QuizKnockメンバーの動画内での勝率を計算してみた
はじめに
こんにちは、七時雨です。
普段スパーズの記事しか書いていない私ですが、今回はスパーズに直接関係しないとある疑問について調べた結果をまとめたいと思います。
その疑問ですが...
「QuizKnockの動画、伊沢さんばかりが勝っているのでは?」
というものです。我々Tottenham Hotspurサポーターのカリスマ的存在である伊沢拓司さん、その彼が編集長を務めるQuizKnockは先日Youtubeでのチャンネル登録者数が100万人を突破し、中高生から大人まで幅広い年代に支持されています。かくいう私もQuizKnockさんの動画をよく鑑賞し、楽しませてもらっています。
Quizknockさんの動画では東大生を中心とした頭脳明晰な集団が様々な嗜好を凝らしたクイズを堪能でき、その発想力や知識への驚きと、考えることの楽しさを感じることができます。
さて、そんなQuizKnockさんの動画ではよく主要メンバーがその回の勝敗を競い合っているので、メンバー同士の対決もエンターテイメントとして楽しむことができます。
ここで、ある日私と一緒にQuizKnockさんの動画を鑑賞していた方がふと「伊沢さんが出ると大体伊沢さん勝つんじゃないの?」というようなことを言ってきました。
確かに、伊沢さんは「高校生クイズ」2連覇、「東大王」優勝などの輝かしい実績を誇るクイズ王です。そのため、『いくら東大生集団と言っても、クイズに関しては伊沢さんが圧倒的なのだから、いつも伊沢さんが勝っているんじゃないの?』という風に思うのも無理はないと思います。実際に、動画内でも伊沢さんの知識量は圧倒的なものがあり、そういった"先入観" を持つと伊沢さんばかりが勝っているようにも見えてしまいます。
本当にそうなのでしょうか?
私は「〇〇な気がする」や「〇〇な感じがする」という曖昧な状態でいるのがあまり好きではありません。ですので、今回はこの「QuizKnockの動画は伊沢さんがいつも勝っている」という仮説を実際に調査し検証してみようと思います。
方法
調査方法はいたってシンプルです。
① QuizKnockさんの動画を鑑賞する。
② その動画に出演したメンバーと優勝者を記録する。(集計するのは主要メンバー7名:伊沢さん、川上さん、河村さん、須貝さん、ふくらさん、山本さん、こうちゃん)
③ 「優勝した回数」を「出演した回数」で割り、各メンバーの"勝率"を求める。
以上です。
また、より厳密な調査をするために以下の条件を加えました。
・3人以上の対決を扱う動画であること。
・コラボ動画でないこと(「はなおさん」や「ゆきりぬさん」などとのコラボ動画は対象から外しました)
・優勝者が出ていること。
このような条件で2017年から動画を遡ってみましたが、対象となった動画数はなんと225本もありました!
それだけQuizKnockさんは日々 "知" について凌ぎあっているのですね...!!(凄い)
結果
各メンバー順番に、(上記の条件を満たした動画の) [出演数]、[優勝数]、[勝率]を発表していきます。
伊沢さん
[称号] クイズ王、石油王、格王、令和王、花王、博識王...etc
[出演数] 183 回
[優勝数] 77回
[勝率] 42%
川上さん
[称号] 1番いい感じ、遅押し王、炎上王、リア王、花王...etc
[出演数] 131回
[優勝数] 46回
[勝率] 35%
河村さん
[称号] 銀河系最強、神、伊沢王...etc
[出演数] 39回
[優勝数] 7回
[勝率] 18%
須貝さん
[称号] ナイスガイの須貝、水早出し王(暫定)、悪魔...etc
[出演数] 103回
[優勝数] 30回
[勝率] 29%
ふくらP
[称号] 海賊王、伊沢王、王、長文読まない王...etc
[出演数] 78回
[優勝数] 37回
[勝率] 47%
山本さん
[称号] 大王、疑問王、博識王、長文読まない王...etc
[出演数] 106回
[優勝数] 42回
[勝率] 40%
こうちゃん
[称号] ギャル王、ラ王...etc
[出演数] 124回
[優勝数] 29回
[勝率] 23%
以上のようになっています。
下の表で全期間の勝率と、2018年と2019年のそれぞれのものを確認できます。
考察
まず、仮説である「伊沢さん最強説」は今回の結果からは言えないことが分かりました。それだけ他のメンバーの実力も高く、とりわけふくらPはほぼ2回に1回は優勝していることも分かりました。正直、伊沢さんよりもふくらPの方が勝率が高いことに驚いた人も多いのではないでしょうか?
今回の調査結果はQuizKnockの動画がひとえに単純な「早押し」クイズではなく、様々な要素とクイズを絡めた企画が多いという実態に繋がると思います。それぞれの得意ジャンル(ふくらさん・須貝さんの理系や、山本さんの漢字、こうちゃんの歴史や、河村さんの栗拾いなど)を生かしたプレーが観られるのも面白い動画が生まれる理由なのかもしれません。今回集計したExcelファイルは最後に添付しますので、詳しく結果を確認したい方はダウンロードしてみてください。
年次ごとの勝率については、河村さんと山本さん以外は大きく差が出ませんでした。河村さんに関しては出演数が少ない (2019年は10回) ので、10%という数字に大きな意味はありません。一方で山本さんの勝率の増加は出演数の増加 (2018年:27回→2019年:78回) と共にある結果なので十分意味のある値に思えます。ふくらPや山本さんは正確には東大生ではないそうですが、クイズ王伊沢さんら東大生と日々凌ぎを削っている姿は私のような地方大学院生にとっても非常に刺激的です。
今回の勝率というデータはあくまでも「伊沢さんが絶対王者であるかどうか」を検証するための結果に過ぎず、それがメンバー同士の力関係を表すわけではないことにご注意ください。むしろ今回の結果からは、想像以上に拮抗した様子がうかがえるので、QuizKnockの動画は「今回は誰が勝つのか?」というようなエンターテイメント性も兼ね備えていると言えるでしょう。
まとめ
今回このような検証をしてみて、改めてQuizKnockって本当に面白いことをやっているんだなと感じることができました(小並感)。そして、集計した動画の数からもモチベーションの高さを感じました。正直、200本以上もあると思っていなかったので集計するのは大変でしたが、動画を振り返りながらQuizKnockの歴史を感じ、各メンバーの魅力も感じ...と楽しかったです。
スパーズサポの方に向けては、Excelファイル内に伊沢さんがスパーズのユニフォームを着て出演している回のメモなどもありますので、お暇があれば確認していただけたらと思います。
それでは、今回はこの辺で失礼します!
最後までありがとうございました。
引用
記事に使用した情報はQuizKnockさんのYoutubeチャンネルにアップロードされている動画と「QuizKnockファンブック」から引用しました。
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