日記(2024年 8月25日)
午前7時半起床。晴れ。同居人は不在。シャワーを浴びたついでに排水溝の掃除。その後、外出。日曜のルーティンとして近所の丁寧系バーガーショップに行こうとするが、気分を変えて飯田橋の珈琲館へ。モーニングのホットケーキ2枚とアイスコーヒー。追加でマンデリン。
青崎有吾『体育館の殺人』(創元推理文庫)を少し読み、原稿を進めようとするが、いまいち捗らず。
気分転換にレイモンド・チャンドラー『ロング・グッドバイ』の抜き書きづくり。電子版で読んだときに、いいと思ったフレーズにマーカーを引いており、その内容をメモアプリ代わりに使っているアウトライナーにまとめ直すという作業。あるミステリ作家がデビュー前にこの作業を行っていたと聞いて真似をしている。自分の好きな文章をリスト化できるし、それを打ち直すことで深く味読できるので、ふつうに楽しい。
抜き書きづくりで勢いをつけ、原稿作業へ。今度は捗る。1743文字。ノルマ達成。総計99079文字。10万字程度を目安に初稿をつくっていたので、まもなく完成。
スーパーに立ち寄り帰宅。昼食は豚の塩麴焼き弁当とサラダ、バナナ1本。「水曜日のダウンタウン」の最新回を観る。社内にいる噂好きの人間たちのことを想起する。その後、青崎有吾『体育館の殺人』(創元推理文庫)のつづき。再読完了。読み返してみて、あらためて精緻な設計の犯人当て小説だと感嘆。おもしろかった。ミステリの構成の勉強のために、本作で逆バコ起こし(本文をもとにプロットをつくりなおすこと)を行う予定。
そうこうしているあいだに同居人が帰宅。相談してウーバーイーツでケンタッキーをとる。チキン2ピースにクリスピー1つ。食べながら、新海誠監督の『すずめの戸締まり』を鑑賞。傑作。
かつて村上春樹が「大きな物語」を書こうとしたときに、旧日本軍やカルト宗教をモチーフに取り込んだように、新海誠は国民的トラウマとしての「大震災」に挑んだのだな、と感じた。歪なところのある作品だが、新海さんが”国民作家”への一歩を踏み出したメルクマールとして評価したい。
その後、入浴しながらマルクス・アウレリウス『自省録』を読む。ベッドで腹ばいになり同著のつづき。午前0時前に就寝。