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水樹奈々が失踪した。/2020年9月29日


水樹奈々が失踪した。

いけない。これでは、とんでもない誤解を生んでしまう。大急ぎでつけ加えておく必要がある。

水樹奈々が失踪した」という設定のラジオ(音声)ドラマがスタートした。

「7デイズ・ミステリィ」である。ミステリィとな

余談ながらミステリ小説の愛好家は、ことのほか「mystery」のカタカナ表記にこだわる傾向にある。僕は””””絶対に”””””「ミステリ」と書く。

ミステリーも、ましてやミステリィなんて認めてるわけがない。

それはまあいい。流派のちがいだ。たぶん、ライターは森博嗣のファンなのであろう(森博嗣作品ではすべての「長音(-)」をカタカナで表現したり、省略したりする。ミステリィ、メーカなど)。

話を戻す。
で、『7デイズ・ミステリィ~水樹奈々失踪事件~』はタイトルのとおり、声優で歌手の水樹奈々が突如として失踪してしまうというストーリーだ。

現在はDAY1とDAY2が公開されている。タイトルと公式のプレリリースなどを見るに、おそらく、DAY7までつづくものと見られる。


【DAY1】

【DAY2】

DAY1は水樹奈々の冠番組「Mの世界」のノーカット(?)版。なお、権利の関係か音楽はカットされている。

ちなみに、「Mの世界」は通常は月曜日21時~の放送である。そのノーカット版が翌日のお昼にDAY2とまとめて公開されたという流れである。

DAY1は一見、ふだんとなんら変わらない放送に見える。しかし、水樹は放送のラストで「radikoでよーーーく聴いてみてください」と強調する。

ほかにも、「Mの世界」でよく実施されていた「テーマに合わせて自身の楽曲を7曲チョイスするコーナー」も、なぜか今回だけは6曲であった。

7」という数字にやや狂信的なまでにこだわる水樹にしては、非常に違和感のある展開だった。なんせ、人生のターニングポイントである結婚ですら7月6日入籍、7月7日公式発表と恐ろしいまでの一貫性を保っているのだ。7お化けである

もちろん水樹に調教されにされて、「7」「七」「奈」を見るだけでびくっとなるよう、見事に餌づけされたオタクたちのことである。速攻で違和感を表明していた。

こええよ、お前ら。もはや、パブロフの7。なお、修学旅行で「」良を訪れただけで水樹奈々オタクは発狂する。

で、それを受けて本日のDAY2では、「Mの世界」スタッフ4名による会議の模様が公開されている。

ここで、以下3点の内容があきらかになった。

・水樹奈々が失踪したこと
・「Mの世界」の放送(DAY1)は失踪した水樹から届いたリモート音声を使って編集されていること
・DAY1の音声に奇妙な点があること

「奇妙な点」とは、主にカットした箇所のノイズのことだが、あるいは前述の「6の謎」など、ほかにもなにか秘密が隠されているかもしれない。

ラジオドラマはここまでを確認したのみで終わったが、おそらく明日以降もつぎつぎと新しい情報が公開されていくことだろう。

また、「Mの世界」公式では以下のように、ファンたちに推理への協力を求めはじめた。


自分でなんとかしろよ。

というツッコミを入れたいところではあるが、このあたりが「謎解き音声コンテンツ」のゆえんだろう。

ツイッターのハッシュタグである「 #水樹奈々失踪事件  」をのぞいてみると、さっそくいくつか興味深い推理や考察が展開されていた。ネタバレを恐れない人は覗いてみるといいかもしれない。

そして僕は一水樹奈々オタクとして、一ミステリ者(もの)として、今回のコンテンツを楽しみたいと思う。

みなさんもぜひ。

(終わり)

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ななし
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