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1月1日(日)オロモウツの三位一体記念柱
世界遺産の三位一体記念柱のあるオロモウツは、チェコ東部、モラヴィア中部に位置する都市で、かつて司教座や大司教座が置かれ、中世にモラヴィアのローマ・カトリックの中心地として栄えました。
オロモウツの石工のマイスターであるヴァーツラフ・レンデルが、ペストの終息を祈念・感謝して1715年に他の都市では見られないような最高のペスト記念柱を建てる企画を立案しました。
翌年議会で承認され、1717年にプロジェクトが始動し、レンデルが自身のライフ・ワークとして資金調達から設計・建設までのほとんどを手掛けたそうです。
ただ、レンデルは1733年に死去して、残念ながら完成を見ることはなかったそうです。ですが、彼の遺言で、財産のほとんどは町に寄贈され、この記念柱の制作に費やされたそうです。
そして、ハプスブルク家絶頂期のマリア・テレジア治世の1754年に完成しました。献堂式にはマリア・テレジアと、その夫の神聖ローマ皇帝フランツ1世が出席したそうです。