ライトノベル新人賞最終選考落選!/2024年10月25日

 である。

 僕は5月の日記でこんなことを書いた。

3作目の小説の話だ。もうこれは諦めた。そういうことにした。

3月末から5月頭にかけて、秘伝のタレを継ぎ足すイメージでちょこちょこと書き続けていたが、もうタレは腐っていると認めること。腐っているということにしていちど寝かしておくこと。もっと腐るかもしれないが、そうやって仕切り直しをしないと、もうこれは一生完成しないと悟った。そういうことにした。なにより、書くこと自体がずっとゲロ吐いてるみたいにツラい。うげえ。

そういうことにした。/2024年5月24日

 そして7月の記事でこうも書いた。

しかし、記事を公開した直後にあらためて原稿を読み直していると、やはり内容を触りたくなってしまい、なんやかんやガッツリ手を入れることに。最終的には9万字ほどあった原稿は11万字超となり、立派に長編小説1冊ぶんの分量となってしまった。ということで、昨日――6月30日夜に水樹奈々の和歌山ライブに参加した後、帰京する特急&新幹線で泣きながらキーボードを叩き、無事に某ライトノベル新人賞に投稿することができた。

本来であればべつのレーベル用に用意していた&まだまだぜんぜん納得しておらず直したい原稿ではあったが、ここいらで手放ないと一生これを触っている気がしたので、いったんこれで仕舞いとした。

読んだ本・観た映画・書いた小説など(2024年5・6月)

 僕のなかでは非常に苦い思い出のある原稿—―しかしながら、先に進むために血反吐を吐きながら書き上げた原稿が、某ライトノベル新人賞の三次選考を突破していた(最終選考落選)。

 これはほんとうに、マジでもうびっくりした。
 上に書いたような泣き言はなにも、テスト前に「俺、ぜんぜん勉強してないわあ」と言いつつ、優れた結果をおさめるためのイキリではない。ダサいマッチポンプではない。こんなところで粋がったところでしかたがない。意味がない。一般文芸もライトノベルも手に取る一読者として、純粋に不出来であると思ったのだ。

 それが望外の結果をおさめた。賞とってないやん、と思われるかもしれないが、僕のなかでは非常に大きな一歩だ。感覚的にいえば、スーパーマリオの土管でワープしたような気分だ。目の前にクッパ城だ。待ってろ、ピーチ姫。

 うれしい。それはうれしいに決まっているだろ。

 ということはもう、目標は「原稿を仕上げること」や「まずは二次選考突破」などと、日和ったことをのたまっている場合ではない。ぶっちゃけここ2ヵ月は仕事が忙しくて(楽しくて)、執筆どころかプロット作成すらしていなかった。

 それではダメだ。
 やるぞ、やるぞ、やるぞ。
 来年はかならず新人賞を射止めるぞ。
 
 そのために――
 まずは新しいプロットをつくろう。

 ありがとう、水樹奈々(ゲン担ぎ的なニュアンス)。

(終わり)

いいなと思ったら応援しよう!

ななし
サポートは声優雑誌のバックナンバーなど、資料代とさせていただきます。 また、ツイッターにて更新のお知らせもしております。 フォローいただけますと幸いです。 @crystal7letter また、お楽しみいただけた場合は、各種SNSでの拡散もお願いできますと幸甚です。

この記事が参加している募集