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8月12日の世界遺産「ヴォルビリスの考古遺跡」

ヴォルビリスは、モロッコの北部にある、モロッコ最大のローマ遺跡です。

かつてベルベル人によってベルベル語で「夾竹桃(きょうちくとう)」という植物を意味するヴォルビリスと名付けられました。

ヴォルビリスは、古代ローマ時代に属州マウレタニア西部の首都として栄えた都市でした。
ローマ帝国の西端地域の中心地で、小麦やオリーブなどを大量生産する農業都市として発展しました。
全盛期には3万人近くの人が住んでいたといわれています。

発掘調査で、広い範囲からローマ時代の都市遺跡が出土しました。
そして、凱旋門、キャピトル神殿、バシリカ、タンジェ門などの公共の建造物や邸宅の一部の修復も行われました。

さらにローマ時代以前、初期キリスト教時代、イスラム時代など異なる時代の遺跡が発見され、それらが、この地の歴史を知る重要な手がかりとなりました。

ヴォルビリスの考古遺跡は、モロッコ最大の古代都市遺跡で、約2000年近く前の巨大な建築物や美しいモザイク画が見られます。
特に古代モザイク画は、現場に残されているものとしては、世界有数の保存状態の良さで貴重なものです。

詳しくは「歴史とか世界遺産とかを語るラジオ」からどうぞ。


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