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失礼クリエイター①腕時計をしない、はマナー違反か?
腕時計をしないことがマナー違反である、という奇妙な主張をする失礼クリエイターが続出しているそうです。
しかし、ここで声を大にして言いたいのは
腕時計も、スマホも、本質的には時間を管理するツールであって、むしろそれを理解できていない人間の方が失礼にすら当たるのではないでしょうか。スマホで時間を確認したことで目くじらを立てるということは、コミュニケーションにおいて相手を対等に見ていないということです。
「なぜ時間を確認するのか?」という本質を見失いすぎではないでしょうか。
そもそも、現代社会は腕時計がかつてステータスや時間管理の象徴として重要視された時代から、価値観が変化し、多様化しています。スマートフォンやその他のデバイスが普及し、時間確認の手段が増えたことで、腕時計の役割は絶対的ではなくなっています。腕時計はアクセサリーの一部であり、必ずしも全員が身に着けるべきアイテムではありません。個人のスタイルや価値観に基づいて選択するものであり、他者に強要されるべきではないという考えも広がっています。
「時間の管理」こそビジネスマナーに重要な要素です。しかし、それを腕時計だけで担う必要はありません。スマートフォンやデジタルガジェットで正確な時間を確認できる現代では、腕時計を使用しないこと自体がマナー違反とは言えません。
むしろ知識のアップデートができていない人間として信頼を損なう方が大きいのです。
職種によっては「安全面に配慮する」理由で禁止している場合もあります。
医療関係の方、製造業の方などは、こちらに該当する場合が多いものです。
職場で決まっている場合は、その職場のルールに従ってください。
「安全面に配慮すること」はその業界においては、最重要視されるビジネスマナーです。
とはいえ、こうした職種の方もその業務を離れ、スーツを着用するときがあるはずです。
そのときは、思い出してくださいね。
相手を不快にさせないために「時計着用が必須」です。
ビジネスマナーは、相手を大切にしている気持ちを形にしたもの。
気持ちは相手に見えないので、行動で示していきましょう。
この部分ですが、製造業や医療業界では「安全への配慮」であってマナーとは異なります。「安全」の意味を理解されていないようで心苦しいまであります。
マナー違反かどうかは、最終的には業務遂行やコミュニケーションに影響を与えるかどうかで判断されるべきです。時間に正確で、適切な行動ができるのであれば、腕時計の有無は本質的な問題ではありません。むしろ、腕時計は調整が必要な分、不効率な側面もあります。
腕時計をしない理由には、環境への配慮(ファストファッション的消費への懸念)、身体的な違和感、または単純な好み、時間の正確性が含まれます。これらの理由を否定することは、個人の選択を尊重しない態度とも言えます。そのような企業や失礼クリエイターを信用して良いのでしょうか?
以上のことから、腕時計をしないことは、時間を守ることや他者への配慮が欠けているわけではありません。むしろ、正確な時間管理をおろそかにするという点で時間管理の本質を見失っています。仕事ができる人間として信頼されるべきは「時間を正確に管理できるツールを使い続ける」ことなのです。
また、現代社会では、時間管理や礼儀作法の基準が多様化しており、腕時計をしていない人々の選択を尊重することもまた、マナーの一部と捉えるべきです。
失礼クリエイターに踊らされない企業や社会人が増えることを切に願います。
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