当に大きい。
・崔嵬の地霊使いアウス
相手の墓地のGやケルドウムドラを奪いに行ってリンクを伸ばす。
(基本的には逃げられるので両方使い終わった後の墓地に残ったムドラケルドウ、Gを狙いに行くなど意識すること。)
破壊された時の効果でG、アギドを回収できます。
・閉ザサレシ世界ノ冥神
アライバル、サイコエンドなどの除去に使います。
③の効果は使う機会が限られてきますが覚えておきたい効果。
ティアラメンツ対策について
ティアラメンツ対面をする上で強いカードをご紹介します。
・ディメンション・アトラクター
言うまでもなく、ティアラメンツ側においてはターンスキップとなるカードです。
・マクロコスモス・次元の裂け目
回答札がごく限られてくるので、回答札を引くまでの間に倒しきってしまいましょう。
個人的にマクロコスモスは遅いので、Gケアまでできる次元の裂け目を推奨します。
・相剣大邪・七星龍淵
相剣使いの方は覚えておきましょう。切り札級に強いです。
・浮幽さくら
たまにノーダメージで貫通してきますが、基本的にはキトカロスを飛ばすことが出来れば大ダメージを与えることができます。
・拮抗勝負
上手いティアラメンツ使いはケアしてきます。相手のプレイング次第では盤面を壊滅させられます。
・コズミック・サイクロン
サリークやスクリーム、クライムの除去に使えます。除外のため墓地効果も使わせません。
・王家の眠る谷-ネクロバレー-
説明不要。
・暗闇を吸い込むマジック・ミラー
説明不要。自分が苦しむことにならないように注意。
三戦の号が来ると使いやすさがグッと上がるカード。
終わりに
最後に、ティアラメンツについてですが、最強だのマスターデュエルは終わりだの言われていますが、ミラーマッチは非常に楽しいです。深淵の獣が恐らく実装されないのかな、と読んでいるので1強になることは避けられないと思います。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
スキ!や、コメントなどを頂けたらイシズティアラメンツが増えた場合に使えるカード、意識すべき事などプレイング面についてのあれこれを追記すると思います。マジでモチベーション上がるのでよろしくお願いします。
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